Asset Career

経験と情熱が息づく場所。 金融と不動産の舞台で キャリアが花開く。

1分登録完了 無料転職支援サービスに登録する

    Business details

    事業内容

    外資系金融機関、金融・不動産ファンド、不動産デベロッパー・AM・PM、MAアドバイザー/MA仲介への転職をサポートいたします。

    01 外資系金融機関や投資ファンドへの挑戦を支援

    外資系金融機関や投資ファンドの世界で成功するために必要な知識やスキル、ネットワークを提供し、高度な業界で求められる競争力と専門性を身に付けるサポートをいたします。

    社員が会話している写真

    02 不動産デベロッパー・ファンド・AM・PMへの
    キャリアアップ

    業界経験豊富な専門アドバイザーからの、実践的なスキルトレーニングや最新の市場動向に基づく戦略的アドバイスを通じ、キャリアアップを支援します。

    業界独自の専門知識を持った人材として成長するためのプログラムを提供し、不動産業界での次の一歩を高い視点から見据えるためのサポートを行います。

    不動産に対してのキャリアアップ支援をサポートしている写真

    03 高いインセンティブを目指す
    キャリアパスのサポート

    PEファンドやMA仲介など、高いインセンティブ報酬が期待できる分野でのキャリア構築を支援します。

    高いリターンを追求し、成果に見合った報酬を手にしたい方に最適なサポートを提供します。

    握手をしている写真

    Reason

    Asset Careerが選ばれる理由

    不動産業界の第一線で活躍するアドバイザーが、「活きた声」を基に転職活動を成功へと導きます。

    • 01 不動産・金融経験が豊富なアドバイザー だからこそできる”実現可能なキャリア”の提案

      業界に精通したアドバイザーによる個別のキャリアコンサルティングを通じて、築き上げてきたスキルセットと専門知識を最大限活用できる環境を探し出すことに専念しております。

    • 02 専門家だからわかる稀少で優良な求人

      不動産・金融・M&A業界における強力なコネクションを活かし、一般的なエージェントがアクセスできないような、貴重な求人情報を独自に収集しています。

      稀少性が高いだけでなく、それが今後のキャリア形成上どのようなプラスを生み出すのかも含めてご提案させていただきます。

    • 03 開発・再販・仲介の総合不動産事業を自社で展開

      当社は創業以来、総合不動産事業を展開しており、それらの経験から不動産ファン ドやデベロッパー等で求められているスキルが何かを実務ベースで理解しています。

      その経験を通じて面接対策を行うことも可能です。

    Asset Careerでしか出逢えない求人を取り揃えております。

    • 外資系金融機関
    • 大手日系金融機関
    • 不動産ファンド/投資家/AM/PM
    • 不動産デベロッパー/用地仕入
    • M&Aアドバイザー/M&A仲介
    • ファイナンシャルアドバイザー

    Flow

    ご相談までの流れ

    1. STEP 01

      無料カウンセリング

      以下のフォームよりお申し込みいただいた後、弊社スタッフよりご連絡差し上げます。
      カウンセリングではあなたの経験、スキル、キャリアの目標をお聞きするとともに、不動産、金融、M&Aに関する基礎知識もご説明いたします。

      不動産、金融、M&Aに関する知識の記事へ>>

    2. STEP 02

      案件紹介

      あなたの能力とキャリアの目標にマッチする案件をご紹介します。
      他では見つけることが出来ない、成長性の高い不動産、金融、M&Aファンドを紹介いたします。

    3. STEP 03

      選考対策

      安心してご希望の求人にご参画いただけるように選考の対策を行います。
      面接の成功に向けて、一般的な質問への対策から、業界特有の知識まで、包括的なサポートを行います。

    4. STEP 04

      オファー交渉

      オファーが提示された際には、あなたに代わって最適な条件を交渉します。
      給与、役職、勤務条件など、ご希望に最大限沿えるような交渉のテクニックが弊社にはあります。

    5. STEP 05

      内定後フォロー/入社後フォロー

      内定を受け取った後も、入社するまでの一連の手続きを全てご対応します。
      さらに、入社後も定期的なフォローアップを実施し、理想のキャリアが実現しているかを継続してご支援いたします。

    Consultant

    コンサルタント紹介

    • Exective Consultant

      伊達 あいり

      新卒から看護師として医療現場の最前線で多くの患者さんと向き合い、その方の背景や思いに寄り添いながら最適なケアを提供してきました。 この経験から、”人の人生に深く関わり、前向きな変化を支える”ということにやりがいを感じ、 人材業界へとキャリアチェンジ。
      人材業界で経験を積み、不動産・金融業界に興味を持ちました。 現在はエグゼクティブコンサルタントとして 不動産・金融業界に特化した転職支援を行っています。
      前職で培った人に寄り添う力を活かし、単なるスキルや経歴のマッチングにとどまらず、 求職者一人ひとりの価値観やキャリア観に深く向き合いながら、長期的な目線でキャリアの提案を行うことを心がけています。

    • Exective Consultant

      久保 佑樹

      千葉工業大学 社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科を卒業後、大手家電量販店に入社。在学中はプロジェクトマネジメントの理論と実践を学び、リーダーシップや戦略的思考を学ぶ。入社後は店舗運営、人材育成、売上管理で成果を上げ、マネージャーに昇格しました。
      これまでの経験を活かし、求職者のキャリア形成を支援するため、キャリアアドバイザーへの転職を決意。「お客様第一」の姿勢を大切にしつつ、データ分析を活用した課題発掘力を強みとして、多くの人の転職を支えることを目指しています。

    • Exective Consultant

      中村 和矢

      前職では不動産・建設業界の転職支援をマネージャーとしてCA/RA両側面担当しておりました。
      現在では不動産・金融・建設領域を中心に転職支援をしており、
      特に不動産デベ、AMやPMなどハイクラスのキャリアアップを専門的にサポートしています。
      また、金融・建設業界においてもワークライフバランスの整った働き方や、
      不動産業界へのキャリアチェンジなどを提案しております。

    • Business Producer

      稲荷山 竜

      中央大学法学部卒業後、大手公務員試験予備校に入社。
      公務員志望者向けのキャリアコンサルタントとして、主に大学3・4年生の支援をしつつ、複数の大学・短大キャリアセンターの外部講師も担当。
      その中でよりプロフェッショナルな社会人の皆様の転職サポートに関心を持ったことがきっかけで転職し、現在に至ります。
      主に不動産・金融・建設業界の紹介を得意としています。

    • Business Producer

      関根 大道

      IT営業としてハウスメーカー等にDX・経営支援ソリューション営業に従事。その後人材紹介会社に転職。不動産・建築業界特化チームを立ち上げ・マネジメントを行い、現在はbloom株式会社にて主に不動産・金融のハイクラス転職をサポートしております。

    • 最高執行役社長

      小田村 郷

      慶應義塾大学卒業後、不動産仲介(三井不動産リアルティ)、不動産AM(トーセイアセットアドバイザーズ)を経て現職。様々な規模・アセットタイプを経験、実務は仲介業とAM業、顧客タイプはBtoB、BtoC向けの両側面を経験していることで、幅広い関係者への広範囲かつ的確なアドバイスを実現。
      現在は不動産会社も経営していることから、不動産・金融業界に対する広範囲のキャリアアップ支援を行うことができる

    • Exective Consultant

      伊達 あいり

      新卒から看護師として医療現場の最前線で多くの患者さんと向き合い、その方の背景や思いに寄り添いながら最適なケアを提供してきました。 この経験から、”人の人生に深く関わり、前向きな変化を支える”ということにやりがいを感じ、 人材業界へとキャリアチェンジ。
      人材業界で経験を積み、不動産・金融業界に興味を持ちました。 現在はエグゼクティブコンサルタントとして 不動産・金融業界に特化した転職支援を行っています。
      前職で培った人に寄り添う力を活かし、単なるスキルや経歴のマッチングにとどまらず、 求職者一人ひとりの価値観やキャリア観に深く向き合いながら、長期的な目線でキャリアの提案を行うことを心がけています。

    • Exective Consultant

      久保 佑樹

      千葉工業大学 社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科を卒業後、大手家電量販店に入社。在学中はプロジェクトマネジメントの理論と実践を学び、リーダーシップや戦略的思考を学ぶ。入社後は店舗運営、人材育成、売上管理で成果を上げ、マネージャーに昇格しました。
      これまでの経験を活かし、求職者のキャリア形成を支援するため、キャリアアドバイザーへの転職を決意。「お客様第一」の姿勢を大切にしつつ、データ分析を活用した課題発掘力を強みとして、多くの人の転職を支えることを目指しています。

    • Exective Consultant

      中村 和矢

      前職では不動産・建設業界の転職支援をマネージャーとしてCA/RA両側面担当しておりました。
      現在では不動産・金融・建設領域を中心に転職支援をしており、
      特に不動産デベ、AMやPMなどハイクラスのキャリアアップを専門的にサポートしています。
      また、金融・建設業界においてもワークライフバランスの整った働き方や、
      不動産業界へのキャリアチェンジなどを提案しております。

    • Business Producer

      稲荷山 竜

      中央大学法学部卒業後、大手公務員試験予備校に入社。
      公務員志望者向けのキャリアコンサルタントとして、主に大学3・4年生の支援をしつつ、複数の大学・短大キャリアセンターの外部講師も担当。
      その中でよりプロフェッショナルな社会人の皆様の転職サポートに関心を持ったことがきっかけで転職し、現在に至ります。
      主に不動産・金融・建設業界の紹介を得意としています。

    • Business Producer

      関根 大道

      IT営業としてハウスメーカー等にDX・経営支援ソリューション営業に従事。その後人材紹介会社に転職。不動産・建築業界特化チームを立ち上げ・マネジメントを行い、現在はbloom株式会社にて主に不動産・金融のハイクラス転職をサポートしております。

    • 最高執行役社長

      小田村 郷

      慶應義塾大学卒業後、不動産仲介(三井不動産リアルティ)、不動産AM(トーセイアセットアドバイザーズ)を経て現職。様々な規模・アセットタイプを経験、実務は仲介業とAM業、顧客タイプはBtoB、BtoC向けの両側面を経験していることで、幅広い関係者への広範囲かつ的確なアドバイスを実現。
      現在は不動産会社も経営していることから、不動産・金融業界に対する広範囲のキャリアアップ支援を行うことができる

    Media

    メディア

    イベント・交流会

    イベント・交流会

    2025年を締めくくる「第9回不動産ファンド交流会」開催レポート

    年内最後の交流イベントに業界のプロフェッショナルが集結 2025年12月11日(木)、東京都千代田区神田神保町のシェアオフィスBuD squareにて、「第9回 不動産ファンド交流会」が開催されました。今年スタートした本イベントは、不動産アセットマネジメントやファンド周辺領域に従事する方々を対象とした交流の場として、回を重ねるごとに参加者から高い評価をいただいております。 本イベントには、不動産AMやファンド業界で活躍する多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが参加。普段なかなか交流する機会のない同業者との情報交換を通じて、市場動向の把握や新たなビジネスチャンスの発見につながったとの声が多数寄せられました。 🔗「第8回 不動産ファンド交流会」開催レポート 「同じ業界で働いていても、普段は接点のない方々と率直な意見交換ができる貴重な機会でした。2025年の市場総括や2026年の展望について、リアルな声を聞けたことが大きな収穫です」 「リラックスした雰囲気の中で、業界のキーパーソンと直接お話しできたことで、新しいプロジェクトのヒントを得ることができました」 「ペア参加特典を利用して、部署の後輩を誘って参加しました。若手にとっても業界の人脈を広げる良い機会になったと思います」 イベントのハイライト ネットワーキングタイム 19:00の開会から約2時間にわたり、参加者同士が自由に交流。不動産ファンドの運用実務から市場トレンド、キャリア形成まで、幅広いテーマで活発な意見交換が行われました。 年末ならではの雰囲気 2025年を締めくくる最後の開催ということもあり、一年の振り返りや来年への展望を語り合う参加者の姿が印象的でした。温かい雰囲気の中、新たなビジネスパートナーシップやキャリアの可能性を見出す場となりました。 BuD squareについて 会場となったBuD squareは、bloom株式会社が運営するシェアオフィス・イベントスペースです。神保町駅からアクセスしやすい立地で、不動産業界のプロフェッショナルが集う交流拠点として、定期的に業界イベントを開催しています。 今後の展開 今年スタートした本交流会は、わずか1年で9回の開催を実現し、不動産ファンド業界における貴重なネットワーキングの場として定着してきました。2026年も引き続き、業界で活躍する皆様の人脈形成とビジネス機会創出をサポートする交流イベントを継続していく予定です。 次回のイベントについて 🎍第10回 不動産ファンド新年会 2026 開催のご案内🎍 🌅 新年の幕開けは、業界の仲間と! 2025年を締めくくった第9回交流会に引き続き、2026年のキックオフとして、「1/22(木) 不動産ファンド交流会 -2026新年会-」を開催いたします! 本交流会は、皆様の温かいご支持に支えられ、ついに記念すべき第10回を迎えることとなりました。 心より感謝申し上げます。 新しい年の始まりに、皆様と親睦を深め、活発な情報交換を行う機会として、ぜひご参加いただければ幸いです。スタッフ一同、皆様の素晴らしい新年を共にお祝いできることを楽しみにしております! ■ このような方におすすめです 業界のキーパーソンと新たな人脈を築き、ビジネスチャンスを見つけたい方 普段話せない同業者との会話を通して、2026年の市場動向を把握し、視野を広げたい方 リラックスした雰囲気の中で、新しいビジネスのヒントやパートナーを見つけたい方 📅 開催概要 第10回 不動産ファンド交流会(2026新年会) 日時:2026年1月22日(木) 19:00〜21:00 場所:東京都千代田区神田神保町3-27-7 Takebashi7 5F BuD square 参加費:無料 定員:30名前後(定員を超えた場合は抽選となります) 対象:不動産ファンド領域で働いていらっしゃる方(AM,PM,仲介,レンダー,投資家など) 📝 申し込み方法 ご参加希望の方は、下記リンクよりお申し込みください。 🔗https://liff.line.me/2006263688-KVanajEB?liff_id=2006263688-KVanajEB&group_id=155016

    イベント・交流会

    「第8回 不動産ファンド交流会」開催レポート

    2025年11月28日(金)、シェアオフィスBuD squareにて「第8回 不動産ファンド交流会」を開催いたしました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました! 当日の会場の様子や、盛り上がったトピックなどをレポートします。 開催概要 日時:2025年11月28日(金) 19:00〜21:00 場所:Takebashi7 5F BuD square🔗https://bud-square.com/ 対象:不動産AM(アセットマネジメント)やファンド周辺領域に従事されている方 今回の会場は、神保町の「BuD square」。 リラックスした雰囲気の中、金曜日の夜にふさわしい活気ある交流の場となりました。 当日の様子:業界の「今」が飛び交う2時間 会場には、不動産ファンドのアセットマネージャーをはじめ、アクイジション、リーシング、さらにはPMや関連士業の方々など、不動産金融業界の第一線で活躍される皆様にお集まりいただきました。 「業界の仲間」としてフラットに会話を楽しんでいらっしゃる姿が印象的でした。 話題の中心はやはりマーケット動向 各テーブルで耳に入ってきたのは、やはりリアルな市況感についての話題です。 「最近のキャップレートの推移と今後の予測」 「注目しているアセットタイプやエリアの変化」 「他社の働き方やリモートワーク事情」 ネットニュースやレポートだけでは得られない、現場の肌感覚に基づいた情報交換が行われるのは、この交流会ならではの醍醐味です。 参加者の皆様からは「普段話せない同業者の方と意見交換ができ、視野が広がった」「意外な共通点から新しいビジネスのヒントが見つかった」といった嬉しいお声をいただきました。 「ペア参加無料」キャンペーンで新たな繋がりも 今回は、「どなたかお誘いあわせの上ご参加で無料」となるキャンペーンを実施しました。常連の参加者様が同僚の方や知人の方を連れてきてくださり、新しい顔ぶれが増えたことで、コミュニティの輪がさらに広がりました。 「実は以前から興味があったけれど、一人では参加しづらかった」という方にも、良いきっかけとして活用いただけたようです。   今回も、仕事の話だけでなく、キャリアパスについての相談や、将来の展望について熱く語り合う場面が多く見られました。 業界のキーパーソンと人脈を築くことが、皆様の今後のキャリアにとって大きな財産となれば幸いです。 次回のイベント 【12月11日】第9回不動産ファンド交流会 2025年を締めくくる最後の「第9回 不動産ファンド交流会」 を開催いたします! ■ このような方におすすめです 業界のキーパーソンと新たな人脈を築きたい方 普段話せない同業者との会話を通して、市場を把握し視野を広げたい方 リラックスした雰囲気の中で、ビジネスの新しいヒントを見つけたい方 ■ 開催概要 日時:2025年12月11日(木) 19:00〜21:00 場所:東京都千代田区神田神保町3-27-7 Takebashi7 5F BuD square 参加費:1,000円 ※ どなたかお誘いあわせの上、ご参加いただける場合、 両名の参加費は無料とさせていただきます。なお、その際はどなたをお誘いいただいたかご教示いただけますと幸いです。 定員:30名前後(抽選制) 対象:不動産AMやファンド周辺領域に従事されている方 定員を超えた場合は抽選となりますので、お早めのエントリーをおすすめします。 ※ 抽選となった場合は、前日までにご案内いたします。案内が届かない場合は、ご参加いただけるものとしてお考えください。 今年最後の開催となりますので皆さまのエントリーを心よりお待ちしております✨ ご予約はこちらから🔗 🔗【12月11日】第9回不動産ファンド交流会詳細

    イベント・交流会

    【12月11日】第9回不動産ファンド交流会

    2025年を締めくくる最後の「第9回 不動産ファンド交流会」 を開催いたします! 今年スタートの本イベントですが、皆様からの温かいご参加とご好評に支えられ第9回目の開催を迎えることができ、心からの喜びと感謝を申し上げます。 今年最後に皆様とお会いできることスタッフ一同楽しみにしております! ■ このような方におすすめです 業界のキーパーソンと新たな人脈を築きたい方 普段話せない同業者との会話を通して、市場を把握し視野を広げたい方 リラックスした雰囲気の中で、ビジネスの新しいヒントを見つけたい方 ■ 開催概要 日時:2025年12月11日(木) 19:00〜21:00 場所:東京都千代田区神田神保町3-27-7 Takebashi7 5F BuD square 📍https://maps.app.goo.gl/GVezzf14ngXEHdEi8 参加費:1,000円 ※ どなたかお誘いあわせの上、ご参加いただける場合、 両名の参加費は無料とさせていただきます。なお、その際はどなたをお誘いいただいたかご教示いただけますと幸いです。 定員:30名前後(抽選制) 対象:不動産AMやファンド周辺領域に従事されている方 定員を超えた場合は抽選となりますので、お早めのエントリーをおすすめします。 ※ 抽選となった場合は、前日までにご案内いたします。案内が届かない場合は、ご参加いただけるものとしてお考えください。 今年最後の開催となりますので皆さまのエントリーを心よりお待ちしております✨ ご予約はこちらから🔗 過去の交流会のレポートもご覧ください↓ 🔗不動産業界の新潮流を体感!「BuD square」交流会レポート

    ニュース

    ニュース

    TUNAGUGUに「GenT real-estate」のプレスリリースを掲載

    AI技術を活用し、不動産業界に特化した転職活動を全面的にサポートする新しいWEBアプリケーション「GenT real-estate」を提供開始。   【プレスリリース】不動産業界の転職活動をAIで革新。24時間いつでも相談できる転職サポートサービス「GenT real-estate」提供開始   本サービスは、転職希望者が時間や場所、他人の目を気にすることなく、自身のキャリアについてじっくり考え、最適な一歩を踏み出すための新しい選択肢を提案します。 サービスサイトURL: https://real-estate.gent-career.com/   弊社の「GenT real-estate」のプレスリリースを掲載いただきました。 是非、ご覧ください🔗https://press.portal-th.com/archives/43668

    まだ投稿はありません

    業界研究

    業界研究

    外資系不動産ファンドが今、熱視線を送る人材条件|「ESG」と「コンストラクション・マネジメント」

    サマリー 投資ロジックの構造変化と人材価値の再定義 日本の不動産投資市場は現在、かつてない構造的な転換期を迎えています。2024年の市場は急激な回復を見せ、その勢いは2025年も加速し続けています。JLLの調査によれば、2025年上半期の投資額は3兆円を超え、通年では6兆円という歴史的な取引規模への到達が現実味を帯びてきました。この数字は単なる流動性の回復を示すものではなく、投資家の戦略が「金利差による利回り確保(Core)」から「積極的な価値創出(Value-Add / Opportunistic)」へと質的に進化したことを示唆しています。 円安、低金利環境の継続、そして安定した政治情勢を背景に、海外投資家(外資系不動産ファンド)は日本市場への攻勢を強めています。しかし、彼らが直面しているのは「物件の枯渇」ではなく、「実行部隊の枯渇」なのです。特に、既存物件の環境性能を向上させ(ESG)、物理的な改修を適正コストで完遂する(コンストラクション・マネジメント:CM)能力を持つプロフェッショナルの不足は、キャピタル・デプロイメント(資金投下)の深刻なボトルネックとなりつつあります。 本記事では、外資系不動産ファンドがいま最も熱視線を送る「ESG責任者」と「コンストラクション・マネージャー(CM)」という二つの職種に焦点を当て、その需要の背景にあるマクロ経済的要因、具体的な業務要件、求められる資質、そして高騰する報酬体系について、徹底的な調査と分析を行います。これらの人材需要は一過性のブームではなく、金利上昇局面における新たな資産価値評価基準(Valuation)の確立に伴う、不可逆的な構造変化であることを解説します。 マクロ投資環境の変化と人材需要の相関 1 「待てば上がる」時代の終焉とバリューアド戦略の台頭 人材市場の動向を理解するためには、まず雇い主であるファンドの投資戦略の変化を解像度高く理解する必要があります。アベノミクス以降の長期間にわたる金融緩和局面では、キャップレート(還元利回り)の圧縮によるキャピタルゲインが容易に得られる環境にありました。しかし、2025年現在、都心プライムエリアのキャップレートは歴史的な低水準に張り付いており、これ以上の圧縮余地は限定的です。さらに、日銀の金融政策正常化に伴う金利上昇圧力が、イールドギャップ(借入金利と投資利回りの差)を縮小させています。 この環境下において、外資系ファンドは「完成された安定資産」を購入して保有するだけのCore戦略では、投資家(LP)が求める高いリターン(IRR 15%〜20%など)を達成できなくなっています。その結果、彼らは必然的にバリューアド(Value-Add)戦略へと舵を切らざるを得ないのです。 1.1 バリューアド戦略の実行プロセスと人材 バリューアドとは、築古や管理不全、稼働率低下などの問題を抱える「低パフォーマンス資産」を取得し、物理的・運営的な介入によって収益性を改善(アップサイドを狙う)する戦略です。 物理的介入(Hard Enhancement): 老朽化した空調の更新、エントランスのリノベーション、耐震補強。これには高度なコンストラクション・マネジメント(CM)能力が不可欠となります。 運営的介入(Soft Enhancement): テナント入れ替え、賃料改定、そして環境認証取得によるブランド価値向上。これには戦略的なESGマネジメント能力が不可欠となります。 つまり、現在の市場においてCMとESGは、単なる「バックオフィスの管理業務」ではなく、リターンを生み出すための「フロントオフィスのエンジン」へと昇華されているのです。 2 「グリーン・プレミアム」と「ブラウン・ディスカウント」の二極化 世界的な脱炭素(Net Zero)への潮流は、不動産価値の二極化を加速させています。環境性能の高いビルには高い賃料や売却価格がつく「グリーン・プレミアム」が発生する一方、環境対応が遅れたビルはテナントから忌避され、資産価値が毀損する「ブラウン・ディスカウント」のリスクに晒されています。 JLLのリサーチ部門シニアディレクター谷口学氏が指摘するように、空室率を極端に嫌う上場REITなどが保有するオフィスビルの中には、現在の市況に比して割安な賃料で貸し出されているケースがあります。外資系ファンドはこうした物件を取得し、ESG投資を行って「グリーンビルディング」へと再生させることで、大幅な賃料アップサイドを狙っているのです。このプロセスを主導できるのが、実務経験豊富なESG専門家です。 3 建設コスト高騰と「2024年問題」の衝撃 一方で、バリューアド戦略の最大の障壁となっているのが、建設コストの高騰と工期の長期化です。円安による資材価格の上昇に加え、2024年4月から建設業にも適用された時間外労働の上限規制(いわゆる2024年問題)が、現場の人手不足に拍車をかけています。 従来の「ゼネコンに丸投げ」する方式では、見積もり金額は高止まりし、工期は守られません。ファンド側には、ゼネコンと対等に渡り合い、コストの中身を精査し、VE(Value Engineering:機能を変えずにコストを下げる提案)を主導できる「発注者側のプロ(Owner's Representative)」としてのCMが必要不可欠となっているのです。 🔗『不動産のプロフェッショナル』への次なる扉:急成長する不動産ファンド業界への転職完全ガイド ESGスペシャリスト —— コンプライアンスから「アルファ」の創出へ 1 役割の変遷:IR支援から投資委員会のキーマンへ かつて日本の不動産会社において、ESG(環境・社会・ガバナンス)担当者の役割は、CSRレポートの作成やゴミ拾い活動の企画といった、本業の収益とは距離のあるポジションに置かれることが多くありました。しかし、外資系ファンドにおいては、その位置付けは劇的に異なります。 ブラックロックのような世界最大級の資産運用会社において、ESGは投資プロセスそのものに組み込まれています。投資委員会(Investment Committee)において、対象物件の気候変動リスク(物理的リスク・移行リスク)や、脱炭素に向けたCAPEX(資本的支出)計画が承認されなければ、そもそも物件を取得することができません。ESGマネージャーは、投資判断の「拒否権」に近い権限と、ディールを成立させるための「解決策」を提示する責任を負っているのです。 2 具体的な業務内容と求められるスキルセット 求人市場のデータおよび業界のベストプラクティスに基づき、2025年現在の外資系ファンドにおけるESGマネージャーの業務を詳細に分解します。 2.1 環境認証とデータマネジメント(E:Environment) 最も実務ウェイトが大きいのが、GRESB(グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク)への対応です。GRESBの評価結果は、ファンドが機関投資家から資金を集める際の「成績表」となるため、高スコアの維持・向上は至上命題といえます。 データ収集の泥臭さと高度化: 何百というテナントから電気・ガス・水道の使用量データを収集します。日本ではテナントにデータ開示義務がないため、PM(プロパティ・マネージャー)を通じて粘り強く交渉する必要があります。近年では、スマートメーターの導入や、AIを用いたデータ管理プラットフォーム(例:Arc Skoru等)の運用能力も求められます。 認証取得のプロジェクトマネジメント: LEED、WELL、CASBEE、BELSといった環境認証の取得プロセスを統括します。これには、認証コンサルタント、設計事務所、施工会社を束ねるPM能力が必要となります。 2.2 脱炭素ロードマップの策定(Net Zero Strategy) 「2050年ネットゼロ」等の目標に対し、ポートフォリオ全体でどのようなカーブを描いて排出量を削減するかを策定します。 CRREM(Carbon Risk Real Estate Monitor)分析: 科学的根拠に基づく脱炭素経路(パスウェイ)と、保有物件の排出量予測を比較し、いつその物件が「座礁資産(Stranded Asset)」化するかをシミュレーションします。 再エネ導入戦略: オンサイトPPA(屋根貸し太陽光発電)や、非化石証書の購入スキームを構築し、財務的インパクト(コスト増)を最小限に抑えつつ再エネ比率を高める戦略を立案します。 2.3 ソーシャルとガバナンス(S & G) 人権デューデリジェンス: サプライチェーン(清掃会社、警備会社、建設会社)における外国人労働者の扱いや労働環境に問題がないかを監査します。欧州系ファンド(SFDR規制下にあるファンド)では特に厳格に求められます。 テナント・エンゲージメント: テナントと「グリーンリース契約」を締結し、省エネ改修のメリットを共有するスキームを作ります。これには法務的な知識と、テナント企業の総務部を説得する営業力が求められます。 3 求める人物像とバックグラウンド 「不動産投資」と「環境工学」の両方に精通した人材は、日本市場において極めて希少です。そのため、ファンドは以下のような異業種からの採用も積極的に行っています。 環境コンサルタント出身者: 強み: CASBEE評価の実務や、省エネ計算、補助金申請のプロフェッショナルです。 課題: 投資リターン(ROI)の概念に疎い場合があり、コスト意識の醸成が必要です。 建設会社・設計事務所の設備設計者: 強み: 空調・電気設備のスペックを詳細に理解しており、実効性のある省エネ改修案を出せます。 課題: ビジネス英語力や、経営層へのプレゼンテーション能力です。 事業会社のCSR・サステナビリティ推進担当: 強み: TCFDレポート作成や統合報告書の経験があり、開示実務に強い点です。 課題: 不動産固有の商慣習や法規制への理解です。 「理想の候補者」の要件: 定量分析能力: エネルギーデータをExcelで自在に操り、回帰分析等で異常値を検出できること。 ブリッジ能力: 技術的な環境用語(一次エネルギー消費量、ZEB等)を、投資家向けの財務用語(NOIインパクト、Cap Rate効果)に翻訳して説明できること。 英語力: グローバル本国のサステナビリティ・チームと連携し、最新のグローバル基準(SFDR、EUタクソノミー)を日本基準に落とし込むための折衝能力。 4 報酬水準:需給逼迫によるインフレ 希少価値の高まりにより、ESG人材の報酬は高騰しています。 アソシエイト/アナリスト(実務担当): 年収 800万円 ~ 1,200万円 マネージャー/VP(戦略立案・推進): 年収 1,200万円 ~ 1,600万円 ヘッド・オブ・ESG(部門長クラス): 年収 1,800万円 ~ 2,500万円以上 特に「英語ができる理系(建築・設備バックグラウンド)」のESG担当者はユニコーン的な存在であり、ヘッドハンターによる争奪戦が激化しています。 コンストラクション・マネージャー(CM) —— 混迷する現場の「守護神」 1 外資系ファンドにおけるCMの特殊性 一般的な建設プロジェクトにおけるCM(コンストラクション・マネージャー)は、発注者の代行として品質・コスト・工程を管理する職能を指しますが、外資系ファンドの「インハウスCM」は、より投資家サイドに立った、冷徹なまでの経済合理性の追求が求められます。 彼らのミッションは「良い建物を作ること」ではなく、「投資リターンを最大化するために必要な改修を、最短・最安で実行すること」です。時には「直さない」という判断や、「品質を落としてでもコストを下げる」という、技術者としては葛藤のある決断を、投資ロジックに基づいて下す必要があります。 2 業務の深層:アセットマネジメントとの一体化 求人情報や業界動向から、ファンド内CMの具体的業務を紐解きます。 2.1 テクニカル・デューデリジェンス(TDD)の統括 物件取得前の限られた時間(通常2〜4週間)の中で、その建物の物理的リスクを洗い出します。 エンジニアリング・レポート(ER)の精査: 外部の調査会社が作成したERを読み込み、「緊急修繕が必要な項目」と「先送り可能な項目」を選別します。ERの記載は保守的(高めの見積もり)になりがちであるため、CMの目利きで適正なCAPEX予算に修正する作業は、入札価格(Bid Price)の競争力を高める上で極めて重要です。 遵法性調査: 検査済証のない物件や、違法増築の疑いがある物件に対し、是正コストや行政協議のリスクを定量化します。 2.2 CAPEX(資本的支出)マネジメント 保有期間中(通常3〜5年)の修繕計画(長期修繕計画)を策定・管理します。 バリューアップ工事の企画: エントランスのリノベーションや、スペックアップ(OAフロア化、LED化)工事の企画。デザイナーや設計者の選定から入り、意匠性とコストのバランスをコントロールします。 予実管理: 四半期ごとのレポートで、工事の進捗と予算消化状況を投資家に報告します。 2.3 難易度の高い工事の遂行 居ながら工事(Live Renovation): テナントが入居した状態で、騒音や振動を最小限に抑えながら共用部や空調更新を行います。クレーム対応や夜間工事の調整など、高度な現場調整能力が求められます。 アスベスト・PCB対応: 築古物件に潜む有害物質の除去・封じ込め工事の管理。法的な届出漏れがあればファンドのレピュテーションリスクに直結するため、専門知識が不可欠です。 3 「2024年問題」とコスト・コントロール 建設業界の働き方改革(残業規制)は、ファンドのCMにとって頭の痛い問題です。 工期の延伸: 従来なら突貫工事で間に合わせていたスケジュールが通用しなくなっています。CMは、テナントの入退去スケジュールと工事工程をパズルのように組み合わせ、ダウンタイム(空室期間)を最小化する工程表を描く能力が求められます。 分離発注(CM at Risk): コスト削減のため、ゼネコン一括発注ではなく、解体工事、内装工事、設備工事などを分離して専門業者に直接発注する手法(分離発注)をとるケースが増えています。これにより中間マージンはカットできますが、各業者間の取り合い調整(墨出し、工程調整)をCM自身が行う必要があり、業務負荷と責任は激増します。 4 求める人物像:「バイリンガル技術屋」という希少種 外資系ファンドがCMに求める最も重要な要件の一つが「英語力」です。しかし、日本の建設業界(ゼネコン、サブコン、設計事務所)はドメスティックな環境であり、英語が堪能な技術者は極めて少ないのが現状です。 言語の壁: 現場の職長との会話は日本語(しかも専門用語や現場スラング)で行い、その内容を要約して、なぜ工期が遅れているのかをニューヨークのPMに英語で説明しなければなりません。 文化の壁: 日本の建設現場の「阿吽の呼吸」や「義理人情」の世界観と、外資系ファンドの「契約至上主義」「説明責任(Accountability)」の世界観の翻訳者(Bridge)となる必要があります。 ターゲットとなる人材プール: 大手設計事務所・組織設計事務所(日建設計等)のPM部門出身者: 海外プロジェクト経験者が多く、英語力と技術力のバランスが良いです。 大手ゼネコンの海外事業部出身者: 現場管理能力が高く、コスト感覚に優れます。 外資系PM会社(JLL, CBRE, Cushman & Wakefield等)のPJM出身者: 既にファンドの文化に慣れており、即戦力性が高いといえます。 5 報酬水準:技術職の最高峰へ CMの給与水準は、日本の建設会社やデベロッパーの技術職と比較して、著しく高い水準にあります。 プロジェクト・マネージャー(中堅): 年収 1,000万円 ~ 1,400万円 シニア・コンストラクション・マネージャー: 年収 1,400万円 ~ 1,800万円 ヘッド・オブ・ディベロップメント/テクニカル・ディレクター: 年収 2,000万円以上 特に、一級建築士や建築設備士の資格を持ち、かつ英語でハードな交渉ができる人材には、青天井に近いオファーが出ることもあります。 融合領域 —— 「グリーン・コンストラクション」の時代へ 1 ESGとCMの不可分な関係 現在、外資系ファンドにおける「バリューアップ工事」のほぼ全てが、「ESG対応」の要素を含んでいます。このため、ESG担当者とCM担当者の連携、あるいは両方の知識を持ったハイブリッド人材の需要が高まっています。 シナジーの現場: CMが空調更新のスペックを決める際、ESG担当者が推奨する高効率機種を選定することで、補助金(環境省のASSET事業など)の受給が可能になるか検討します。 解体工事において、CMは廃棄物のリサイクル率(Diversion Rate)を管理し、ESG担当者はそのデータをLEED認証の加点項目として申請します。 2 具体的事例:築古オフィスのフルリノベーション ある外資系ファンドが都心の築35年のオフィスビルを取得したケースを想定してみましょう。 取得前(TDD): CMは耐震補強の要否とアスベスト調査を行い、改修コストを5億円と試算。ESG担当者は、現在のCASBEEランクがB-であることを確認し、Aランクへの格上げポテンシャルを分析します。 企画段階: CMは工期短縮のため、テナント退去区画から順次工事を行うフェーズ計画を立案。ESG担当者は、外壁の断熱改修とLow-Eガラスへの交換による光熱費削減効果(NOI向上)をシミュレーションし、追加予算1億円の承認を投資委員会から取り付けます。 施工段階: CMはゼネコンに対し、低VOC(揮発性有機化合物)塗料の使用や、FSC認証木材の使用を指示(LEED要件)します。 リーシング段階: 「CASBEE Aランク取得予定」「コロナ対策換気システム導入済み」を売りに、周辺相場より15%高い賃料で外資系IT企業を誘致することに成功しました。 このように、ESGとCMが有機的に連携することで初めて、バリューアド戦略は成功するのです。 採用市場の力学とキャリア戦略 1 採用チャネルと「隠れた求人」 外資系ファンドのハイクラス求人(特に年収1,500万円以上)は、一般の転職サイト(リクナビ、doda等)にはほとんど出てきません。その多くは、「リテーナー契約」を結んだ特定のエグゼクティブ・サーチファーム(ヘッドハンター)や、業界特化型のエージェント(Robert Walters, Hays, Apexなど)を通じて非公開で行われます。 ダイレクト・ソーシング: LinkedInなどのSNSを活用し、競合ファンドやPM会社のエース級人材に直接アプローチする手法も一般的です。 リファラル(縁故)採用: 業界は狭く、以前一緒に仕事をした信頼できるPMやエンジニアを引き抜くケースも多くあります。 2 文化的フィット(Cultural Fit)の壁 スキルが完璧でも、面接で不採用になる最大の要因は「カルチャー・フィット」です。 プロアクティブな姿勢: 「指示待ち」は致命的です。自分の職域(Job Description)を超えて、アセットの価値向上のために何ができるかを自ら提案する姿勢が求められます。 スピード感: 日本企業のような稟議スタンプラリーはありません。少人数のチームで即断即決が求められるため、不完全な情報の中でも仮説を持って動ける「アジリティ」が必要とされます。 コンフリクトへの耐性: 投資家、アセットマネージャー、PM、施工会社など、利害の対立するステークホルダーの間に入り、時には激しい議論を通じて合意形成を図るタフさが求められます。 3 キャリアの展望と出口戦略 外資系ファンドでのキャリアは、高収入である反面、ファンドの解散や日本市場からの撤退による雇用リスク(Job Securityのリスク)も伴います。しかし、ESGとCMのスキルセットを確立した人材の市場価値は、不動産業界全体で高止まりし続けると予想されます。 国内デベロッパーへの転身: 近年、三井不動産や三菱地所などの国内大手もグローバル展開とESG経営を加速させており、外資系ファンド出身者を「即戦力幹部候補」として高待遇で迎え入れる事例が増えています。 独立・起業: CMやESGコンサルタントとして独立し、複数のファンドのアドバイザーとして活躍するパスもあります。 結論 —— 「技術武装した投資家」への進化 2025年の日本の不動産投資市場において、外資系ファンドが求めているのは、単なる「技術屋」でも「管理屋」でもありません。それは、技術的知見(ESG/CM)を武器に、投資リターン(IRR)という共通言語でビジネスをドライブできる「技術武装した投資家」です。 「ESG」と「コンストラクション・マネジメント」。一見異なるこの二つの領域は、「持続可能性」と「物理的再生」という車の両輪として、バリューアド戦略の中核を成しています。これらの専門性は、これからの不動産市場において、最もレバレッジの効くキャリア資産となるでしょう。 市場には資金(ドライパウダー)が溢れています。投資機会(古い建物)も無数にあります。足りないのは、それを「宝の山」に変える錬金術を持った人材だけです。この需給ギャップこそが、現在の異常なまでの「熱視線」と報酬高騰の正体であり、この波に乗れるかどうかが、不動産プロフェッショナルとしてのキャリアの分水嶺となるでしょう。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 – お問い合わせ – 参考URL 【2025年上半期】日本不動産投資市場の最新動向 – オフィスが牽引し投資額3兆円超 2025年、日本不動産に世界マネー殺到ーホテル以外も狙う最新投資戦略とは - FPメディア 求人検索 | 株式会社Apex エグゼグティブサーチ 不動産金融/不動産ファンド 給与調査2025 2025 Hays Asia Salary Guide | Hays Japan 未経験者向け 不動産ファンドにおける転職ガイド/プロの視点で様々な軸を解説 - KOTORA JOURNAL 転職・求人情報 ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

    業界研究

    不動産業界(アセットマネジメント)の戦略・運用テーマ|不動産・金融特化型の転職エージェントが解説

    サマリー 2024年から2025年にかけて、不動産アセットマネジメント(AM)業界は大きな変革期を迎えています。従来のオフィスや住宅への投資にとどまらず、物流、ヘルスケア、再生可能エネルギーといった「オペレーション重視型」のアセットへのシフトが鮮明です。また、地方創生をテーマにした投資や、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したクラウドファンディングの台頭など、業界地図は急速に多様化しています。本記事では、特定企業の事例をモデルケースとして抽象化しながら、業界の最前線で求められる戦略や、アセットマネージャーの仕事内容、転職市場で評価されるスキルについて、エージェントの視点から詳しく解説します。 🔗不動産業界のキャリアアップ|金融、PMからAMへ|具体的に必要なスキル アセットマネジメント業界の現在地とトレンド アセットマネジメント(AM)の役割とは 不動産業界におけるアセットマネジメントとは、投資家やオーナーに代わって資産の管理・運用を行い、その価値を最大化する業務を指します。 アセットマネージャーの仕事は、単なる物件管理ではありません。物件の取得(アクイジション)から、運用期間中の収益改善、そして最適なタイミングでの売却(ディスポジション)まで、投資プロジェクト全体の「司令塔」としての役割を担います。 かつては「安く買って高く売る」キャピタルゲイン狙いが主流でしたが、現在は賃料収入(インカムゲイン)を安定させながら、戦略的なリノベーションやテナント構成の最適化によって資産価値を高める高度な運用スキルが必要とされています。 2025年の市場キーワード 現在の業界トレンドは、以下の3つのキーワードに集約されます。 投資対象の多様化: 伝統的なアセットに加え、物流施設、データセンター、高齢者向けヘルスケア施設、さらには再生可能エネルギー発電所など、社会インフラとしての側面を持つ資産への投資が拡大しています。 資金調達の多層化: J-REITや私募ファンドといったプロ向け市場に加え、個人が少額から投資できる不動産クラウドファンディングが急成長しています。 地域活性化と「事業」への投資: 東京一極集中から、地方中核都市への投資分散が進んでいます。単に箱モノを作るだけでなく、地域の物流網や観光資源といった「事業」そのものを支援する投資スタイルが増えています。 こうした環境下、アセットマネージャーには不動産の知識だけでなく、金融、法務、税務、そして経営に関する幅広い知識と視座が求められています。 プレイヤー別に見る戦略・運用テーマ アセットマネジメント会社は、その出自や資本背景によって得意とする戦略が異なります。求人市場でよく見られる主要なプレイヤータイプ別に、最新の運用テーマを解説します。   1. 士業連携・コンサルティング系企業 不動産と法務・税務をワンストップで提供するタイプの企業です。 株式会社やホールディングス体制をとり、グループ内に弁護士法人や税理士法人、不動産鑑定事務所などを抱えているケースが多く見られます。 運用テーマ: 富裕層や資産家をクライアントとし、相続対策や権利関係が複雑な物件の整理、税務メリットを考慮した資産の組み換えなどを行います。 特徴: 単なる売買仲介にとどまらず、資産防衛や事業承継といった深い課題に入り込むため、コンサルティング能力が重視されます。社員の育成においてジョブローテーションを導入し、多角的な視点を持つジェネラリストを育成する企業もあります。   2. 大手総合商社系列のアセットマネジメント会社 総合商社の情報力とネットワークを背景にした、大規模な運用が特徴です。 運用テーマ: 私募リートや私募ファンドを通じて、数千億円規模の資産(AUM)を運用します。オフィス、住宅、商業施設、物流施設などを組み合わせた総合型ポートフォリオを構築し、景気変動に強い安定的な収益を目指します。 特徴: 商社ならではの産業界とのパイプラインを活かし、物流施設や産業インフラへの投資に強みを持ちます。「不動産の本源的価値」を見極める投資哲学を持ち、金融工学に基づいた緻密なリスク管理が求められます。   3. 独立系投資会社・地域特化型ファンド 特定の親会社を持たず、独自の投資基準で機動的な判断を行う企業群です。地方都市に拠点を置く「地域特化型」もここに含まれます。 運用テーマ: 公共投資の縮小に伴う地方の課題解決をテーマにすることが増えています。例えば、地方の冷凍冷蔵倉庫会社をM&A(企業買収)して物流インフラを維持したり、築古ビルをリノベーションしてクリエイターが集まる拠点として再生させたりと、ユニークな戦略が目立ちます。 特徴: 「完成された物件」への投資だけでなく、ポテンシャル(潜在能力)のある資産や事業そのものを取得し、ハンズオン(直接介入)でバリューアップを図る経営手腕が問われます。   4. 大手デベロッパー・ハウスメーカー系列 開発機能を持つグループ会社と連携し、開発から運用までを垂直統合で行うタイプです。 運用テーマ: グループが開発した物流施設や商業施設、賃貸住宅などをファンドに組み入れ、長期安定運用を行います。近年では、グループ内のリアルティマネジメント機能や投資顧問機能を強化し、外部からの資金調達(J-REITなど)を拡大させています。 特徴: 建物管理(プロパティマネジメント)のノウハウが豊富で、テナント対応や建物メンテナンスを通じた資産価値維持に強みがあります。安定した基盤があり、福利厚生が充実している傾向があります。   5. 投資銀行・金融系アセットマネジメント 銀行や証券会社のバックボーンを持ち、高度な金融技術(ファイナンス)を駆使する企業です。 運用テーマ: 企業のバランスシート改善を目的とした不動産のオフバランス化や、事業再生局面におけるスポンサー支援などを行います。通常の融資では対応できない案件に対し、メザニンローン(中二階資金)やエクイティ出資を行うなど、金融と不動産を融合させたソリューションを提供します。 特徴: アセットの物理的な側面だけでなく、財務分析や法務スキームの構築能力が極めて重要になります。   6. 再生可能エネルギー・インフラ系 脱炭素社会の実現に向け、エネルギー分野に特化した新しいプレイヤーです。 運用テーマ: 太陽光発電所や風力発電所の開発・運用を行います。不動産の屋根や遊休地を活用してエネルギーを「つくる」だけでなく、それを需要家に供給する(つかう)スキームまでを一気通貫で手掛ける企業も登場しています。 特徴: 不動産の知見に加え、電力ビジネスや環境規制に関する専門知識が必要となる、成長著しい分野です。   7. 不動産テック・クラウドファンディング系 テクノロジーを活用し、不動産投資の民主化を推進する企業です。 運用テーマ: インターネットを通じて不特定多数の投資家から資金を集めるクラウドファンディングの手法を用い、保育園、ホテル、空き家再生などへの投資を行います。 特徴: 情報の透明性を重視し、Webマーケティングやプラットフォーム開発に力を入れています。少額からの投資を可能にすることで、新たな投資家層を開拓しています。 アセットマネージャーの仕事内容とスキル 異業界からアセットマネジメント業界へ転職を考えている人に向けて、具体的な業務と求められるスキルを整理します。   主な業務内容(フェーズ別) アクイジション(投資実行): マーケットからの情報収集、物件調査(デューデリジェンス)、収支シミュレーション、価格交渉、売買契約、資金調達(ローン組成)など。 期中運用(アセットマネジメント): 運用計画の策定、プロパティマネージャー(PM)の指揮監督、リーシング(テナント誘致)戦略の立案、修繕計画の管理、投資家への定期レポート作成(レポーティング)。 ディスポジション(売却): 出口戦略の策定、売却活動、入札の実施、クロージング業務。   求められるスキルセット 求人の現場では、以下のような能力が重視されます。 計数管理・財務分析能力: DCF法などを用いた投資採算の計算、キャッシュフロー分析、財務諸表の読解力が必須です。Excelスキルは基本となります。 交渉力・調整力: 売主、買主、仲介会社、金融機関、PM会社、テナント、弁護士など、多数の関連当事者と利害を調整し、プロジェクトを推進する力が必要です。 論理的思考力: 「なぜこの物件に投資するのか」「どうすれば価値が上がるのか」を論理的に説明し、投資家や社内決裁者の承認を得るプレゼンテーション能力が求められます。 専門資格と学習意欲: 宅地建物取引士はベースとして必要です。さらに、不動産証券化マスター、不動産鑑定士、ビル経営管理士などの資格があると評価されます。常に市況や法改正を学ぶ姿勢が向いています。 結論:次世代のアセットマネジメントへ 不動産アセットマネジメントの仕事は、単に「建物を右から左へ流す」ブローカー業務ではありません。 キャピタルゲインのみを追求する時代から、物件ごとの特性を見極め、適切なマネジメントによって価値を創出する時代へと完全にシフトしています。 特にこれからは、「不動産×地域貢献」「不動産×環境(GX)」「不動産×テクノロジー(DX)」といった掛け合わせが重要になります。 これからこの業界でキャリアを始める方には、数字に強いことはもちろんですが、「どの」ような戦略で社会にインパクトを与えるかというビジョンを描ける力が期待されています。 多種多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できるフィールドです。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL 不動産業界のアセットマネジメントとは?仕事内容と転職するポイントを解説|タイグロンパートナーズ 不動産AM(アセットマネジメント)とは?仕事内容から事業の始め方まで徹底解説 アセットマネジメント転職で差をつける志望動機の書き方 - KOTORA JOURNAL CREAL、2025年9月のファンド組成について アセットマネジメント事業 ReENE - 東急不動産の再生可能エネルギー事業[リエネ] 不動産アセットソリューション | 事業内容/サービス | 株式会社リサ・パートナーズ 地域パートナーとの協働で、九州をもっと面白く。人と街とビルをつなぐリノベーション ファーストブラザーズ、冷凍倉庫業の菅原冷蔵を買収|M&Aニュース Financial statements|First Brothers Co., Ltd. プライベートリート投資法人 | 丸紅アセットマネジメント株式会社 ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

    業界研究

    不動産アセットマネジメント(AM)業界の激務の変化|現場での声は「長時間労働」ではなく、「案件獲得の難易度上昇」「新しい業務領域(ESG等)の拡大」

    サマリー 本記事では、現在、不動産アセットマネジメント(AM)業界への転職を検討されている求職者の方、および業界の動向に関心を持つ投資家や実務経験者に向けて作成された包括的な分析記事です。かつて不動産業界、特にAM業界には「深夜までの長時間労働」「激務」というイメージが付きまとっていました。しかし、2023年から2025年にかけての市場環境の変化とテクノロジーの導入により、その実態は劇的に変化しています。 現在のAM業界における「忙しさ」の本質は、物理的な労働時間の長さではありません。それは、「案件獲得(ソーシング)の難易度上昇」に伴う高度な投資判断の連続と、「ESG(環境・社会・ガバナンス)対応」という新しい業務領域の拡大による専門性の深化にあります。 市場は活況を呈しており、2025年上半期の国内不動産投資額は3兆円を超え、年間では6兆円規模への到達が期待されています。しかし、この活況は同時に「優良物件の取得競争」を激化させ、アセットマネージャーには従来以上の「目利き力」と「スピード」が求められるようになっています。また、投資家からの要請であるESG対応は、業務フローを複雑化させていますが、同時に新たなキャリアの可能性を広げています。 本記事では、これらの変化を詳細なデータと共に紐解き、これからAM業界を目指す方が抱くべき「期待」と「準備」について、具体的な求人動向や求められるスキルセットを交えて解説します。これは、単なる業界解説ではなく、変化する市場の中で自身の市場価値を最大化するためのキャリアガイドです。 🔗不動産アセットマネジメントは激務か?不動産AM実務経験者が監修する一日・一か月の働き方、リモートワークの実態を公開 アセットマネジメント業界の「今」 1 変わりゆく「激務」の定義 不動産アセットマネジメント(AM)業界への転職を考える際、「激務」という言葉が頭をよぎる方は少なくないでしょう。かつては、膨大な紙資料の整理、非効率な稟議プロセス、そして深夜に及ぶ残業が常態化している会社も存在しました。しかし、現在その風景は大きく変わりつつあります。 多くの企業でテレワークやフレックスタイム制が導入され、物理的な拘束時間は減少傾向にあります。事務職やバックオフィス業務においては、週の半分を在宅勤務とする求人も珍しくありません。では、現場から「忙しい」という声が消えたのかと言えば、そうではありません。声の「質」が変わったのです。 現代のアセットマネージャーが直面しているのは、「終わらない作業」ではなく、「終わりのない思考」です。「どの物件を買うべきか」「どうすればESGスコアを上げられるか」「投資家にどう説明するか」。これらは、マニュアル通りに進めれば終わる仕事ではなく、常に最適解を模索し続けるクリエイティブな業務です。   2 本記事の目的と対象読者 本記事は、金融・不動産業界での経験を持つ方や、異業界からAM業界への転身を目指す方(未経験者含む)を対象としています。 「長時間労働が不安で転職に踏み切れない」「自分に務まる仕事なのか分からない」といった不安を解消し、むしろ今の環境変化が「自分のスキルを活かせるチャンス」であることを理解していただくことを目的としています。 🔗J-REITを中心としたESG投資と環境認証の最前線 ~建物の「見える化」が投資価値を変える時代へ~ 市場環境の分析:なぜ今、「案件獲得」が難しいのか 1 2025年、過熱する不動産投資市場 現場のアセットマネージャーが「忙しい」と口にする最大の理由は、皮肉なことに市場が「好調すぎる」ことにあります。不動産投資市場は、金利動向や地政学リスクへの懸念を跳ねのけ、2024年から2025年にかけて力強い回復を見せています。 JLLの調査によると、2025年上半期の投資額は前年同期比で22%増の3兆1,932億円を記録しました。これは2007年下半期以来の高水準であり、市場に潤沢な資金が流入していることを示しています。   2 「買えない」というプレッシャー 資金があるということは、投資家(ファンドへの出資者)からの「早く良い物件を買って運用してほしい」という期待圧力が強まることを意味します。しかし、優良物件の数は限られています。 競争の激化: 一つの売り物件に対し、数十社のAM会社が入札に参加することも珍しくありません。 価格の高騰: 競争が激しいため、入札価格がつり上がり、投資採算(利回り)を確保するのが難しくなります。 ソーシング(案件発掘)の重要性: 仲介会社から一般に公開される情報(マーケット情報)だけを見ていては、勝つことができません。水面下の情報(オフマーケット情報)を取得するために、アセットマネージャーは日々、関係者とのネットワーク構築や情報交換に奔走しています。 「良い物件情報が入ってこない」「検討したが他社に負けた」。この悔しさと焦燥感が、現代のAM業務におけるストレスの正体であり、同時に「1件の成約(クロージング)」ができた時の爆発的な喜びの源泉でもあります。   3 セクター別のトレンドと戦略 現在、特に競争が激しいのが「オフィス」と「ホテル」です。   3.1 オフィス回帰と「選ばれるビル」 東京都心のAグレードオフィスの空室率は、2025年第2四半期時点で2.4%まで低下しました。企業が「出社回帰」を進める中で、人材獲得に有利な「立地が良く、環境性能が高いオフィス」への需要が急増しています。AM会社は、単にビルを管理するだけでなく、テナントにとって魅力的な付加価値(ラウンジの設置、DX対応など)を提案・実行する能力が求められます。   3.2 インバウンド需要とホテル投資 ホテルセクターは、インバウンド需要の完全回復を背景に、2024年には取引額が1兆円を突破しました。ホテルアセットは、日々の宿泊単価(ADR)や稼働率を細かく管理する必要があり、AM業務の中でも特にオペレーショナルな知識(運営に関する知見)が必要とされます。   新しい業務領域の拡大:ESG対応の最前線 1 「あれば良い」から「なくてはならない」へ かつて、不動産における環境対応は「コストがかかる義務」と捉えられがちでした。しかし、現在は「資産価値を上げるための投資」へとパラダイムシフトが起きています。 欧州系ファンドや大手機関投資家は、投資判断においてESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを最重要視します。GRESB(グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク)などの外部評価を取得していない物件は、投資対象から外されるリスクさえあります。   2 現場の悲鳴と解決策 ESG対応が「激務」の要因とされるのは、その実務があまりにも細かく、膨大だからです。 データ収集の泥沼: 何十、何百という管理物件の電気・ガス・水道の検針票を集め、エクセルに入力する。 テナント交渉: テナント企業に対し、省エネデータの開示や、環境配慮型の運用への協力を依頼する。 レポーティング: 収集したデータを分析し、投資家向けのレポートやGRESB申請書類を作成する。 これらの業務は、従来のAM業務(収支管理や修繕計画)に加えられた「新しいタスク」であり、現場のリソースを圧迫していました。しかし、ここにも変化の兆しがあります。   3 テクノロジーによる業務効率化(Sustainable Starの事例) 業界全体で、この「ESG業務の効率化」に向けた動きが加速しています。その象徴的な事例が、東京ガスが提供するクラウドサービス「サステナブルスター」です。   現在、不動産AM会社を中心に約40社がこのシステムを採用しています。これにより、アセットマネージャーは「データの入力」という単純作業から解放され、「どうすればエネルギー効率を改善できるか」という戦略的な思考に時間を使えるようになっています。 ESG対応は、もはや「面倒な作業」ではなく、テクノロジーを駆使して資産価値を高める「クリエイティブな業務」へと進化しているのです。 働き方改革の実態:データで見る労働環境 1 テレワークの定着とハイブリッドワーク 「不動産業界は古い体質だから、毎日出社が当たり前」。そんなイメージは、AM業界においては過去のものとなりつつあります。 パーソル総合研究所の調査によると、2024年7月時点での正社員のテレワーク実施率は22.6%となり、前年同期比で増加に転じました。特に、情報のデジタル化が進んでいるAM業界では、この平均値を大きく上回る頻度でテレワークが活用されています。 集中業務の日: 投資分析やレポート作成など、一人で集中したい日は在宅勤務。 コミュニケーションの日: 物件視察やチームミーティング、投資家へのプレゼンは出社や外出。 このように、業務内容に応じて働く場所を自由に選べる「ハイブリッドワーク」が、多くのAM会社で標準となりつつあります。   2 事務職・バックオフィスの待遇向上 この傾向は、フロント業務(アセットマネージャー)だけでなく、事務職(アドミニストレーション)の求人にも顕著に表れています。 テンプスタッフの2025年に向けた求人情報を見ると、AM事務の年収相場は370万円〜400万円程度となっており、多くの案件で「土日祝休み」「週1〜2回の在宅勤務」が条件として提示されています。 未経験OKの求人も多く、派遣社員からスタートして、実務経験を積みながら正社員登用を目指すルートも確立されています。これは、業界が慢性的な人手不足にあり、優秀な事務スタッフを確保するために待遇を改善し続けていることの証左です。 キャリアガイド:求められる人材とスキルの変化 1 「根性」から「知性」へ ここまでの分析から、AM業界で求められる人物像が大きく変化していることが分かります。 かつて重宝された「長時間労働に耐えられる体力」や「理不尽な要求に従う従順さ」は、もはや主要な評価軸ではありません。 これからのAM担当者に求められるのは、以下の3つのスキルです。 情報編集力と仮説構築力: 溢れる情報の中から真に価値あるものを選び出し、「なぜこの物件に投資するのか」という論理的なストーリー(投資仮説)を構築する力です。案件獲得が難しい今だからこそ、他社が見落とす価値を見出す力が問われます。 プロジェクトマネジメント力: 社内の運用チーム、社外のPM(プロパティマネジメント)会社、エンジニアリング会社、そして投資家。多くのステークホルダーの間に入り、それぞれの利害を調整しながらプロジェクトを前に進める力です。特に、ESG改修などの新しいプロジェクトでは、多様な専門家を束ねるリーダーシップが必要です。 新しい領域への学習意欲: ESG、ホテル運営、データセンター、DXツール。次々と現れる新しいテーマに対して、「自分には関係ない」と線を引くのではなく、積極的に学び吸収しようとする姿勢です。   2 異業界からの転職可能性 「不動産経験がないと無理」というのは誤解です。むしろ、今のAM業界は多様なバックグラウンドを持つ人材を求めています。 金融機関出身者: 融資業務で培った財務分析能力や、コンプライアンスへの意識は、ファンド管理業務で即戦力となります。 事業会社での企画経験者: 新規事業の立ち上げや、プロジェクト推進の経験は、物件のバリューアップ計画(リノベーションやテナント誘致)の策定に活かせます。 IT・テック業界出身者: 業務効率化ツールの導入や、データの利活用に関する知見は、DXが遅れている不動産業界において非常に高い希少価値を持ちます。   3 エージェント活用のススメ 現在のAM業界の求人は、「総合職」としての募集よりも、「物流施設担当」「ESG推進担当」「計数管理担当」といった、役割(ジョブ)を明確にした採用(ジョブ型雇用)が増えています。 そのため、求人サイトの表面的な情報(年収や勤務地)だけでは、そのポジションで具体的に何が求められ、将来どのようなキャリアパスが描けるのかが見えにくい場合があります。 「自分はどの領域で勝負できるのか」「どの会社が自分の働き方(テレワーク重視など)に合っているのか」。これを見極めるためには、業界特化型の転職エージェントを活用し、各社の「採用の背景」や「社風」といった定性的な情報を得ることが不可欠です。 結論:激動の時代こそ、チャンスである 不動産アセットマネジメント業界は今、大きな転換期にあります。 「案件獲得の難易度上昇」も「ESG業務の拡大」も、一見すると「仕事が大変になった」というネガティブな要素に見えるかもしれません。しかし、これらは裏を返せば、アセットマネージャーという職業の「専門性が高まっている」ことを意味します。 誰でもできる単純作業はAIやシステムに置き換わり、人間にしかできない「判断」「交渉」「創造」の業務に価値が集中しています。だからこそ、この業界で経験を積むことは、将来にわたって市場価値の高い人材であり続けるための強力なキャリアパスとなります。 「激務」の中身は変わりました。それは、長時間拘束されることではなく、プロフェッショナルとして高い成果を求められることへのプレッシャーです。しかし、そのプレッシャーの先には、数十億、数百億という資金を動かし、都市の風景を変え、投資家や社会に貢献するという、他の仕事では味わえないダイナミックな「やりがい」が待っています。 もしあなたが、安定よりも成長を、作業よりも思考を望むのであれば、今の不動産アセットマネジメント業界は、間違いなく挑戦する価値のあるフィールドです。 変化を恐れず、新しい時代のAM業務に飛び込んでみてください。あなたの経験と情熱を求めている企業が、必ずあります。   不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL 不動産 アセットマネジメント 事務の求人一覧 第9回・テレワークに関する調査2024年7月のテレワーク実施率は22.6%、前年同期比で微増 - パーソル総合研究所 【2025年上半期】日本不動産投資市場の最新動向 – オフィスが牽引し投資額3兆円超 ESG業務の負荷軽減、GRESBスコア改善 | 2025年4月号 | 月刊プロパティマネジメント | 経営情報誌一覧 | 綜合ユニコム株式会社 ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

    転職成功事例

    転職成功事例

    総合不動産管理会社への転職成功事例:Oさん(32歳|女性)ケース

    総合不動産管理会社への転職成功事例:Oさん(32歳|女性)ケース 前職:ITサービス、グローバルサポート事業会社 転職後:総合不動産管理会社 Oさん(32歳)女性 【年収の変動】 前職:350万円 転職後:540万円 はじめに:ITから不動産業界へ。異業種転職というチャレンジ Oさんとの出会いは、他社エージェントを利用しながらも「どこに応募しても通過しない」という壁にぶつかっていたタイミングでした。ご自身で宅建士の資格を取得し、本気で不動産業界を志しているにも関わらず、未経験であることを理由に門前払いが続いていたことに、不安と焦りを感じておられました。 私たちは、そんなOさんの思いと不安を丁寧に受け止め、「なぜうまくいかないのか」「どうすれば変わるのか」を一緒に紐解いていきました。 🔗外資系AM会社への転職成功事例:Yさん (29歳/女性)のケース 転職活動期間と応募状況 Oさんの転職活動期間は、約2か月間と比較的短期間でした。 最終的には8社に応募し、総合不動産管理会社からの内定を獲得されました。 初回面談で見えてきた課題と可能性 初回面談では、他社でうまくいかなかった原因を整理するところから始めました。 Oさんが抱えていた最大の不安は、 「未経験でも、本当に不動産業界に転職できるのか?」 というものでした。 その不安を和らげるため、過去に未経験から不動産業界に転職された方々の事例や、実際の企業人事からの評価ポイントを共有しました。実例を通じて「評価される視点」を理解していただいたことで、徐々に自信を取り戻していただけました。 応募企業の選定とOさんの重視ポイント Oさんが重視していたのは「キャリアとしての成長性」でした。 将来、同じ会社で長く働くにしても、別のステージに移るにしても、経験を活かしながらキャリアアップできる道があるのか。その視点をもとに企業を精査し、選考を進めていきました。 不動産業界を選んだ理由と活かせた前職経験 もともとOさんはマンションを中心とした不動産に関心を持っており、「どうせなら、好きなものに関わって働きたい」という想いを持っておられました。今回の転職は、その想いを実現する大きな一歩だったのです。 前職ではシステムの保守運用をご担当されていましたが、不動産業界においても業務のIT化やDX推進が進む中で、IT知見は確実に評価される武器となりました。 面接対策で意識した“評価ポイントの言語化” 今回の転職では、面接対策に特に力を入れました。 すでに書類選考の段階で企業側から一定の関心を持っていただけていたため、事前に人事担当者へ確認を行い、 どの点に関心を持っていただけたのか どのような経験を、どう伝えれば効果的か といったポイントを整理し、それをもとに面接準備を行いました。 3回にわたる模擬面接・想定問答の調整を通じて、Oさんが自身の強みを「言語化」できるようサポートさせていただきました。 転職成功のカギとなったのは「自己理解」と「企業理解」 今回の転職が成功した最大の理由は、企業理解と自己理解を丁寧に重ね合わせたことに尽きます。 Oさんは、転職先企業がどのようなビジネスを展開しているか、その中で自分がどのように貢献できるか、将来的にどのような成長が描けるかを、しっかりと言語化できていました。 「今、自分は何を提供できるのか」 「この企業で、どのような未来を築いていきたいのか」 この2つの視点を持ち、面接官に伝えられたことが、高く評価されたのだと考えています。 未経験から不動産業界へ ― 今後増えるであろう成功事例 近年、不動産業界ではITやDX領域を中心に異業種からの転職者が確実に増えています。Oさんのように、未経験であっても「不動産に関わりたい」という想いを持つ方には、これからますます多くのチャンスが生まれていくでしょう。 最後に ― 不動産業界への転職を目指すあなたへ 未経験だからといって、チャンスがないわけではありません。 大切なのは、自分の過去の経験がどう活かせるのかを一緒に整理することです。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ –

    転職成功事例

    外資系AM会社への転職成功事例:Yさん (29歳/女性)のケース

    前職:不動産AM3年 → 海外で翻訳業務3年 転職後:外資系アセットマネジメント会社 Yさん(29歳/女性) 年収の変動 前職:550万円 転職後:1000万円 転職活動のスケジュールと戦略設計 Yさんの転職活動は、おおよそ半年のスパンでした。海外在住であったことから、帰国前に一度オンライン面談を実施し、スケジュール感や希望条件、キャリアの方向性を擦り合わせ。その3ヶ月後、帰国を目前に再度面談を行い、本格的な転職活動をスタートしました。 通信トラブルや時差の問題などもありましたが、柔軟に対応いただけた企業様のおかげもあり、実質2〜3ヶ月での内定となりました。   初回面談で大切にした「距離感と理解」 初回の面談では、同年代ということもありリラックスした雰囲気の中で雑談を交えながら、現地での生活状況や将来展望をヒアリング。単なるスキルの棚卸しではなく、「どういう働き方をしたいのか」「どんな環境を望んでいるのか」といった価値観に寄り添ったヒアリングを意識しました。   経験がどう評価されたのか?通訳業務とAMスキルの融合 Yさんは、海外大学にて大学学長の秘書や通訳・翻訳業務に従事されていました。日本語・英語の両言語で対外折衝に携わっていたご経験は、外資系AM企業でも即戦力として評価されるポイントでした。 また、不動産AM経験も3年と一定の実務知識を有していたため、「英語力 × AMスキル」の掛け合わせが非常にユニークかつ市場価値の高い人材として評価されました。   応募から内定までの選考プロセス 応募企業は5社。そのうち2社から内定を獲得されました。 Yさんにとって、海外からの応募というイレギュラーな事情もあったため、我々エージェント側では以下の支援を行いました: 候補者ニーズの即時把握と情報提供スピードの強化 企業側への状況共有(海外在住である点、通信環境の制約など) 時間調整やトラブル発生時のフォローアップ 面接対策における英語での想定質問アドバイス   転職の軸は「経験の活かし方」と「柔軟な働き方」 Yさんが特に重視されたのは、これまで培ってきた英語力やAM経験がしっかり活かせるかどうか、そしてワークライフバランスが柔軟な環境であるか、という点でした。 実際、応募された企業の選定もこの2点を基軸に行い、社風や働き方に対する懸念については企業側にも詳細を確認。その内容をYさんと共有することで、不安を払拭できたと感じています。   面接で高く評価された点 面接官から特に高評価だったのは、やはり英語力と不動産AMに関する理解の深さです。他候補者と比較しても、実務に対する視座の高さや、実践的なスキルが抜きん出ていたとのフィードバックをいただきました。   不動産金融特化のキャリア支援とは? bloom株式会社では、不動産金融(ファンド)領域に特化したキャリア支援を行っています。 この分野は不動産業界の中でも「上流」に位置しており、そもそもどんなキャリアパスがあるのか分からないという方も多いのが実情です。 現在の市場価値の診断 キャリア戦略の立案 業界・企業ごとの違いや働き方の実態 年収レンジの相場感 など、個別最適化された情報と戦略をご提供しています。   最後に 不動産業界を一度離れたご経験がある方の中には、戻ることに不安を抱えている方も多いかもしれません。しかし、Yさんのように語学力や業界経験を武器に、「理想の働き方」と「高年収」の両立を実現できるケースは確実に存在します。 「今の自分に価値があるのか分からない」「次のキャリアステップに悩んでいる」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの“知らない強み”を一緒に言語化し、最適な道筋をご提案いたします。   🔗– お問い合わせ –

    転職成功事例

    ファンドコンサルティング型不動産デベロッパーへの転職成功事例:Iさんのケース

    前職:大手製造メーカー 経理職 転職後:ファンドコンサルティング型不動産デベロッパー 経理副部長 Iさん(37歳)男性 年収の変動 前職:1310万円 転職後:1380万円 転職の動機と初回面談の内容 Iさんが転職を決意した理由は、自分の経理職としての経験を活かしつつ、さらなる成長性を求めていたことでした。彼は、大手製造メーカーという安定した企業に勤務していたものの、現状に対して「さらに上の企業を目指すのは難しい」と感じていました。そこで、転職エージェントとの初回面談では、より成長が期待できる業界へチャレンジしたいという意向を伝え、年収アップも重要なポイントであると語りました。 エージェントは、Iさんの希望に対して、経理職というスキルを活かしつつ、建物の「モノづくり」に携われるデベロッパー業界への転職を提案。具体的なビジネスモデルに挑戦し、新しいプロダクトを手掛ける企業でスキルアップできる点が、Iさんにとって魅力的だったようです。この提案により、Iさんは前職と同じ経理職を維持しながらも、新たなキャリアの可能性を広げる選択肢を見出すことができました。   転職活動の詳細と選ばれた企業 Iさんが転職活動を始めたのは、同じ経理職を希望していたものの、企業規模や業界が異なることに対して不安を感じていました。製造業界から不動産業界への転職は一見大きな業界変更に見えますが、Iさんは経理職としての経験を基に、新しい業界でも十分に自分のスキルが通用するという確信を持っていました。転職活動期間は約3ヶ月、ゴールデンウィークを挟んだため若干時間がかかりましたが、最終的にはファンドコンサルティング型不動産デベロッパーで経理副部長というポジションを勝ち取りました。 彼が転職後に最も注目したポイントは、年収とビジネスモデルでした。転職先企業は、初任年収が約1400万円、会社平均の給与は1600万円に達しており、今後の年収の伸びが期待できる点が非常に魅力的でした。また、製造業界に対する不安を感じていたIさんは、時代に合った優位性を持つビジネスモデルを展開している不動産デベロッパー企業の選定において、長期的に働き続けながらキャリアアップができると感じたことが、最終的に転職成功へと繋がりました。   転職活動中の不安とその解消方法 Iさんは、異業界への転職ということで不安を感じていました。特に、不動産業界が今どのような状況にあり、将来的に長く働けるのか、また新しい会社で学べるスキルが将来再度転職する際にどう評価されるかという点が気がかりでした。しかし面談を通し、不動産業界の現状や今後の見通しについて詳細に説明し、安心していただけるよう努めました。業界特有の知識を得ることで、Iさんは自信を深め、転職先での将来に対しても前向きな気持ちを持っていただけました。   面接で評価されたポイント 面接では、Iさんの経理スキルが大きな強みとして評価されました。異業界からの転職であったにもかかわらず、前職での経理職の経験がそのまま役立つことが認められたのです。また、コミュニケーション能力も高く評価されました。Iさんは、話がスムーズかつ端的であり、またウェットな人柄が面接官に良い印象を与えたといいます。このような点が面接を通過するうえで重要な要素となり、転職先企業とのマッチングを成功に導きました。   転職成功の秘訣 Iさんが転職に成功した理由は、まず「自分の成長したい方向」が明確であったことにあります。彼は、目先の年収や「より大手企業へ」という垂直的なキャリアアップだけを追求するのではなく、経理職としてのスペシャリティを維持しながら、新しいプロダクトやファンドビジネスに携わり、成長していくことを重要視しました。こうした明確な成長ビジョンを持つことで、転職活動の際に必要なアクションをしっかりと取ることができました。 転職活動中に心がけるべきこととして、エージェントに自分の希望や将来像をしっかり伝えることが大切です。Iさんもエージェントとの面談で、自分のキャリアの方向性や希望する条件を明確に伝え、その上でエージェントが新たな視点を提供してくれたことが大きな助けとなったと述べています。   不動産業界への転職の可能性 Iさんのように、異業界から不動産業界へ転職するケースは今後も増えると考えられます。「業界が異なる・業種が違う転職」はまだ少ないものの、将来的にはこの流れが加速することが予想されます。特に、収益性や将来性のある業界への転職を通じて、意外と簡単にキャリアアップを実現できる可能性があることが示唆されています。転職活動において重要なのは、単に年収やポジションを追い求めるのではなく、自分が成長できる環境に身を置くことが成功への鍵だと言えるでしょう。   結論 Iさんの転職成功は、単なる業界変更にとどまらず、自身のキャリアの成長とビジョンに基づいた理想的な選択をした結果です。経理職としての専門性を活かしつつ、ファンドビジネスや新しいプロダクトに挑戦することによって、今後も成長し続けることができる環境を手に入れることができました。Iさんの事例は、他の転職希望者にとっても貴重な参考になるかと思います。 不動産アセットマネジメントに特化したbloom株式会社では、これまでのご経験がどのようにAM業務に繋がるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ –

    1分登録完了 無料転職支援サービスに登録する