Asset Career

経験と情熱が息づく場所。 金融と不動産の舞台で キャリアが花開く。

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    Business details

    事業内容

    外資系金融機関、金融・不動産ファンド、不動産デベロッパー・AM・PM、MAアドバイザー/MA仲介への転職をサポートいたします。

    01 外資系金融機関や投資ファンドへの挑戦を支援

    外資系金融機関や投資ファンドの世界で成功するために必要な知識やスキル、ネットワークを提供し、高度な業界で求められる競争力と専門性を身に付けるサポートをいたします。

    社員が会話している写真

    02 不動産デベロッパー・ファンド・AM・PMへの
    キャリアアップ

    業界経験豊富な専門アドバイザーからの、実践的なスキルトレーニングや最新の市場動向に基づく戦略的アドバイスを通じ、キャリアアップを支援します。

    業界独自の専門知識を持った人材として成長するためのプログラムを提供し、不動産業界での次の一歩を高い視点から見据えるためのサポートを行います。

    不動産に対してのキャリアアップ支援をサポートしている写真

    03 高いインセンティブを目指す
    キャリアパスのサポート

    PEファンドやMA仲介など、高いインセンティブ報酬が期待できる分野でのキャリア構築を支援します。

    高いリターンを追求し、成果に見合った報酬を手にしたい方に最適なサポートを提供します。

    握手をしている写真

    Reason

    Asset Careerが選ばれる理由

    不動産業界の第一線で活躍するアドバイザーが、「活きた声」を基に転職活動を成功へと導きます。

    • 01 不動産・金融経験が豊富なアドバイザー だからこそできる”実現可能なキャリア”の提案

      業界に精通したアドバイザーによる個別のキャリアコンサルティングを通じて、築き上げてきたスキルセットと専門知識を最大限活用できる環境を探し出すことに専念しております。

    • 02 専門家だからわかる稀少で優良な求人

      不動産・金融・M&A業界における強力なコネクションを活かし、一般的なエージェントがアクセスできないような、貴重な求人情報を独自に収集しています。

      稀少性が高いだけでなく、それが今後のキャリア形成上どのようなプラスを生み出すのかも含めてご提案させていただきます。

    • 03 開発・再販・仲介の総合不動産事業を自社で展開

      当社は創業以来、総合不動産事業を展開しており、それらの経験から不動産ファン ドやデベロッパー等で求められているスキルが何かを実務ベースで理解しています。

      その経験を通じて面接対策を行うことも可能です。

    Asset Careerでしか出逢えない求人を取り揃えております。

    • 外資系金融機関
    • 大手日系金融機関
    • 不動産ファンド/投資家/AM/PM
    • 不動産デベロッパー/用地仕入
    • M&Aアドバイザー/M&A仲介
    • ファイナンシャルアドバイザー

    Flow

    ご相談までの流れ

    1. STEP 01

      無料カウンセリング

      以下のフォームよりお申し込みいただいた後、弊社スタッフよりご連絡差し上げます。
      カウンセリングではあなたの経験、スキル、キャリアの目標をお聞きするとともに、不動産、金融、M&Aに関する基礎知識もご説明いたします。

      不動産、金融、M&Aに関する知識の記事へ>>

    2. STEP 02

      案件紹介

      あなたの能力とキャリアの目標にマッチする案件をご紹介します。
      他では見つけることが出来ない、成長性の高い不動産、金融、M&Aファンドを紹介いたします。

    3. STEP 03

      選考対策

      安心してご希望の求人にご参画いただけるように選考の対策を行います。
      面接の成功に向けて、一般的な質問への対策から、業界特有の知識まで、包括的なサポートを行います。

    4. STEP 04

      オファー交渉

      オファーが提示された際には、あなたに代わって最適な条件を交渉します。
      給与、役職、勤務条件など、ご希望に最大限沿えるような交渉のテクニックが弊社にはあります。

    5. STEP 05

      内定後フォロー/入社後フォロー

      内定を受け取った後も、入社するまでの一連の手続きを全てご対応します。
      さらに、入社後も定期的なフォローアップを実施し、理想のキャリアが実現しているかを継続してご支援いたします。

    Consultant

    コンサルタント紹介

    • Exective Consultant

      伊達 あいり

      新卒から看護師として医療現場の最前線で多くの患者さんと向き合い、その方の背景や思いに寄り添いながら最適なケアを提供してきました。 この経験から、”人の人生に深く関わり、前向きな変化を支える”ということにやりがいを感じ、 人材業界へとキャリアチェンジ。
      人材業界で経験を積み、不動産・金融業界に興味を持ちました。 現在はエグゼクティブコンサルタントとして 不動産・金融業界に特化した転職支援を行っています。
      前職で培った人に寄り添う力を活かし、単なるスキルや経歴のマッチングにとどまらず、 求職者一人ひとりの価値観やキャリア観に深く向き合いながら、長期的な目線でキャリアの提案を行うことを心がけています。

    • Exective Consultant

      久保 佑樹

      千葉工業大学 社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科を卒業後、大手家電量販店に入社。在学中はプロジェクトマネジメントの理論と実践を学び、リーダーシップや戦略的思考を学ぶ。入社後は店舗運営、人材育成、売上管理で成果を上げ、マネージャーに昇格しました。
      これまでの経験を活かし、求職者のキャリア形成を支援するため、キャリアアドバイザーへの転職を決意。「お客様第一」の姿勢を大切にしつつ、データ分析を活用した課題発掘力を強みとして、多くの人の転職を支えることを目指しています。

    • Exective Consultant

      中村 和矢

      前職では不動産・建設業界の転職支援をマネージャーとしてCA/RA両側面担当しておりました。
      現在では不動産・金融・建設領域を中心に転職支援をしており、
      特に不動産デベ、AMやPMなどハイクラスのキャリアアップを専門的にサポートしています。
      また、金融・建設業界においてもワークライフバランスの整った働き方や、
      不動産業界へのキャリアチェンジなどを提案しております。

    • Business Producer

      稲荷山 竜

      中央大学法学部卒業後、大手公務員試験予備校に入社。
      公務員志望者向けのキャリアコンサルタントとして、主に大学3・4年生の支援をしつつ、複数の大学・短大キャリアセンターの外部講師も担当。
      その中でよりプロフェッショナルな社会人の皆様の転職サポートに関心を持ったことがきっかけで転職し、現在に至ります。
      主に不動産・金融・建設業界の紹介を得意としています。

    • Business Producer

      関根 大道

      IT営業としてハウスメーカー等にDX・経営支援ソリューション営業に従事。その後人材紹介会社に転職。不動産・建築業界特化チームを立ち上げ・マネジメントを行い、現在はbloom株式会社にて主に不動産・金融のハイクラス転職をサポートしております。

    • 最高執行役社長

      小田村 郷

      慶應義塾大学卒業後、不動産仲介(三井不動産リアルティ)、不動産AM(トーセイアセットアドバイザーズ)を経て現職。様々な規模・アセットタイプを経験、実務は仲介業とAM業、顧客タイプはBtoB、BtoC向けの両側面を経験していることで、幅広い関係者への広範囲かつ的確なアドバイスを実現。
      現在は不動産会社も経営していることから、不動産・金融業界に対する広範囲のキャリアアップ支援を行うことができる

    • Exective Consultant

      伊達 あいり

      新卒から看護師として医療現場の最前線で多くの患者さんと向き合い、その方の背景や思いに寄り添いながら最適なケアを提供してきました。 この経験から、”人の人生に深く関わり、前向きな変化を支える”ということにやりがいを感じ、 人材業界へとキャリアチェンジ。
      人材業界で経験を積み、不動産・金融業界に興味を持ちました。 現在はエグゼクティブコンサルタントとして 不動産・金融業界に特化した転職支援を行っています。
      前職で培った人に寄り添う力を活かし、単なるスキルや経歴のマッチングにとどまらず、 求職者一人ひとりの価値観やキャリア観に深く向き合いながら、長期的な目線でキャリアの提案を行うことを心がけています。

    • Exective Consultant

      久保 佑樹

      千葉工業大学 社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科を卒業後、大手家電量販店に入社。在学中はプロジェクトマネジメントの理論と実践を学び、リーダーシップや戦略的思考を学ぶ。入社後は店舗運営、人材育成、売上管理で成果を上げ、マネージャーに昇格しました。
      これまでの経験を活かし、求職者のキャリア形成を支援するため、キャリアアドバイザーへの転職を決意。「お客様第一」の姿勢を大切にしつつ、データ分析を活用した課題発掘力を強みとして、多くの人の転職を支えることを目指しています。

    • Exective Consultant

      中村 和矢

      前職では不動産・建設業界の転職支援をマネージャーとしてCA/RA両側面担当しておりました。
      現在では不動産・金融・建設領域を中心に転職支援をしており、
      特に不動産デベ、AMやPMなどハイクラスのキャリアアップを専門的にサポートしています。
      また、金融・建設業界においてもワークライフバランスの整った働き方や、
      不動産業界へのキャリアチェンジなどを提案しております。

    • Business Producer

      稲荷山 竜

      中央大学法学部卒業後、大手公務員試験予備校に入社。
      公務員志望者向けのキャリアコンサルタントとして、主に大学3・4年生の支援をしつつ、複数の大学・短大キャリアセンターの外部講師も担当。
      その中でよりプロフェッショナルな社会人の皆様の転職サポートに関心を持ったことがきっかけで転職し、現在に至ります。
      主に不動産・金融・建設業界の紹介を得意としています。

    • Business Producer

      関根 大道

      IT営業としてハウスメーカー等にDX・経営支援ソリューション営業に従事。その後人材紹介会社に転職。不動産・建築業界特化チームを立ち上げ・マネジメントを行い、現在はbloom株式会社にて主に不動産・金融のハイクラス転職をサポートしております。

    • 最高執行役社長

      小田村 郷

      慶應義塾大学卒業後、不動産仲介(三井不動産リアルティ)、不動産AM(トーセイアセットアドバイザーズ)を経て現職。様々な規模・アセットタイプを経験、実務は仲介業とAM業、顧客タイプはBtoB、BtoC向けの両側面を経験していることで、幅広い関係者への広範囲かつ的確なアドバイスを実現。
      現在は不動産会社も経営していることから、不動産・金融業界に対する広範囲のキャリアアップ支援を行うことができる

    Media

    メディア

    イベント・交流会

    イベント・交流会

    【12月11日】第9回不動産ファンド交流会

    2025年を締めくくる最後の「第9回 不動産ファンド交流会」 を開催いたします! 今年スタートの本イベントですが、皆様からの温かいご参加とご好評に支えられ第9回目の開催を迎えることができ、心からの喜びと感謝を申し上げます。 今年最後に皆様とお会いできることスタッフ一同楽しみにしております! ■ このような方におすすめです 業界のキーパーソンと新たな人脈を築きたい方 普段話せない同業者との会話を通して、市場を把握し視野を広げたい方 リラックスした雰囲気の中で、ビジネスの新しいヒントを見つけたい方 ■ 開催概要 日時:2025年12月11日(木) 19:00〜21:00 場所:東京都千代田区神田神保町3-27-7 Takebashi7 5F BuD square 📍https://maps.app.goo.gl/GVezzf14ngXEHdEi8 参加費:1,000円 ※ どなたかお誘いあわせの上、ご参加いただける場合、 両名の参加費は無料とさせていただきます。なお、その際はどなたをお誘いいただいたかご教示いただけますと幸いです。 定員:30名前後(抽選制) 対象:不動産AMやファンド周辺領域に従事されている方 定員を超えた場合は抽選となりますので、お早めのエントリーをおすすめします。 ※ 抽選となった場合は、前日までにご案内いたします。案内が届かない場合は、ご参加いただけるものとしてお考えください。 今年最後の開催となりますので皆さまのエントリーを心よりお待ちしております✨ ご予約はこちらから🔗 過去の交流会のレポートもご覧ください↓ 🔗不動産業界の新潮流を体感!「BuD square」交流会レポート

    イベント・交流会

    不動産業界の新潮流を体感!「BuD square」交流会レポート

    2025年10月31日、ハロウィンの夜に開催された不動産従事業者・投資家向け説明・交流会。 東京都千代田区神田神保町のシェアオフィス「BuD square」には、不動産業界のプロフェッショナルたち約30名が集結しました。 業界のつながりを深めるネットワーキング 専門家や業界関係者とのネットワーキングタイムでは、ドリンクと軽食を楽しみながら、リラックスした雰囲気の中で活発な情報交換が行われました。シェアオフィス運営やレジデンス投資についての具体的な質問も飛び交い、同業者同士の交流を通じて、新たなビジネスチャンスや協業の可能性を探る貴重な機会となりました。 ハロウィンムードを盛り上げたBINGO企画 イベントのハイライトは、豪華景品が当たるBINGO企画。ハロウィン当日の開催ということもあり、会場にはかわいらしいハロウィン装飾が施され、「仮装での参加もOK」という自由な雰囲気が、参加者同士の距離をさらに近づけました。   ★次回のイベント ご好評につき 「第8回 不動産ファンド交流会」 を開催いたします! ■ このような方におすすめです 業界のキーパーソンと新たな人脈を築きたい方 普段話せない同業者との会話を通して、市場を把握し視野を広げたい方 リラックスした雰囲気の中で、ビジネスの新しいヒントを見つけたい方   ■ 開催概要 日時:2025年11月28日(金) 19:00〜21:00 場所:東京都千代田区神田神保町3-27-7 Takebashi7 5F BuD square 参加費:1,000円 ※ どなたかお誘いあわせの上、ご参加いただける場合、両名の参加費は無料とさせていただきます。なお、その際はどなたをお誘いいただいたかご教示いただけますと幸いです。 定員:30名前後(抽選制) 対象:不動産AMやファンド周辺領域に従事されている方 定員を超えた場合は抽選となりますので、お早めのエントリーをおすすめします。 ※ 抽選となった場合は、前日までにご案内いたします。案内が届かない場合は、ご参加いただけるものとしてお考えください。 皆さまのエントリーを心よりお待ちしております✨   予約はこちらから🔗 🔗https://liff.line.me/2006263688-KVanajEB?liff_id=2006263688-KVanajEB&group_id=147732

    イベント・交流会

    【イベントレポート】キャリアのヒントが見つかる第7回「不動産ファンド交流会」が開催|CBREとみずほリアルティOneのプレゼンが大好評!

    2025年11月7日(金)、不動産証券化関連ビジネスに携わる方々を対象とした「不動産ファンド交流会」が開催されました。 PE、AM、PM、仲介といった多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが一堂に会し、業界の「今」と「これから」について熱く意見を交わす、貴重な機会となりました。 本レポートでは、交流会の様子と、参加者の皆さまからいただいた率直な声をご紹介します。 業界の垣根を越えた、濃密なネットワーキング 今回の交流会は、普段の業務ではなかなか接点のない職種や企業のプロフェッショナルと「現場の生の声」を交換できる場として企画されました。 参加された方々の多くが、 「普段知らない他社・他職種の様子を知りたい」 「同じ業界のコミュニティを作りたい」 という目的を持ってご参加されており、会場は終始、様々な会話で盛り上がりました。 特に、AM(アセットマネジメント)の方々とお話しする機会を求めて来場されたPMの方も多く、具体的な業務内容やキャリアパスについての情報交換が活発に行われていました。 ●注目を集めた2社のプレゼンテーション 交流会では、みずほリアルティOne様とCBRE様にご協力いただき、それぞれの事業内容や目指すビジョンについてご紹介いただきました 。参加者の方にとって、企業の「内部」を知ることは、より深い企業理解を得る貴重な機会となりました 。 みずほリアルティOne様への関心 みずほ不動産投資顧問株式会社 取締役の田中啓介様にお話しいただきました 。 「担当者の方と直接コミュニケーションをとることができる貴重な機会でした」 「みずほリアルティOne様の説明は非常にわかりやすく、参考になった」 CBRE様への関心 CBRE 人事部 シニアリクルーターの狩野ひろか様にお話しいただきました 。 「事業内容」や「業務内容」に関心を示す声が多く、元々聞きたいと思っていた方もいらっしゃいました。 企業の「人」や「具体的な事業の方向性」といった、リアルな情報が参加者のキャリアに対する関心を高めました 。   エピソード:交流会での様子 みずほ不動産投資顧問株式会社 取締役 田中啓介様と若手AMの参加者がお酒を飲んでいた際のエピソードです 。 田中取締役から「AM1年目なのにあの難しい案件を担当していたんですが、いや、すごいですね」とお声がけいただき 、参加者からは「普段は雲の上みたいな方に、お酒をご一緒しつつねぎらっていただき、嬉しかったです!」とのご意見をいただきました 。 アンケートでは、参加者の方々から以下のようなポジティブなご感想をいただいております。 「知識交流ができた」 「不動産業界の方とコミュニケーションできたのが嬉しかった」 参加者の方々が、求めていた情報や人脈を得られた様子が伺えます。 田中様と弊社 bloom株式会社 最高執行役社長 小田村とお写真を撮らせていただきました。 次回のイベント ご好評につき 「第8回 不動産ファンド交流会」 を開催いたします! ■ このような方におすすめです 業界のキーパーソンと新たな人脈を築きたい方 普段話せない同業者との会話を通して、市場を把握し視野を広げたい方 リラックスした雰囲気の中で、ビジネスの新しいヒントを見つけたい方   ■ 開催概要 日時:2025年11月28日(金) 19:00〜21:00 場所:東京都千代田区神田神保町3-27-7 Takebashi7 5F BuD square 参加費:1,000円 ※ どなたかお誘いあわせの上、ご参加いただける場合、両名の参加費は無料とさせていただきます。なお、その際はどなたをお誘いいただいたかご教示いただけますと幸いです。 定員:30名前後(抽選制) 対象:不動産AMやファンド周辺領域に従事されている方 定員を超えた場合は抽選となりますので、お早めのエントリーをおすすめします。 ※ 抽選となった場合は、前日までにご案内いたします。案内が届かない場合は、ご参加いただけるものとしてお考えください。 皆さまのエントリーを心よりお待ちしております✨   予約はこちらから🔗 🔗https://liff.line.me/2006263688-KVanajEB?liff_id=2006263688-KVanajEB&group_id=147732  

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    業界研究

    業界研究

    不動産アセットマネジメント(AM)業界の激務の変化|現場での声は「長時間労働」ではなく、「案件獲得の難易度上昇」「新しい業務領域(ESG等)の拡大」

    サマリー 本記事では、現在、不動産アセットマネジメント(AM)業界への転職を検討されている求職者の方、および業界の動向に関心を持つ投資家や実務経験者に向けて作成された包括的な分析記事です。かつて不動産業界、特にAM業界には「深夜までの長時間労働」「激務」というイメージが付きまとっていました。しかし、2023年から2025年にかけての市場環境の変化とテクノロジーの導入により、その実態は劇的に変化しています。 現在のAM業界における「忙しさ」の本質は、物理的な労働時間の長さではありません。それは、「案件獲得(ソーシング)の難易度上昇」に伴う高度な投資判断の連続と、「ESG(環境・社会・ガバナンス)対応」という新しい業務領域の拡大による専門性の深化にあります。 市場は活況を呈しており、2025年上半期の国内不動産投資額は3兆円を超え、年間では6兆円規模への到達が期待されています。しかし、この活況は同時に「優良物件の取得競争」を激化させ、アセットマネージャーには従来以上の「目利き力」と「スピード」が求められるようになっています。また、投資家からの要請であるESG対応は、業務フローを複雑化させていますが、同時に新たなキャリアの可能性を広げています。 本記事では、これらの変化を詳細なデータと共に紐解き、これからAM業界を目指す方が抱くべき「期待」と「準備」について、具体的な求人動向や求められるスキルセットを交えて解説します。これは、単なる業界解説ではなく、変化する市場の中で自身の市場価値を最大化するためのキャリアガイドです。 🔗不動産アセットマネジメントは激務か?不動産AM実務経験者が監修する一日・一か月の働き方、リモートワークの実態を公開 アセットマネジメント業界の「今」 1 変わりゆく「激務」の定義 不動産アセットマネジメント(AM)業界への転職を考える際、「激務」という言葉が頭をよぎる方は少なくないでしょう。かつては、膨大な紙資料の整理、非効率な稟議プロセス、そして深夜に及ぶ残業が常態化している会社も存在しました。しかし、現在その風景は大きく変わりつつあります。 多くの企業でテレワークやフレックスタイム制が導入され、物理的な拘束時間は減少傾向にあります。事務職やバックオフィス業務においては、週の半分を在宅勤務とする求人も珍しくありません。では、現場から「忙しい」という声が消えたのかと言えば、そうではありません。声の「質」が変わったのです。 現代のアセットマネージャーが直面しているのは、「終わらない作業」ではなく、「終わりのない思考」です。「どの物件を買うべきか」「どうすればESGスコアを上げられるか」「投資家にどう説明するか」。これらは、マニュアル通りに進めれば終わる仕事ではなく、常に最適解を模索し続けるクリエイティブな業務です。   2 本記事の目的と対象読者 本記事は、金融・不動産業界での経験を持つ方や、異業界からAM業界への転身を目指す方(未経験者含む)を対象としています。 「長時間労働が不安で転職に踏み切れない」「自分に務まる仕事なのか分からない」といった不安を解消し、むしろ今の環境変化が「自分のスキルを活かせるチャンス」であることを理解していただくことを目的としています。 🔗J-REITを中心としたESG投資と環境認証の最前線 ~建物の「見える化」が投資価値を変える時代へ~ 市場環境の分析:なぜ今、「案件獲得」が難しいのか 1 2025年、過熱する不動産投資市場 現場のアセットマネージャーが「忙しい」と口にする最大の理由は、皮肉なことに市場が「好調すぎる」ことにあります。不動産投資市場は、金利動向や地政学リスクへの懸念を跳ねのけ、2024年から2025年にかけて力強い回復を見せています。 JLLの調査によると、2025年上半期の投資額は前年同期比で22%増の3兆1,932億円を記録しました。これは2007年下半期以来の高水準であり、市場に潤沢な資金が流入していることを示しています。   2 「買えない」というプレッシャー 資金があるということは、投資家(ファンドへの出資者)からの「早く良い物件を買って運用してほしい」という期待圧力が強まることを意味します。しかし、優良物件の数は限られています。 競争の激化: 一つの売り物件に対し、数十社のAM会社が入札に参加することも珍しくありません。 価格の高騰: 競争が激しいため、入札価格がつり上がり、投資採算(利回り)を確保するのが難しくなります。 ソーシング(案件発掘)の重要性: 仲介会社から一般に公開される情報(マーケット情報)だけを見ていては、勝つことができません。水面下の情報(オフマーケット情報)を取得するために、アセットマネージャーは日々、関係者とのネットワーク構築や情報交換に奔走しています。 「良い物件情報が入ってこない」「検討したが他社に負けた」。この悔しさと焦燥感が、現代のAM業務におけるストレスの正体であり、同時に「1件の成約(クロージング)」ができた時の爆発的な喜びの源泉でもあります。   3 セクター別のトレンドと戦略 現在、特に競争が激しいのが「オフィス」と「ホテル」です。   3.1 オフィス回帰と「選ばれるビル」 東京都心のAグレードオフィスの空室率は、2025年第2四半期時点で2.4%まで低下しました。企業が「出社回帰」を進める中で、人材獲得に有利な「立地が良く、環境性能が高いオフィス」への需要が急増しています。AM会社は、単にビルを管理するだけでなく、テナントにとって魅力的な付加価値(ラウンジの設置、DX対応など)を提案・実行する能力が求められます。   3.2 インバウンド需要とホテル投資 ホテルセクターは、インバウンド需要の完全回復を背景に、2024年には取引額が1兆円を突破しました。ホテルアセットは、日々の宿泊単価(ADR)や稼働率を細かく管理する必要があり、AM業務の中でも特にオペレーショナルな知識(運営に関する知見)が必要とされます。   新しい業務領域の拡大:ESG対応の最前線 1 「あれば良い」から「なくてはならない」へ かつて、不動産における環境対応は「コストがかかる義務」と捉えられがちでした。しかし、現在は「資産価値を上げるための投資」へとパラダイムシフトが起きています。 欧州系ファンドや大手機関投資家は、投資判断においてESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを最重要視します。GRESB(グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク)などの外部評価を取得していない物件は、投資対象から外されるリスクさえあります。   2 現場の悲鳴と解決策 ESG対応が「激務」の要因とされるのは、その実務があまりにも細かく、膨大だからです。 データ収集の泥沼: 何十、何百という管理物件の電気・ガス・水道の検針票を集め、エクセルに入力する。 テナント交渉: テナント企業に対し、省エネデータの開示や、環境配慮型の運用への協力を依頼する。 レポーティング: 収集したデータを分析し、投資家向けのレポートやGRESB申請書類を作成する。 これらの業務は、従来のAM業務(収支管理や修繕計画)に加えられた「新しいタスク」であり、現場のリソースを圧迫していました。しかし、ここにも変化の兆しがあります。   3 テクノロジーによる業務効率化(Sustainable Starの事例) 業界全体で、この「ESG業務の効率化」に向けた動きが加速しています。その象徴的な事例が、東京ガスが提供するクラウドサービス「サステナブルスター」です。   現在、不動産AM会社を中心に約40社がこのシステムを採用しています。これにより、アセットマネージャーは「データの入力」という単純作業から解放され、「どうすればエネルギー効率を改善できるか」という戦略的な思考に時間を使えるようになっています。 ESG対応は、もはや「面倒な作業」ではなく、テクノロジーを駆使して資産価値を高める「クリエイティブな業務」へと進化しているのです。 働き方改革の実態:データで見る労働環境 1 テレワークの定着とハイブリッドワーク 「不動産業界は古い体質だから、毎日出社が当たり前」。そんなイメージは、AM業界においては過去のものとなりつつあります。 パーソル総合研究所の調査によると、2024年7月時点での正社員のテレワーク実施率は22.6%となり、前年同期比で増加に転じました。特に、情報のデジタル化が進んでいるAM業界では、この平均値を大きく上回る頻度でテレワークが活用されています。 集中業務の日: 投資分析やレポート作成など、一人で集中したい日は在宅勤務。 コミュニケーションの日: 物件視察やチームミーティング、投資家へのプレゼンは出社や外出。 このように、業務内容に応じて働く場所を自由に選べる「ハイブリッドワーク」が、多くのAM会社で標準となりつつあります。   2 事務職・バックオフィスの待遇向上 この傾向は、フロント業務(アセットマネージャー)だけでなく、事務職(アドミニストレーション)の求人にも顕著に表れています。 テンプスタッフの2025年に向けた求人情報を見ると、AM事務の年収相場は370万円〜400万円程度となっており、多くの案件で「土日祝休み」「週1〜2回の在宅勤務」が条件として提示されています。 未経験OKの求人も多く、派遣社員からスタートして、実務経験を積みながら正社員登用を目指すルートも確立されています。これは、業界が慢性的な人手不足にあり、優秀な事務スタッフを確保するために待遇を改善し続けていることの証左です。 キャリアガイド:求められる人材とスキルの変化 1 「根性」から「知性」へ ここまでの分析から、AM業界で求められる人物像が大きく変化していることが分かります。 かつて重宝された「長時間労働に耐えられる体力」や「理不尽な要求に従う従順さ」は、もはや主要な評価軸ではありません。 これからのAM担当者に求められるのは、以下の3つのスキルです。 情報編集力と仮説構築力: 溢れる情報の中から真に価値あるものを選び出し、「なぜこの物件に投資するのか」という論理的なストーリー(投資仮説)を構築する力です。案件獲得が難しい今だからこそ、他社が見落とす価値を見出す力が問われます。 プロジェクトマネジメント力: 社内の運用チーム、社外のPM(プロパティマネジメント)会社、エンジニアリング会社、そして投資家。多くのステークホルダーの間に入り、それぞれの利害を調整しながらプロジェクトを前に進める力です。特に、ESG改修などの新しいプロジェクトでは、多様な専門家を束ねるリーダーシップが必要です。 新しい領域への学習意欲: ESG、ホテル運営、データセンター、DXツール。次々と現れる新しいテーマに対して、「自分には関係ない」と線を引くのではなく、積極的に学び吸収しようとする姿勢です。   2 異業界からの転職可能性 「不動産経験がないと無理」というのは誤解です。むしろ、今のAM業界は多様なバックグラウンドを持つ人材を求めています。 金融機関出身者: 融資業務で培った財務分析能力や、コンプライアンスへの意識は、ファンド管理業務で即戦力となります。 事業会社での企画経験者: 新規事業の立ち上げや、プロジェクト推進の経験は、物件のバリューアップ計画(リノベーションやテナント誘致)の策定に活かせます。 IT・テック業界出身者: 業務効率化ツールの導入や、データの利活用に関する知見は、DXが遅れている不動産業界において非常に高い希少価値を持ちます。   3 エージェント活用のススメ 現在のAM業界の求人は、「総合職」としての募集よりも、「物流施設担当」「ESG推進担当」「計数管理担当」といった、役割(ジョブ)を明確にした採用(ジョブ型雇用)が増えています。 そのため、求人サイトの表面的な情報(年収や勤務地)だけでは、そのポジションで具体的に何が求められ、将来どのようなキャリアパスが描けるのかが見えにくい場合があります。 「自分はどの領域で勝負できるのか」「どの会社が自分の働き方(テレワーク重視など)に合っているのか」。これを見極めるためには、業界特化型の転職エージェントを活用し、各社の「採用の背景」や「社風」といった定性的な情報を得ることが不可欠です。 結論:激動の時代こそ、チャンスである 不動産アセットマネジメント業界は今、大きな転換期にあります。 「案件獲得の難易度上昇」も「ESG業務の拡大」も、一見すると「仕事が大変になった」というネガティブな要素に見えるかもしれません。しかし、これらは裏を返せば、アセットマネージャーという職業の「専門性が高まっている」ことを意味します。 誰でもできる単純作業はAIやシステムに置き換わり、人間にしかできない「判断」「交渉」「創造」の業務に価値が集中しています。だからこそ、この業界で経験を積むことは、将来にわたって市場価値の高い人材であり続けるための強力なキャリアパスとなります。 「激務」の中身は変わりました。それは、長時間拘束されることではなく、プロフェッショナルとして高い成果を求められることへのプレッシャーです。しかし、そのプレッシャーの先には、数十億、数百億という資金を動かし、都市の風景を変え、投資家や社会に貢献するという、他の仕事では味わえないダイナミックな「やりがい」が待っています。 もしあなたが、安定よりも成長を、作業よりも思考を望むのであれば、今の不動産アセットマネジメント業界は、間違いなく挑戦する価値のあるフィールドです。 変化を恐れず、新しい時代のAM業務に飛び込んでみてください。あなたの経験と情熱を求めている企業が、必ずあります。   不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL 不動産 アセットマネジメント 事務の求人一覧 第9回・テレワークに関する調査2024年7月のテレワーク実施率は22.6%、前年同期比で微増 - パーソル総合研究所 【2025年上半期】日本不動産投資市場の最新動向 – オフィスが牽引し投資額3兆円超 ESG業務の負荷軽減、GRESBスコア改善 | 2025年4月号 | 月刊プロパティマネジメント | 経営情報誌一覧 | 綜合ユニコム株式会社 ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

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    不動産業界の大手デベロッパーのDX推進|IT重説やスマートビルディング、スマートホームなどトレンドワードを解説

    サマリー 本記事では、急速に進化する不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)について、転職を検討されている方に向けて分かりやすく解説します。大手デベロッパー各社(三井不動産、三菱地所、東急不動産など)が取り組む最新のDX事例や、「IT重説」「スマートホーム」といったトレンドワードを深掘りします。これらの変化が営業職や管理部門の業務にどのような影響を与えているのか、また未経験からキャリアアップを目指す求職者に求められるスキルや資格についても触れています。業界の未来を理解し、ご自身のキャリアプランにお役立てください。 不動産業界で加速するデジタル化の波 変わりゆく業界の景色と「2024年問題」 長らく「対面・紙・ハンコ」の文化が根付いていた不動産業界ですが、今、かつてないスピードで変化の時を迎えています。その背景には、少子高齢化による労働力不足や、建設・物流業界への時間外労働規制適用(いわゆる「2024年問題」)があります。これらは、従来の働き方を見直す大きなきっかけとなりました。 現在、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を経営の最重要課題として掲げています。ある調査では、不動産テック企業のアンケートにおいて「DXを推進すべき」と回答した企業の割合が99.0%に達したというデータもあります。これは、業界全体が「デジタル化なしに未来はない」と考えていることの現れと言えるでしょう。   「守り」から「攻め」へ変わるDXの目的 これまでのDXといえば、コスト削減や事務作業の効率化といった「守り」の側面が強いものでした。しかし現在は、顧客満足度の向上や、新しいサービスの創出といった「攻め」の姿勢へと目的がシフトしています。 例えば、営業職の方が事務作業に追われる時間を減らし、その分をお客様への提案やサポートに充てることで、成約率や顧客満足度を高めようとしています。転職を考える皆様にとっても、デジタルツールを活用して効率的に働ける環境は、残業時間の削減やワークライフバランスの向上につながる魅力的なポイントではないでしょうか。 🔗不動産ファンド業界におけるDXと転職市場を乗り越えるためには 大手デベロッパーのDX戦略:各社の特色と取り組み 大手デベロッパーは、それぞれの強みを活かしたユニークなDX戦略を展開しています。ここでは主要5社の取り組みをご紹介します。   1. 三井不動産:街全体を実験場にする「産業創造」 三井不動産は、スタートアップ企業や大学と連携し、街全体を使って新しいサービスを生み出すことに注力しています。 千葉県の「柏の葉スマートシティ」では、街の人流データを活用して商業施設への来店を促す実証実験などが行われています。また、物流施設においては、トラックの予約システムを導入してドライバーの待機時間を削減するなど、社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。単に建物を建てるだけでなく、そこに関わる人々の「時間」や「体験」を豊かにしようという姿勢が見て取れます。   2. 三菱地所:丸の内を舞台にした「デジタルツイン」とロボット 三菱地所は、東京・丸の内エリアにおいて、デジタル空間に街を再現する「デジタルツイン」技術や、ロボットの活用を進めています。 警備や清掃、配送を行うロボットを導入することで、人手不足を解消すると同時に、人間はより付加価値の高い「おもてなし」業務に集中できる環境を作ろうとしています。また、就業者の健康データを活用したアプリの提供など、オフィスワーカーの健康を守る取り組みも進めており、「働く場所」としての価値を高めています。   3. 東急不動産ホールディングス:デジタル人材の育成に注力 東急不動産ホールディングスは、「人」への投資を非常に重視しています。2025年度末までにDX推進人材を6,000人育成するという目標を掲げ、全社的なデジタルスキルの底上げを図っています。 これは、一部の専門部署だけでなく、営業や管理の現場にいる社員一人ひとりがデジタルを活用できるようになることを目指すものです。未経験から入社される方にとっても、研修制度が充実している環境は大きな安心材料になるはずです。   4. 野村不動産:住まいの体験を変える「テック・レジデンス」 野村不動産は、住宅ブランド「PROUD」などを通じて、居住者の生活を快適にする技術導入に積極的です。 特に注目されているのが「顔認証システム」の導入です。エントランスから自宅の玄関まで、鍵を取り出すことなく「顔パス」で通過できるマンションを展開しています。買い物帰りで両手がふさがっている時などの利便性はもちろん、鍵を紛失するリスクもなくなるため、高いセキュリティと快適性を両立させています。また、生成AIを活用した接客支援システムの導入も進めており、顧客対応の質を高めています。   5. 住友不動産:現場目線の徹底した「実利」追求 住友不動産のDXは、華やかさよりも「現場の業務がいかに楽になるか」という実利を徹底して追求しているのが特徴です。 内見予約や入居申し込み、電子契約といった、現場で最も手間のかかる業務のデジタル化に注力しており、実際にシステムを利用する社員からの満足度も高いと言われています。リフォーム事業の「新築そっくりさん」でも、タブレットを活用して施工管理を効率化するなど、質実剛健な社風がDX戦略にも表れています。 転職に役立つ!知っておきたいトレンドワード 面接や企業選びの際に役立つ、不動産DXのキーワードを解説します。 IT重説(ITを活用した重要事項説明) これまで、賃貸や売買の契約時には、宅地建物取引士が対面で重要事項説明を行う必要がありました。しかし、法改正によりオンラインでの実施(IT重説)が可能になりました。 これにより、お客様は店舗に足を運ぶ必要がなくなり、遠方への転勤や進学の際も自宅から契約手続きができるようになりました。働く側にとっても、移動時間が削減できたり、在宅ワークでの対応が可能になったりと、柔軟な働き方が実現しやすくなっています。   スマートホームと生体認証 「スマートホーム」とは、家電や住宅設備をインターネットにつなぎ、スマホや音声で操作できる住まいのことです。最近では、前述の顔認証キー(生体認証)や、外出先からエアコンやお風呂を操作できる機能が標準装備される物件も増えています。 賃貸仲介の現場では、これらの設備が「物件の売り」になるため、最新のデバイスに関する知識を持っていると、お客様への提案力がぐっと高まります。   生成AI(ChatGPTなど)の活用 不動産業界でも、生成AIの活用が急速に進んでいます。例えば、ポータルサイトに掲載する物件紹介文の作成や、お客様からの問い合わせメールのドラフト作成などに利用されています。 これまで30分かかっていた文章作成が数分で終わることもあり、その分、お客様と向き合う時間や、自分のキャリアアップのための勉強時間に充てることができるようになっています。 転職市場への影響と求められる人物像 DXの進展により、不動産業界が求める人物像も変化してきました。 営業職の変化:「足で稼ぐ」から「データを活用する」へ かつての不動産営業は、体力と根性が重視される側面がありました。しかし今は、データを活用して効率的に成果を出せる人が評価されるようになっています。 例えば、顧客管理システム(CRM)を使って「このお客様は今、どんな物件に興味があるか」を分析し、適切なタイミングで連絡を入れるといったアプローチです。また、オンライン商談ツール(Zoomなど)を使いこなし、画面越しでも信頼関係を築けるコミュニケーション能力も重要視されています。   求められるスキルと資格 未経験から不動産業界を目指す方にとって、宅地建物取引士の資格は依然として強力な武器ですが、それに加えて「ITパスポート」などの基礎的なIT資格を持っていると、DXに前向きな人材として高く評価される傾向にあります。 また、InstagramなどのSNSを活用した集客も一般的になっているため、SNSの運用経験や、写真・動画の編集スキルも立派なアピールポイントになります。   異業種からの転職が歓迎される理由 「DX推進」といっても、不動産業界の中だけで完結する話ではありません。IT業界でのエンジニア経験や、他業界でのデジタルマーケティング経験を持つ方の採用ニーズは非常に高まっています。 「不動産の知識はないけれど、ツールの導入や業務フローの改善なら経験がある」という方は、そのスキルを活かして「DX推進担当」や「営業企画」といったポジションで活躍できるチャンスが広がっています。 最後に 不動産業界は今、デジタルの力で大きく生まれ変わろうとしています。それは単なる「効率化」だけでなく、私たちの住まい方や働き方をより良くするための変革です。 これから転職を考える皆様には、ぜひ「どの企業が、どんなビジョンを持ってDXに取り組んでいるか」という視点を持って企業研究をしていただきたいと思います。 変化を恐れず、新しいツールや技術を楽しみながら取り入れていける方であれば、きっとこの業界で充実したキャリアを築くことができるはずです。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL 【不動産業界のDX推進状況調査 2024】不動産テック企業7社・不動産メディア共同企画 | ニュース NEWS柏の葉スマートシティで未来を変える事業を創る!三井不動産×柏市のスタートアップ成長支援プログラム 「KOIL STARTUP PROGRAM 2024」募集開始 DX 白書 2024 デジタルマーケティング担当(DX推進部) | 三菱地所株式会社 三菱地所が提案する、スマートライフの新しいカタチ 総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」を開発 まちづくり DX サービス「Machi-wai」 「Shibuya Sakura Stage」など東急不動産の運営施設で導入 中期経営計画|経営方針|投資家情報|東急不動産ホールディングス株式会社 DXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD」が野村不動産の「プラウドフラット清澄通り」に初導入 | ミガロホールディングス株式会社のプレスリリース LIFULL、野村不動産ソリューションズと不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結 【不動産業界のDX推進状況調査 2025】不動産テック企業7社・不動産メディア共同企画98.6%がDXを推進すべきと回答、75%以上の企業がDXによる効果を実感 | 株式会社スペースリーのプレスリリース Facilo(ファシロ) 大手町・丸の内・有楽町地区スマートシティ推進事業 ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

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    不動産・金融特化転職エージェントが解説!不動産ファンドとは何か?不動産ファンドの基本概念とスキーム|今後の展望

    サマリー 本記事では、不動産金融業界への転職を目指す方に向けて、不動産ファンドの仕組みや業務内容をわかりやすく解説します。2025年現在、金利のある世界への移行やESG対応など、市場は大きな転換期を迎えています。GK-TKやTMKといった専門用語(スキーム)の理解から、アセットマネージャー等の具体的な職種、そして業界が求める人材像まで、転職支援の実績豊富な当社ならではの視点で情報を整理しました。 はじめに:成熟する不動産証券化市場とキャリアの可能性 日本の不動産投資市場は、バブル崩壊後の不良債権処理をきっかけに大きく変化しました。かつての「土地神話」に頼った投機的な取引ではなく、収益還元法に基づく論理的な投資市場へと進化を遂げています。特に2000年代初頭のJ-REIT(不動産投資信託)市場の創設以降、不動産を金融商品として扱う「証券化」の仕組みが定着し、現在では数十兆円規模の巨大市場となっています。 当社は不動産・金融領域に特化した転職エージェントとして、数多くのプロフェッショナルのキャリア支援を行ってきました。本記事では、投資家と不動産をつなぐ「不動産ファンド」がいかにして利益を生み出しているのか、その裏側にあるスキームや、2025年の最新トレンドについて解説します。業界トップを目指す方にとって、有益な情報となれば幸いです。 🔗不動産アセットマネジメントの採用ニーズ|活況な市場と投資の多様化。日本の不動産投資市場2025年上半期に投資額3兆円超「初の年間取引額6兆円への期待」 - 不動産ファンドの基本概念と証券化の仕組み 1 不動産ファンドとは何か 広義の「不動産ファンド」とは、多数の投資家から出資を募り、その資金で不動産を取得・運用し、得られた賃料収入や売却益を投資家に分配する事業の総称です。 実物の不動産は高額で流動性が低いという特徴がありますが、これを小口化して「金融商品(有価証券等)」に変えることで、多くの投資家が参加できるようになります。これを「不動産証券化」と呼びます。   2 重要なキーワード:SPCと倒産隔離 不動産証券化において最も重要なのが、**SPC(Special Purpose Company:特別目的会社)**の存在です。 通常、不動産ファンドでは、運用会社が直接不動産を保有するのではなく、資産保有専用のペーパーカンパニーであるSPCを設立します。これには「倒産隔離」という重要な目的があります。 倒産隔離(Bankruptcy Remoteness): 元の所有者(オリジネーター)や運用会社が万が一倒産しても、その影響がSPCに及ばないように法的に切り離す仕組みです。これにより、投資家や金融機関は、運用会社の経営リスクではなく、「不動産そのものの価値」だけを見て投資や融資を行うことが可能になります。   3 レバレッジ効果とノンリコースローン 不動産ファンドが高い収益(利回り)を上げられる理由の一つに「レバレッジ効果」があります。これは、投資家からの出資金(エクイティ)に加え、金融機関からの借入金(デット)を利用して投資総額を増やす手法です。 この際の融資は、一般的な企業融資とは異なり、**ノンリコースローン(非遡及型融資)**が利用されます。 特徴: 返済の原資は、あくまでSPCが保有する物件から生じるキャッシュフローや売却代金に限定されます。もし返済が滞っても、金融機関はSPCの背後にいるスポンサー企業等に返済を迫ることはできません。 審査のポイント: そのため、金融機関はLTV(借入金比率)やDSCR(元利金返済カバー率)といった指標を用い、物件の収益力を厳密に審査します。 業界標準!主要な不動産ファンドスキーム 日本の実務では、主に以下の3つのスキームが利用されています。それぞれの法的性質や税務メリットを理解することは、業務を行う上で必須です。 1 J-REIT(不動産投資信託) 誰もが知る代表的なスキームで、証券取引所に上場されているため一般の投資家でも売買が可能です。 概要: 「投資信託及び投資法人に関する法律」に基づく投資法人が主体となります。 特徴: 利益の90%超を配当する等の要件を満たすことで、法人税が実質的に免除される(導管性)メリットがあります。透明性と流動性が非常に高いのが特徴です。 2 GK-TKスキーム(合同会社+匿名組合) 私募ファンド(プライベートファンド)で最も一般的に利用されるスキームです。「GK-TK」という言葉は業界で頻出します。 GK(Godo Kaisha): 資産を保有する器として「合同会社」を設立します。 TK(Tokumei Kumiai): 投資家はGKと「匿名組合契約」を結び、出資を行います。 メリット: 設立コストが安く、手続きが簡便です。TK契約により、パススルー課税(二重課税の回避)と同様の効果が得られ、投資家の匿名性も保たれます。 3 TMKスキーム(特定目的会社) 「資産の流動化に関する法律」に基づくスキームです。 TMK(Tokutei Mokuteki Kaisha): 資産流動化計画を金融庁(財務局)に届け出て設立される「特定目的会社」を利用します。 特徴: 規制は厳しいものの、現物不動産を取得する際の登録免許税や不動産取得税が軽減されるという大きなメリットがあります。そのため、大規模なオフィスビルや商業施設の証券化でよく利用されます。 ※これらのスキームは、それぞれの関係者(投資家、AM会社、レンダー、信託銀行など)の関係を図に描いて整理すると理解が早まります。面接対策等でも、頭の中で図をイメージできるようにしておきましょう。  投資戦略とアセットクラス アセットマネージャー(AM)は、市場環境に合わせて適切な戦略を立案します。 1 リスク・リターンによる分類 コア(Core): 都心の一等地のオフィスビルなど、安定した賃料収入(インカムゲイン)を狙う戦略。低リスク・低リターンです。 バリューアッド(Value-Add): リノベーションやテナントの入れ替えを行い、物件の価値を高めてから売却する戦略。中リスク・中リターンです。 オポチュニスティック(Opportunistic): 開発案件や権利関係の複雑な物件など、高いリスクを取って大きな売却益(キャピタルゲイン)を狙う戦略。高リスク・高リターンです。   2 2025年の注目アセットとトレンド 2025年の市場では、従来のアセット(オフィス、住宅)に加え、以下の分野への取り組みが加速しています。 データセンター: AIやクラウド需要の爆発的増加により、投資対象として「Top」の注目度を誇ります。 物流施設: 「2024年問題」を経た物流網の再編に伴い、高機能な次世代型倉庫へのニーズが高まっています。 ホテル: インバウンド需要の完全回復を受け、ラグジュアリーホテルや宿泊特化型ホテルへの投資が活発です。 転職エージェントが教える!具体的な業務内容と職種 不動産ファンド業界には、専門性の高い職種が多数存在します。 1 アクイジション(投資・取得) ファンドの入口となる業務です。ソーシング(物件情報の収集)から、アンダーライティング(収支予測)、価格交渉、契約決済までを担当します。 求められるスキル: 不動産価格の目利き力、財務モデリング作成能力、そしてタフな交渉力が必要です。実績がダイレクトに評価される花形職種です。   2 アセットマネジメント(期中運用) 取得した物件の価値を最大化する司令塔です。PM(プロパティマネジメント)会社の指揮、修繕計画の策定、リーシング戦略の実行、投資家へのレポーティングを行います。 求められるスキル: 建築・設備の知識や、多数の関係者をまとめるプロジェクト管理能力が重要です。最近では、テナントの満足度を高めつつ賃料を上げる提案力が求められます。   3 ストラクチャリング・ファイナンス 最適なスキーム(GK-TKやTMK等)を構築し、金融機関からの融資(デット)を調達する業務です。 求められるスキル: 金融法務や税務の高度な知識が必要です。銀行や証券会社出身者が多く活躍しています。 今後の展望:2025年以降の市場環境 1 「金利ある世界」への対応 長らく続いた低金利時代が終わり、金利上昇局面に入っています。これにより、借入コストが増加し、イールドギャップ(投資利回りと借入金利の差)が縮小する傾向にあります。 これからのアセットマネージャーには、単に市場の波に乗るだけでなく、賃料増額(賃上げ)交渉やコスト削減を通じて、NOI(純収益)をしっかりと向上させる「真の運用力」が問われるようになります。   2 ESGとサステナビリティ 環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)への配慮は、もはやオプションではなく必須要件です。環境性能の高い物件(グリーンビルディング)は、テナント誘致や売却価格で有利になる一方、対応が遅れた物件は市場から淘汰されるリスクがあります。既存物件の環境性能を改善する「レトロフィット」の取り組みも急増しています。 終わりに 不動産ファンド業界は、高収入が期待できる一方で、求められる専門知識や実務経験のハードルも高い世界です。しかし、適切な準備と戦略があれば、異業界からの転職も十分に可能です。 「未経験からアクイジション担当になれる?」 「自分のキャリアで通用するアセットマネジメント会社はどこ?」 「最新の求人動向や年収相場を知りたい」 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL 不動産証券化とは? 事業スキーム | 事業紹介 | 三井不動産投資顧問 SPC(特別目的会社)とは?メリットは「倒産隔離」 | 不動産投資クラウドファンディング CREAL(クリアル) 不動産STにおける市場規模は堅調に拡大、2025年度は拡大がさらに加速する可能性も TMK/特定目的会社スキームの仕組みを解説。特定出資と優先出資の違いは? クイックに理解する「GK-TKスキーム」 ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

    転職成功事例

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    総合不動産管理会社への転職成功事例:Oさん(32歳|女性)ケース

    総合不動産管理会社への転職成功事例:Oさん(32歳|女性)ケース 前職:ITサービス、グローバルサポート事業会社 転職後:総合不動産管理会社 Oさん(32歳)女性 【年収の変動】 前職:350万円 転職後:540万円 はじめに:ITから不動産業界へ。異業種転職というチャレンジ Oさんとの出会いは、他社エージェントを利用しながらも「どこに応募しても通過しない」という壁にぶつかっていたタイミングでした。ご自身で宅建士の資格を取得し、本気で不動産業界を志しているにも関わらず、未経験であることを理由に門前払いが続いていたことに、不安と焦りを感じておられました。 私たちは、そんなOさんの思いと不安を丁寧に受け止め、「なぜうまくいかないのか」「どうすれば変わるのか」を一緒に紐解いていきました。 🔗外資系AM会社への転職成功事例:Yさん (29歳/女性)のケース 転職活動期間と応募状況 Oさんの転職活動期間は、約2か月間と比較的短期間でした。 最終的には8社に応募し、総合不動産管理会社からの内定を獲得されました。 初回面談で見えてきた課題と可能性 初回面談では、他社でうまくいかなかった原因を整理するところから始めました。 Oさんが抱えていた最大の不安は、 「未経験でも、本当に不動産業界に転職できるのか?」 というものでした。 その不安を和らげるため、過去に未経験から不動産業界に転職された方々の事例や、実際の企業人事からの評価ポイントを共有しました。実例を通じて「評価される視点」を理解していただいたことで、徐々に自信を取り戻していただけました。 応募企業の選定とOさんの重視ポイント Oさんが重視していたのは「キャリアとしての成長性」でした。 将来、同じ会社で長く働くにしても、別のステージに移るにしても、経験を活かしながらキャリアアップできる道があるのか。その視点をもとに企業を精査し、選考を進めていきました。 不動産業界を選んだ理由と活かせた前職経験 もともとOさんはマンションを中心とした不動産に関心を持っており、「どうせなら、好きなものに関わって働きたい」という想いを持っておられました。今回の転職は、その想いを実現する大きな一歩だったのです。 前職ではシステムの保守運用をご担当されていましたが、不動産業界においても業務のIT化やDX推進が進む中で、IT知見は確実に評価される武器となりました。 面接対策で意識した“評価ポイントの言語化” 今回の転職では、面接対策に特に力を入れました。 すでに書類選考の段階で企業側から一定の関心を持っていただけていたため、事前に人事担当者へ確認を行い、 どの点に関心を持っていただけたのか どのような経験を、どう伝えれば効果的か といったポイントを整理し、それをもとに面接準備を行いました。 3回にわたる模擬面接・想定問答の調整を通じて、Oさんが自身の強みを「言語化」できるようサポートさせていただきました。 転職成功のカギとなったのは「自己理解」と「企業理解」 今回の転職が成功した最大の理由は、企業理解と自己理解を丁寧に重ね合わせたことに尽きます。 Oさんは、転職先企業がどのようなビジネスを展開しているか、その中で自分がどのように貢献できるか、将来的にどのような成長が描けるかを、しっかりと言語化できていました。 「今、自分は何を提供できるのか」 「この企業で、どのような未来を築いていきたいのか」 この2つの視点を持ち、面接官に伝えられたことが、高く評価されたのだと考えています。 未経験から不動産業界へ ― 今後増えるであろう成功事例 近年、不動産業界ではITやDX領域を中心に異業種からの転職者が確実に増えています。Oさんのように、未経験であっても「不動産に関わりたい」という想いを持つ方には、これからますます多くのチャンスが生まれていくでしょう。 最後に ― 不動産業界への転職を目指すあなたへ 未経験だからといって、チャンスがないわけではありません。 大切なのは、自分の過去の経験がどう活かせるのかを一緒に整理することです。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ –

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    外資系AM会社への転職成功事例:Yさん (29歳/女性)のケース

    前職:不動産AM3年 → 海外で翻訳業務3年 転職後:外資系アセットマネジメント会社 Yさん(29歳/女性) 年収の変動 前職:550万円 転職後:1000万円 転職活動のスケジュールと戦略設計 Yさんの転職活動は、おおよそ半年のスパンでした。海外在住であったことから、帰国前に一度オンライン面談を実施し、スケジュール感や希望条件、キャリアの方向性を擦り合わせ。その3ヶ月後、帰国を目前に再度面談を行い、本格的な転職活動をスタートしました。 通信トラブルや時差の問題などもありましたが、柔軟に対応いただけた企業様のおかげもあり、実質2〜3ヶ月での内定となりました。   初回面談で大切にした「距離感と理解」 初回の面談では、同年代ということもありリラックスした雰囲気の中で雑談を交えながら、現地での生活状況や将来展望をヒアリング。単なるスキルの棚卸しではなく、「どういう働き方をしたいのか」「どんな環境を望んでいるのか」といった価値観に寄り添ったヒアリングを意識しました。   経験がどう評価されたのか?通訳業務とAMスキルの融合 Yさんは、海外大学にて大学学長の秘書や通訳・翻訳業務に従事されていました。日本語・英語の両言語で対外折衝に携わっていたご経験は、外資系AM企業でも即戦力として評価されるポイントでした。 また、不動産AM経験も3年と一定の実務知識を有していたため、「英語力 × AMスキル」の掛け合わせが非常にユニークかつ市場価値の高い人材として評価されました。   応募から内定までの選考プロセス 応募企業は5社。そのうち2社から内定を獲得されました。 Yさんにとって、海外からの応募というイレギュラーな事情もあったため、我々エージェント側では以下の支援を行いました: 候補者ニーズの即時把握と情報提供スピードの強化 企業側への状況共有(海外在住である点、通信環境の制約など) 時間調整やトラブル発生時のフォローアップ 面接対策における英語での想定質問アドバイス   転職の軸は「経験の活かし方」と「柔軟な働き方」 Yさんが特に重視されたのは、これまで培ってきた英語力やAM経験がしっかり活かせるかどうか、そしてワークライフバランスが柔軟な環境であるか、という点でした。 実際、応募された企業の選定もこの2点を基軸に行い、社風や働き方に対する懸念については企業側にも詳細を確認。その内容をYさんと共有することで、不安を払拭できたと感じています。   面接で高く評価された点 面接官から特に高評価だったのは、やはり英語力と不動産AMに関する理解の深さです。他候補者と比較しても、実務に対する視座の高さや、実践的なスキルが抜きん出ていたとのフィードバックをいただきました。   不動産金融特化のキャリア支援とは? bloom株式会社では、不動産金融(ファンド)領域に特化したキャリア支援を行っています。 この分野は不動産業界の中でも「上流」に位置しており、そもそもどんなキャリアパスがあるのか分からないという方も多いのが実情です。 現在の市場価値の診断 キャリア戦略の立案 業界・企業ごとの違いや働き方の実態 年収レンジの相場感 など、個別最適化された情報と戦略をご提供しています。   最後に 不動産業界を一度離れたご経験がある方の中には、戻ることに不安を抱えている方も多いかもしれません。しかし、Yさんのように語学力や業界経験を武器に、「理想の働き方」と「高年収」の両立を実現できるケースは確実に存在します。 「今の自分に価値があるのか分からない」「次のキャリアステップに悩んでいる」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの“知らない強み”を一緒に言語化し、最適な道筋をご提案いたします。   🔗– お問い合わせ –

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    ファンドコンサルティング型不動産デベロッパーへの転職成功事例:Iさんのケース

    前職:大手製造メーカー 経理職 転職後:ファンドコンサルティング型不動産デベロッパー 経理副部長 Iさん(37歳)男性 年収の変動 前職:1310万円 転職後:1380万円 転職の動機と初回面談の内容 Iさんが転職を決意した理由は、自分の経理職としての経験を活かしつつ、さらなる成長性を求めていたことでした。彼は、大手製造メーカーという安定した企業に勤務していたものの、現状に対して「さらに上の企業を目指すのは難しい」と感じていました。そこで、転職エージェントとの初回面談では、より成長が期待できる業界へチャレンジしたいという意向を伝え、年収アップも重要なポイントであると語りました。 エージェントは、Iさんの希望に対して、経理職というスキルを活かしつつ、建物の「モノづくり」に携われるデベロッパー業界への転職を提案。具体的なビジネスモデルに挑戦し、新しいプロダクトを手掛ける企業でスキルアップできる点が、Iさんにとって魅力的だったようです。この提案により、Iさんは前職と同じ経理職を維持しながらも、新たなキャリアの可能性を広げる選択肢を見出すことができました。   転職活動の詳細と選ばれた企業 Iさんが転職活動を始めたのは、同じ経理職を希望していたものの、企業規模や業界が異なることに対して不安を感じていました。製造業界から不動産業界への転職は一見大きな業界変更に見えますが、Iさんは経理職としての経験を基に、新しい業界でも十分に自分のスキルが通用するという確信を持っていました。転職活動期間は約3ヶ月、ゴールデンウィークを挟んだため若干時間がかかりましたが、最終的にはファンドコンサルティング型不動産デベロッパーで経理副部長というポジションを勝ち取りました。 彼が転職後に最も注目したポイントは、年収とビジネスモデルでした。転職先企業は、初任年収が約1400万円、会社平均の給与は1600万円に達しており、今後の年収の伸びが期待できる点が非常に魅力的でした。また、製造業界に対する不安を感じていたIさんは、時代に合った優位性を持つビジネスモデルを展開している不動産デベロッパー企業の選定において、長期的に働き続けながらキャリアアップができると感じたことが、最終的に転職成功へと繋がりました。   転職活動中の不安とその解消方法 Iさんは、異業界への転職ということで不安を感じていました。特に、不動産業界が今どのような状況にあり、将来的に長く働けるのか、また新しい会社で学べるスキルが将来再度転職する際にどう評価されるかという点が気がかりでした。しかし面談を通し、不動産業界の現状や今後の見通しについて詳細に説明し、安心していただけるよう努めました。業界特有の知識を得ることで、Iさんは自信を深め、転職先での将来に対しても前向きな気持ちを持っていただけました。   面接で評価されたポイント 面接では、Iさんの経理スキルが大きな強みとして評価されました。異業界からの転職であったにもかかわらず、前職での経理職の経験がそのまま役立つことが認められたのです。また、コミュニケーション能力も高く評価されました。Iさんは、話がスムーズかつ端的であり、またウェットな人柄が面接官に良い印象を与えたといいます。このような点が面接を通過するうえで重要な要素となり、転職先企業とのマッチングを成功に導きました。   転職成功の秘訣 Iさんが転職に成功した理由は、まず「自分の成長したい方向」が明確であったことにあります。彼は、目先の年収や「より大手企業へ」という垂直的なキャリアアップだけを追求するのではなく、経理職としてのスペシャリティを維持しながら、新しいプロダクトやファンドビジネスに携わり、成長していくことを重要視しました。こうした明確な成長ビジョンを持つことで、転職活動の際に必要なアクションをしっかりと取ることができました。 転職活動中に心がけるべきこととして、エージェントに自分の希望や将来像をしっかり伝えることが大切です。Iさんもエージェントとの面談で、自分のキャリアの方向性や希望する条件を明確に伝え、その上でエージェントが新たな視点を提供してくれたことが大きな助けとなったと述べています。   不動産業界への転職の可能性 Iさんのように、異業界から不動産業界へ転職するケースは今後も増えると考えられます。「業界が異なる・業種が違う転職」はまだ少ないものの、将来的にはこの流れが加速することが予想されます。特に、収益性や将来性のある業界への転職を通じて、意外と簡単にキャリアアップを実現できる可能性があることが示唆されています。転職活動において重要なのは、単に年収やポジションを追い求めるのではなく、自分が成長できる環境に身を置くことが成功への鍵だと言えるでしょう。   結論 Iさんの転職成功は、単なる業界変更にとどまらず、自身のキャリアの成長とビジョンに基づいた理想的な選択をした結果です。経理職としての専門性を活かしつつ、ファンドビジネスや新しいプロダクトに挑戦することによって、今後も成長し続けることができる環境を手に入れることができました。Iさんの事例は、他の転職希望者にとっても貴重な参考になるかと思います。 不動産アセットマネジメントに特化したbloom株式会社では、これまでのご経験がどのようにAM業務に繋がるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ –

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