Asset Career

経験と情熱が息づく場所。 金融と不動産の舞台で キャリアが花開く。

1分登録完了 無料転職支援サービスに登録する

    Business details

    事業内容

    外資系金融機関、金融・不動産ファンド、不動産デベロッパー・AM・PM、MAアドバイザー/MA仲介への転職をサポートいたします。

    01 外資系金融機関や投資ファンドへの挑戦を支援

    外資系金融機関や投資ファンドの世界で成功するために必要な知識やスキル、ネットワークを提供し、高度な業界で求められる競争力と専門性を身に付けるサポートをいたします。

    社員が会話している写真

    02 不動産デベロッパー・ファンド・AM・PMへの
    キャリアアップ

    業界経験豊富な専門アドバイザーからの、実践的なスキルトレーニングや最新の市場動向に基づく戦略的アドバイスを通じ、キャリアアップを支援します。

    業界独自の専門知識を持った人材として成長するためのプログラムを提供し、不動産業界での次の一歩を高い視点から見据えるためのサポートを行います。

    不動産に対してのキャリアアップ支援をサポートしている写真

    03 高いインセンティブを目指す
    キャリアパスのサポート

    PEファンドやMA仲介など、高いインセンティブ報酬が期待できる分野でのキャリア構築を支援します。

    高いリターンを追求し、成果に見合った報酬を手にしたい方に最適なサポートを提供します。

    握手をしている写真

    Reason

    Asset Careerが選ばれる理由

    不動産業界の第一線で活躍するアドバイザーが、「活きた声」を基に転職活動を成功へと導きます。

    • 01 不動産・金融経験が豊富なアドバイザー だからこそできる”実現可能なキャリア”の提案

      業界に精通したアドバイザーによる個別のキャリアコンサルティングを通じて、築き上げてきたスキルセットと専門知識を最大限活用できる環境を探し出すことに専念しております。

    • 02 専門家だからわかる稀少で優良な求人

      不動産・金融・M&A業界における強力なコネクションを活かし、一般的なエージェントがアクセスできないような、貴重な求人情報を独自に収集しています。

      稀少性が高いだけでなく、それが今後のキャリア形成上どのようなプラスを生み出すのかも含めてご提案させていただきます。

    • 03 開発・再販・仲介の総合不動産事業を自社で展開

      当社は創業以来、総合不動産事業を展開しており、それらの経験から不動産ファン ドやデベロッパー等で求められているスキルが何かを実務ベースで理解しています。

      その経験を通じて面接対策を行うことも可能です。

    Asset Careerでしか出逢えない求人を取り揃えております。

    • 外資系金融機関
    • 大手日系金融機関
    • 不動産ファンド/投資家/AM/PM
    • 不動産デベロッパー/用地仕入
    • M&Aアドバイザー/M&A仲介
    • ファイナンシャルアドバイザー

    Flow

    ご相談までの流れ

    1. STEP 01

      無料カウンセリング

      以下のフォームよりお申し込みいただいた後、弊社スタッフよりご連絡差し上げます。
      カウンセリングではあなたの経験、スキル、キャリアの目標をお聞きするとともに、不動産、金融、M&Aに関する基礎知識もご説明いたします。

      不動産、金融、M&Aに関する知識の記事へ>>

    2. STEP 02

      案件紹介

      あなたの能力とキャリアの目標にマッチする案件をご紹介します。
      他では見つけることが出来ない、成長性の高い不動産、金融、M&Aファンドを紹介いたします。

    3. STEP 03

      選考対策

      安心してご希望の求人にご参画いただけるように選考の対策を行います。
      面接の成功に向けて、一般的な質問への対策から、業界特有の知識まで、包括的なサポートを行います。

    4. STEP 04

      オファー交渉

      オファーが提示された際には、あなたに代わって最適な条件を交渉します。
      給与、役職、勤務条件など、ご希望に最大限沿えるような交渉のテクニックが弊社にはあります。

    5. STEP 05

      内定後フォロー/入社後フォロー

      内定を受け取った後も、入社するまでの一連の手続きを全てご対応します。
      さらに、入社後も定期的なフォローアップを実施し、理想のキャリアが実現しているかを継続してご支援いたします。

    Consultant

    コンサルタント紹介

    • Exective Consultant

      伊達 あいり

      新卒から看護師として医療現場の最前線で多くの患者さんと向き合い、その方の背景や思いに寄り添いながら最適なケアを提供してきました。 この経験から、”人の人生に深く関わり、前向きな変化を支える”ということにやりがいを感じ、 人材業界へとキャリアチェンジ。
      人材業界で経験を積み、不動産・金融業界に興味を持ちました。 現在はエグゼクティブコンサルタントとして 不動産・金融業界に特化した転職支援を行っています。
      前職で培った人に寄り添う力を活かし、単なるスキルや経歴のマッチングにとどまらず、 求職者一人ひとりの価値観やキャリア観に深く向き合いながら、長期的な目線でキャリアの提案を行うことを心がけています。

    • Exective Consultant

      久保 佑樹

      千葉工業大学 社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科を卒業後、大手家電量販店に入社。在学中はプロジェクトマネジメントの理論と実践を学び、リーダーシップや戦略的思考を学ぶ。入社後は店舗運営、人材育成、売上管理で成果を上げ、マネージャーに昇格しました。
      これまでの経験を活かし、求職者のキャリア形成を支援するため、キャリアアドバイザーへの転職を決意。「お客様第一」の姿勢を大切にしつつ、データ分析を活用した課題発掘力を強みとして、多くの人の転職を支えることを目指しています。

    • Exective Consultant

      中村 和矢

      前職では不動産・建設業界の転職支援をマネージャーとしてCA/RA両側面担当しておりました。
      現在では不動産・金融・建設領域を中心に転職支援をしており、
      特に不動産デベ、AMやPMなどハイクラスのキャリアアップを専門的にサポートしています。
      また、金融・建設業界においてもワークライフバランスの整った働き方や、
      不動産業界へのキャリアチェンジなどを提案しております。

    • Business Producer

      稲荷山 竜

      中央大学法学部卒業後、大手公務員試験予備校に入社。
      公務員志望者向けのキャリアコンサルタントとして、主に大学3・4年生の支援をしつつ、複数の大学・短大キャリアセンターの外部講師も担当。
      その中でよりプロフェッショナルな社会人の皆様の転職サポートに関心を持ったことがきっかけで転職し、現在に至ります。
      主に不動産・金融・建設業界の紹介を得意としています。

    • Business Producer

      関根 大道

      IT営業としてハウスメーカー等にDX・経営支援ソリューション営業に従事。その後人材紹介会社に転職。不動産・建築業界特化チームを立ち上げ・マネジメントを行い、現在はbloom株式会社にて主に不動産・金融のハイクラス転職をサポートしております。

    • 最高執行役社長

      小田村 郷

      慶應義塾大学卒業後、不動産仲介(三井不動産リアルティ)、不動産AM(トーセイアセットアドバイザーズ)を経て現職。様々な規模・アセットタイプを経験、実務は仲介業とAM業、顧客タイプはBtoB、BtoC向けの両側面を経験していることで、幅広い関係者への広範囲かつ的確なアドバイスを実現。
      現在は不動産会社も経営していることから、不動産・金融業界に対する広範囲のキャリアアップ支援を行うことができる

    • Exective Consultant

      伊達 あいり

      新卒から看護師として医療現場の最前線で多くの患者さんと向き合い、その方の背景や思いに寄り添いながら最適なケアを提供してきました。 この経験から、”人の人生に深く関わり、前向きな変化を支える”ということにやりがいを感じ、 人材業界へとキャリアチェンジ。
      人材業界で経験を積み、不動産・金融業界に興味を持ちました。 現在はエグゼクティブコンサルタントとして 不動産・金融業界に特化した転職支援を行っています。
      前職で培った人に寄り添う力を活かし、単なるスキルや経歴のマッチングにとどまらず、 求職者一人ひとりの価値観やキャリア観に深く向き合いながら、長期的な目線でキャリアの提案を行うことを心がけています。

    • Exective Consultant

      久保 佑樹

      千葉工業大学 社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科を卒業後、大手家電量販店に入社。在学中はプロジェクトマネジメントの理論と実践を学び、リーダーシップや戦略的思考を学ぶ。入社後は店舗運営、人材育成、売上管理で成果を上げ、マネージャーに昇格しました。
      これまでの経験を活かし、求職者のキャリア形成を支援するため、キャリアアドバイザーへの転職を決意。「お客様第一」の姿勢を大切にしつつ、データ分析を活用した課題発掘力を強みとして、多くの人の転職を支えることを目指しています。

    • Exective Consultant

      中村 和矢

      前職では不動産・建設業界の転職支援をマネージャーとしてCA/RA両側面担当しておりました。
      現在では不動産・金融・建設領域を中心に転職支援をしており、
      特に不動産デベ、AMやPMなどハイクラスのキャリアアップを専門的にサポートしています。
      また、金融・建設業界においてもワークライフバランスの整った働き方や、
      不動産業界へのキャリアチェンジなどを提案しております。

    • Business Producer

      稲荷山 竜

      中央大学法学部卒業後、大手公務員試験予備校に入社。
      公務員志望者向けのキャリアコンサルタントとして、主に大学3・4年生の支援をしつつ、複数の大学・短大キャリアセンターの外部講師も担当。
      その中でよりプロフェッショナルな社会人の皆様の転職サポートに関心を持ったことがきっかけで転職し、現在に至ります。
      主に不動産・金融・建設業界の紹介を得意としています。

    • Business Producer

      関根 大道

      IT営業としてハウスメーカー等にDX・経営支援ソリューション営業に従事。その後人材紹介会社に転職。不動産・建築業界特化チームを立ち上げ・マネジメントを行い、現在はbloom株式会社にて主に不動産・金融のハイクラス転職をサポートしております。

    • 最高執行役社長

      小田村 郷

      慶應義塾大学卒業後、不動産仲介(三井不動産リアルティ)、不動産AM(トーセイアセットアドバイザーズ)を経て現職。様々な規模・アセットタイプを経験、実務は仲介業とAM業、顧客タイプはBtoB、BtoC向けの両側面を経験していることで、幅広い関係者への広範囲かつ的確なアドバイスを実現。
      現在は不動産会社も経営していることから、不動産・金融業界に対する広範囲のキャリアアップ支援を行うことができる

    Media

    メディア

    イベント・交流会

    イベント・交流会

    【10月17日】第6回不動産ファンド交流会 in霞ヶ関キャピタル

    【10月17日】第6回不動産ファンド交流会 in霞ヶ関キャピタル 不動産・ファンド業界に携わる皆様、日頃より大変お世話になっております。 ご好評につき、この度「第6回 不動産ファンド交流会」の開催が決定しました!🎉  今回は、さらに多くの方々にお集まりいただくため、 特別に広々としたおしゃれなオフィスを会場としてお借りし、開催いたします。 業界の第一線で活躍する方々とつながり、ご自身のビジネスの可能性を広げませんか? こんな方におすすめ! • 業界での人脈を広げ、新たなコネクションを作りたい方 • 普段知らない他社・他職種の様子を知りたい方 •お酒を飲みながら、わいわい盛り上がりたい方       .....など、お気軽にご参加ください! 【開催概要】 • 日時: 2025年10月17日(金) 19:00〜21:00 • 場所: 東京都千代田区霞が関3丁目2番1号 霞が関コモンゲート 西館27階 • 参加費: 無料 • 定員: 30名程度(抽選制) • 対象: 不動産AMや周辺領域に従事されている方 ご参加を希望される方は、下記リンクよりお早めにお申し込みください。 🔗https://liff.line.me/2006263688-KVanajEB?liff_id=2006263688-KVanajEB&group_id=143618 皆様のエントリーを心よりお待ちしております! ※定員を超えるお申し込みがあった場合は、抽選とさせていただきます。あらかじめご了承ください。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ –

    イベント・交流会業界研究

    【プレスリリース】不動産業界の転職活動をAIで革新。24時間いつでも相談できる転職サポートサービス「GenT real-estate」提供開始

    【プレスリリース】不動産業界の転職活動をAIで革新。24時間いつでも相談できる転職サポートサービス「GenT real-estate」提供開始 AI技術を活用し、不動産業界に特化した転職活動を全面的にサポートする新しいWEBアプリケーション「GenT real-estate(ジェント リアルエステート)」を2025年9月22日より提供開始したことをお知らせいたします。本サービスは、転職希望者が時間や場所、他人の目を気にすることなく、自身のキャリアについてじっくり考え、最適な一歩を踏み出すための新しい選択肢を提案します。 サービスサイトURL: https://real-estate.gent-career.com/ ■ 開発の背景:転職活動における潜在的な課題をAIで解決 従来の転職活動では、「キャリアアドバイザーに相談したいが、まだ転職の意思が固まっていない」「日中の仕事が忙しく、相談する時間を確保できない」「初対面の人にキャリアの悩みを打ち明けるのは抵抗がある」といった、転職希望者が抱える心理的・時間的な障壁が存在しました。特に不動産業界は、顧客対応などで不規則な働き方になることも多く、転職活動に十分な時間を割くことが難しいという声も聞かれます。 このような課題を解決するため、私たちはAI技術に着目しました。AIとの対話であれば、利用者は時間を気にすることなく、どんな些細な悩みでも気軽に相談できます。他人の評価を気にせず、自身の本音と向き合うことで、キャリアに対する自己理解を深めることが可能です。bloom株式会社は、人材事業「bloom talent agent」で培ったハイクラス人材のマッチングノウハウと、「talent × AI technology」事業で推進してきたAI技術を融合させ、不動産業界で働く人々のキャリア形成をより自由で円滑なものにしたいという想いから、「GenT real-estate」を開発いたしました。 ■ 「GenT real-estate」の主な特徴 「GenT real-estate」は、不動産業界への転職を希望するすべての方に、これまでにないスムーズで快適な転職活動体験を提供するサービスです。 1.専門AIによる24時間365日のキャリア相談 不動産業界に特化した専門知識を持つAIが、24時間いつでもあなたの相談相手になります。「自分に合う職種がわからない」「未経験でも挑戦できる求人はあるか」「面接で気をつけるべきことは?」といった具体的な質問から、キャリアプランに関する漠然とした不安まで、あらゆる相談に対応します。深夜でも早朝でも、あなたのペースで対話を進めることができ、思考を整理する手助けをします。 2.業界特化だからこそ実現する、質の高い求人情報 サービス内では、営業、管理、開発、事務など、不動産業界のあらゆる職種を網羅した求人情報を検索できます。業界に特化しているため、一般的な転職サイトでは見つけにくい専門的な求人や、優良企業の非公開求人に出会える可能性も高まります。AIとの対話を通じて明確になったあなたの希望やスキルに合わせて、最適な求人をリコメンドする機能も搭載しています。 3.業界の動向がわかる最新情報を提供 転職活動を成功させるためには、業界に関する深い理解が不可欠です。「GenT real-estate」では、市場の最新トレンド、各社の事業戦略、求められる人物像など、転職に役立つ質の高い業界情報も提供。情報収集の時間を短縮し、より戦略的な転職活動を可能にします。 4.意向が固まったら、プロのキャリアアドバイザーへ AIとの対話を通じて転職への意欲が高まり、具体的な選考に進みたいと考えたタイミングで、不動産業界を熟知したプロのキャリアアドバイザーにシームレスに相談を引き継ぐことができます。AIとの対話履歴は本人の許可を得た上でアドバイザーに共有されるため、自己紹介やこれまでの経緯をゼロから説明する必要はありません。スムーズに、かつ深いレベルでのキャリアコンサルティングを受けることが可能です。 ■ 今後の展望 「GenT real-estate」は、今後もAIの学習機能を進化させ、より個々のユーザーに最適化されたキャリア提案の精度を高めてまいります。また、将来的にはオンラインセミナーやキャリアイベントの開催なども視野に入れ、求職者と企業のマッチング機会を多角的に創出していく予定です。 私たちは本サービスを通じて、不動産業界における人材の流動性を高め、一人ひとりが自身の能力を最大限に発揮できるキャリアを築ける社会の実現に貢献してまいります。 GenT real-estate: https://real-estate.gent-career.com/ ■ 運営会社:bloom株式会社について bloom株式会社は、「才能を咲かせる」をミッションに、人材とテクノロジーを掛け合わせた事業を展開しています。ハイクラス人材紹介事業「bloom talent agent」、採用に強いオフィス設計などを手掛ける「talent × office design」、そしてAI技術を活用して人材戦略を支援する「talent × AI technology」の3つの事業を柱とし、企業の成長と個人のキャリア形成を両面からサポートしています。長年にわたり培ってきた人材領域における知見と、最新のAI技術を組み合わせることで、新しい価値の創造を目指しています。 URL: https://bloom-firm.com/ 人材紹介サイト:https://bloom-job.com/

    イベント・交流会

    【イベントレポート】第5回不動産ファンド交流会!業界のリアルな声がここに

    2025年9月19日(金)、神保町のシェアオフィス“BuD square(BuD²)”にて「不動産ファンド交流会」が開催されました。PE、アセットマネジメント、プロパティマネジメント、仲介、レンダーといった、不動産証券化ビジネスの第一線で活躍する方々約30名が一堂に会し、会場は終始熱気に包まれていました。 本イベントは、不動産AM領域に特化した転職エージェント、bloom株式会社代表 小田村郷が主催し、業界構造と人材動向に精通した同氏ならではの企画に、多くのビジネスパーソンが集まりました。 多様なプロフェッショナルが繋がる活発な情報交換の場 当日は、普段はなかなか接点のない他社・他職種の参加者同士が、積極的に名刺交換を行う姿が印象的でした。 「AM業界のつながりが弱かったので、知り合いが増えて良かった」 「ファンド業界の方々とコネクションをつくれる点が良かった」 といった声がアンケートでも寄せられたように、あちこちで活発な情報交換が行われ、業界の最新トレンドやそれぞれの専門領域について語り合う輪が広がっていました。 参加者アンケートでは、実に95%以上の方が「非常に良かった」「良かった」と回答しており、イベントを皆様が楽しんでいただけたようで大変嬉しく思います。 アンケートから見える、不動産ファンド業界の「今」 今回のイベントでは、参加者のキャリアに対する考えを伺うアンケートも実施しました。 現在、転職を検討していたり、情報収集を行っていると回答した方は、全体の約半数にのぼりました。転職において最も重視する点としては「年収」がトップ、次いで「働き方の柔軟性」「スキル向上・成長環境」が続く結果となり、業界で働く方々のリアルな価値観が浮き彫りになりました。 参加者からの声(アンケートより抜粋) 「様々な業界の方の不動産への携わり方を知ることができ、貴重な機会でした。ありがとうございます!」 「普段関わることのないレンダーの方々のお話を聞くことができ、とても参考になりました。」 「お酒の提供コーナー周りが使いやすく、話のきっかけになりました。」最後に 大盛況のうちに幕を閉じた今回の交流会。業界のさらなる活性化と、参加者一人ひとりのビジネスの発展に繋がる、非常に有意義な一夜となりました。 bloom株式会社では、今後も定期的な開催を予定しております。不動産ファンド業界のネットワークを広げ、キャリアの可能性を探る絶好の機会です。 ご興味のある方は、ぜひ次回のイベントにご参加ください。   次回のイベント 【10月17日】第6回不動産ファンド交流会 in霞ヶ関キャピタル 不動産・ファンド業界に携わる皆様、日頃より大変お世話になっております。 ご好評につき、この度「第6回 不動産ファンド交流会」の開催が決定しました!🎉  今回は、さらに多くの方々にお集まりいただくため、 特別に広々としたおしゃれなオフィスを会場としてお借りし、開催いたします。 業界の第一線で活躍する方々とつながり、ご自身のビジネスの可能性を広げませんか? こんな方におすすめ! • 業界での人脈を広げ、新たなコネクションを作りたい方 • 普段知らない他社・他職種の様子を知りたい方 •お酒を飲みながら、わいわい盛り上がりたい方            .....など、お気軽にご参加ください! 【開催概要】 • 日時: 2025年10月17日(金) 19:00〜21:00 • 場所: 東京都千代田区霞が関3丁目2番1号 霞が関コモンゲート 西館27階 • 参加費: 無料 • 定員: 30名程度(抽選制) • 対象: 不動産AMや周辺領域に従事されている方 ご参加を希望される方は、下記リンクよりお早めにお申し込みください。 https://liff.line.me/2006263688-KVanajEB?liff_id=2006263688-KVanajEB&group_id=143618 皆様のエントリーを心よりお待ちしております! ※定員を超えるお申し込みがあった場合は、抽選とさせていただきます。あらかじめご了承ください。

    まだ投稿はありません

    業界研究

    業界研究

    不動産業界、アセットマネジメント転職を考える方へ|ヘッドファンドは競合?戦略や手法が類似していると言われている理由と違い

    サマリー 不動産アセットマネジメントとヘッジファンド。どちらも「ファンド」と名の付く華やかな投資の世界に属し、高い専門性が求められる職種として転職市場で注目されています。しかし、その本質は大きく異なります。ヘッジファンドが金融市場の変動を捉えて収益を追求する「トレーディング」に近い一方、不動産アセットマネジメントは、物理的な資産に直接関与し、その価値を中長期的に育んでいく「事業経営」そのものです。この記事では、不動産業界への転職を考える方へ向けて、不動産アセットマネジメントの具体的な業務内容やヘッジファンドとの違い、そしてこの仕事ならではの魅力を徹底的に解説します。金融とは一線を画す、手触り感のある価値創造の世界へ、一歩踏み出すための羅針盤となれば幸いです。 イントロダクション:なぜ今、不動産アセットマネジメントが注目されるのか 転職サイトの求人一覧を眺めていると、アセットマネジメント、ヘッジファンド、PE(プライベート・エクイティ)ファンドといった職種が同じカテゴリーで募集されているのをよく見かけます。これらはすべて投資家の資金を運用するファンドという共通点を持ちますが、その対象や手法は全くの別物です。特に今、不動産アセットマネジメントというキャリアが、独自の魅力と重要性を増していることをご存知でしょうか。 2023年以降の日本経済は、大きな転換点を迎えています。2024年3月には日本銀行がマイナス金利政策を解除し、その後も段階的な利上げが行われるなど、長らく続いた超低金利時代は終わりを告げました。金利のある世界では、単に借入を活用して不動産を保有するだけでは収益を上げにくくなります。物件の魅力を高め、キャッシュフローを最大化するという、より高度で専門的な運用スキルが不可欠となり、プロフェッショナルなアセットマネージャーの需要がこれまで以上に高まっているのです。 加えて、円安を背景とした海外投資家からの資金流入も活発です。彼らは日本の不動産市場に大きな期待を寄せており、その大切な資産の運用を託せる優秀な人材を探しています。さらに、現代の企業価値を測る上で欠かせないESG(環境・社会・ガバナンス)の観点も、不動産業界において重要なテーマとなっています。建物の省エネ化や、地域社会への貢献といった取り組みは、今やアセットマネージャーが主導すべき重要なミッションの一つなのです。 このような市場環境の変化こそ、不動産アセットマネジメントという仕事の価値を飛躍的に高めています。金融的な知識だけでなく、事業家としての視点、そして社会の未来を見据えた戦略が求められる、挑戦しがいのあるフィールドが広がっているのです。 🔗転職先として考える不動産アセットマネジメントの将来ビジョン:新しいアセットクラスとトークン化技術が拓く未来 - 不動産アセットマネジメントの世界:「価値を創造する」仕事の本質 不動産アセットマネジメントの仕事は、一言でいえば「投資家に代わって不動産資産の価値を最大化する専門職」です。その業務は、単なる管理に留まらず、不動産投資の全サイクルにわたって深く関与します。 主な業務は、以下の3つのフェーズに大別されます。 取得(アクイジション) 全ての始まりは、投資対象となる優良な物件を見つけ出す「ソーシング」と、それを取得する「アクイジション」です。市場分析や将来性の予測に基づき、膨大な情報の中から投資に値する物件を発掘します。取得を決める前には、法務・物理・経済的な側面から徹底的なデューデリジェンス(資産査定)を行い、精緻なキャッシュフローモデルを構築して収益性を評価。そして、売主との価格交渉や契約締結を主導します。 運用(期中アセットマネジメント) ここがアセットマネージャーの腕の見せ所であり、業務の中核です。取得した物件の価値を最大化するための事業計画を策定し、実行します。具体的には、テナントを誘致するためのリーシング戦略やマーケティング戦略の立案、賃料交渉、建物の資産価値を維持・向上させるための大規模修繕計画の策定、そして日々の運営を担うプロパティマネジメント(PM)会社の監督など、その業務は多岐にわたります。担当する物件の収益性を高めるため、あらゆる施策を考え、実行していくのです。 売却(ディスポジション) 投資の最終出口である売却も、重要な業務の一つです。市場の動向を読み、最も有利なタイミングと条件で資産を売却することで、投資家へのリターンを確定させます。いつ、誰に、いくらで売るかという出口戦略を描き、実行する能力が問われます。 この一連のプロセスは、決して一人で完結するものではありません。弁護士、会計士、不動産仲介会社、PM会社、建設会社、金融機関など、多岐にわたる専門家や関連企業と連携し、プロジェクト全体を牽引するリーダーシップが求められます。まさに、一つの不動産を一個の「事業体」と捉え、その経営を担う「CEO」のような役割と言えるでしょう。この手触り感と経営者的な視点こそ、不動産アセットマネジメントの最大の醍醐味です。 🔗不動産業界のキャリアアップ|金融、PMからAMへ|具体的に必要なスキル - ヘッジファンドとの比較:似て非なる二つのプロフェッショナル では、しばしば比較対象となるヘッジファンドとは、具体的に何が違うのでしょうか。ヘッジファンドとは、株式、債券、為替といった流動性の高い金融商品を主な投資対象とし、ロング・ショート戦略やグローバルマクロ戦略など、多様で柔軟な手法を駆使して市場の動きに関わらず絶対収益を目指すファンドです。その成功は、市場の非効率性を見つけ出し、価格変動を予測する高度な分析力と高速な意思決定にかかっています。 両者の違いを明確にするために、以下の表にまとめました。 この表からわかるように、最も大きな違いは「価値創造の源泉」と「裁量のありか」にあります。ヘッジファンドの担当者は、市場という巨大な流れの中で最適な売買のタイミングを判断しますが、投資対象である株式や債券そのものの価値を高めることはできません。 一方、不動産アセットマネージャーは、自らが担当する物件という「事業」に直接介入できます。例えば、空室が目立つオフィスビルなら、共用部をリノベーションして魅力を高め、新たなリーシング戦略で満室稼働を目指すことが可能です。つまり、自らの手で資産の収益性を改善し、価値を創造することができるのです。この「事業家」としてのアプローチが、不動産アセットマネジメントを他の金融関連の職種と一線を画す、ユニークでやりがいに満ちたものにしています。 不動産アセットマネジメントを選ぶべき理由:この仕事ならではの5つの魅力 ヘッジファンドとの違いを踏まえた上で、不動産アセットマネジメントというキャリアが持つ独自の魅力を5つのポイントからご紹介します。 社会貢献性と「手触り感」のある実績 あなたの仕事の成果は、PCの画面上の数字だけではありません。人々が働き、暮らし、集う、現実の建物として街の中に存在します。自分が担当したビルがランドマークになったり、寂れたエリアが再開発で活気を取り戻したりする。そのプロセスに深く関与できることは、何物にも代えがたい達成感と社会貢献実感をもたらします。自分の実績が地図に残る仕事です。 経営者視点が身につく「事業」経験 前述の通り、この仕事は「ビルのCEO」です。一つの資産(事業)の収益責任を負い、財務、マーケティング、営業、法務、運営管理といったあらゆる経営要素に触れることになります。この経験を通じて培われる総合的なビジネススキルは、極めて汎用性が高く、将来のキャリアにおいても大きな武器となるでしょう。 未来を創るESG投資の担い手へ 不動産業界は、脱炭素社会の実現に向けたESG投資の最前線です。担当物件のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を推進したり、再生可能エネルギー設備を導入したり、働く人のウェルビーイングを高める施設サービスを企画したりと、環境や社会にポジティブなインパクトを与える事業を自ら主導できます。未来のスタンダードを創る、意義深い役割を担えるのです。 安定性と高い年収の両立 不動産からの賃料収入は比較的安定しており、アセットマネジメント会社の収益モデルも、運用資産額に応じた手数料(フロー型ビジネス)がベースとなることが多く、純粋な成功報酬に依存するヘッジファンド等に比べて事業基盤が安定している傾向にあります。それでいて、年収水準は非常に高く、実力と実績次第で若くして年収1,000万円を超えることも珍しくなく、シニアなポジションでは1,400万円以上、外資系企業ではさらに高額な報酬も期待できます。 多様なキャリアからの挑戦が可能 この専門的な職種は、実は多様なバックグラウンドを持つ人材に門戸が開かれています。例えば、銀行出身者であれば金融や資金調達の知識、コンサルタント出身者であれば戦略的思考や分析力、不動産営業(セールス)出身者であれば案件発掘能力や交渉力、プロパティマネジメント出身者であれば現場のオペレーション知識といった、それぞれの経験が大きな強みとなります。これまでのキャリアで培ったスキルを活かし、新たなステージへ挑戦することが可能なのです。 未経験からの挑戦:不動産アセットマネジメントへのキャリアパス 不動産アセットマネジメントへの転職は、未経験者にとってハードルが高いと感じられるかもしれません。しかし、前述の通り、関連業界での経験は強力な武器になります。ここでは、主なキャリアパスと求められるスキルについて解説します。   活かせる経験とスキル 金融業界(銀行、証券、信託銀行 等)出身の方 財務モデリング、キャッシュフロー分析、資金調達(ローンアレンジメント)といった金融の専門知識は、特にアクイジションやファンド組成の業務で直接活かせます。企業の財務諸表を読み解く力も、テナントの信用力評価などで役立ちます。 コンサルティングファーム出身の方 論理的思考力、市場分析能力、事業戦略の策定スキル、そしてクライアントへの高いコミュニケーション能力は、アセットマネジメントのあらゆる局面で求められる重要なスキルです。 不動産営業(売買仲介、開発 等)出身の方 業界内に張り巡らされた人脈、案件をソーシングする力、そして複雑な条件をまとめ上げる交渉力は、特にアクイジションのポジションで即戦力として高く評価されます。 プロパティマネジメント(PM)出身の方 建物の運営管理、テナント対応、修繕計画といった現場の知見は、運用計画の策定やPM会社のマネジメントにおいて非常に重要です。AMが描いた戦略を、現場でいかに実現可能にするかという視点は不可欠です。   求人・募集の傾向と有利な資格 実際の求人情報を見ると、多くの企業が3〜5年程度の不動産関連業務や金融関連業務の経験を応募条件として挙げています。未経験から応募する場合、以下のような資格を保有していると、専門知識と意欲をアピールする上で有利に働きます。 宅地建物取引士(宅建士):不動産取引の基本であり、多くの求人で必須または歓迎要件とされています。 不動産証券化協会認定マスター:不動産と金融の融合領域である証券化に関する専門知識を証明する資格で、高く評価されます。 その他:不動産鑑定士、不動産コンサルティングマスター、簿記、証券アナリスト等も親和性が高い資格です。 また、複雑な数値データを扱うため、Excel(VBA含む)などのITスキルは必須です。海外投資家とのやり取りが多い外資系企業や一部の日系企業では、ビジネスレベルの英語力も求められます。 重要なのは、これまでの経験の中で、アセットマネジメント業務にどのように貢献できるかを具体的に語れることです。自身のキャリアの棚卸しを行い、強みを明確にすることが成功への第一歩となります。 転職成功の鍵:専門エージェント活用のススメ 不動産アセットマネジメントのような専門性の高いポジションへの転職を成功させるためには、専門の転職エージェントを最大限に活用することをお勧めします。   専門エージェントを利用するメリット   非公開求人へのアクセス 多くの優良企業やハイクラスなポジションの求人は、一般には公開されません。事業戦略に直結する重要な採用であるため、信頼できるエージェントを通じて非公開で募集されるケースがほとんどです。 業界に精通したコンサルタントによるサポート 不動産業界に特化したエージェントのコンサルタントは、各企業の社風、事業内容、採用の背景、そして面接で重視されるポイントまで熟知しています。あなたの経歴やスキルに最適な求人の紹介はもちろん、職務経歴書の添削や面接対策など、きめ細やかなサポートが期待できます。 客観的なキャリア相談と戦略立案 優れたエージェントは、単に求人を紹介するだけでなく、あなたの長期的なキャリアプランについて共に考えてくれるパートナーです。目先の転職だけでなく、5年後、10年後を見据えたキャリアの方向性を相談できる存在は非常に心強いでしょう。 年収等の条件交渉 個人では言い出しにくい年収や待遇面の交渉も、エージェントが代行してくれます。市場の相場観を熟知しているため、あなたの経験やスキルに見合った、より良い条件を引き出すことが可能です。 自分に合ったエージェントを見つけるためには、複数のサービスに登録し、実際にコンサルタントと面談してみるのが良いでしょう。その中で、最も信頼でき、自分のキャリアプランを深く理解してくれるパートナーを見つけることが、満足のいく転職を実現するための鍵となります。 結論:未来の不動産市場を担うあなたへ ヘッジファンドが金融市場のダイナミズムの中で知的な挑戦を続けるキャリアであるならば、不動産アセットマネジメントは、金融の知見と事業家としての実行力を融合させ、現実世界に確かな価値を創造していくキャリアです。 自らの手で街の風景を豊かにし、社会の持続可能性に貢献し、そして何より一つの事業を経営するようなスケールの大きな仕事に挑戦する。そこには、数字だけでは測れない、深いやりがいと成長の機会があります。 変化の時代を迎えた日本の不動産市場は、新たな才能を求めています。この記事が、あなたの輝かしいキャリアの次なる一歩を踏み出すきっかけとなれば、これ以上の喜びはありません。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL アセットマネジメント事業 | KENEDIX 事業内容 | 霞ヶ関キャピタル株式会社 資産運用会社のビジネスモデル に関する調査研究 不動産事業における「回転型ビジネスモデル」の開始について ~資産流動化によるグループ成 アセットマネジメントとは?不動産業におけるアセットマネジメントの役割 | 不動産管理システムならスケルトンパッケージ ヘッジファンド運用と実務 ファンド業界を目指す人必見!ヘッジファンドで求められる人材像 - KOTORA JOURNAL ヘッジファンド業界の課題と革新 | Celent ヘッジファンドのビジネス・モデル | トウシル 楽天証券の投資情報メディア ヘッジファンドとは?仕組み・戦略・Long-Onlyとの違いをプロが解説 – Arches Expert Network ヘッジファンドのすすめ - 絶対的リターン追求型の長期運用商品|エアーズシー証券株式会社 アセットマネジメントからヘッジファンドへのキャリアシフト術 - KOTORA JOURNAL 不動産投資の特徴とリスクをおさえておこう~金融商品との比較 資産運用10種類を徹底比較!リスクや始め方を初心者向けに解説 | 三菱UFJ銀行 不動産投資vs主要金融商品の違いと初心者におすすめの投資とは 不動産投資と金融投資の違いとは?それぞれのメリット・デメリットや不動産投資がおすすめするケースを解説 不動産投資と株式投資ならどっちが良い?仕組みや特徴をわかりやすく比較 アセットマネジメント(AM)とは?役割や業務内容、必要なスキルについても解説 | 不動産管理・仲介業務のDXならいい生活のクラウドSaaS 不動産業界のアセットマネジメントに転職するには|必要スキルを解説 アセットマネジメントとは?求められる経験やスキルについて解説 アセットマネジメント業界で活躍するには?求められるスキルと心得 - KOTORA JOURNAL アセットマネージャーとは何か?アセットマネージャーに必要なスキルと能力、年収1000万円の可能性 - KOTORA JOURNAL 不動産業界のアセットマネジメントとは|業務内容や主な企業を紹介 アセットマネジメントの営業経験者のキャリアパスは?業務ごとに解説 不動産金融からのキャリアパスを紹介!スキルを活用してキャリアアップしよう|求人・転職エージェント 不動産業界のキャリアパス入門ガイド!長く働けるキャリアプランの立て方 | 転職・働き方メディア「ファンワーク」 不動産業界の次なる一手!アセットマネジメントへの華麗な転職術 - KOTORA JOURNAL 不動産から金融業界への転職:金融転職成功へのステップ - KOTORA JOURNAL コンサル業界からアセットマネジメントに転職するためのステップ【志望動機、職務経歴書】:活かせるスキル、キャリアチェンジの魅力とは? - KOTORA JOURNAL アセットマネジメントに転職したい!転職の難易度や必要な資格を解説 【実例から学ぶ】未経験・異業種から不動産アセットマネジメントへ!成功への道筋 - ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

    業界研究

    不動産業界のキャリアアップ|金融、PMからAMへ|具体的に必要なスキル

    サマリー 不動産業界におけるキャリアアップの一つとして、「アセットマネジメント(AM)」が挙げられます。AMは単なる物件管理だけではなく、投資家の代理人として不動産という資産(アセット)の価値を最大化する、専門的な仕事です。 2024年から2025年にかけても、円安の背景もあり、オフィスやホテル、物流施設を中心に国内外から活発な資金が流入しており、AMの需要は高まり続けています。多くの企業が新たな投資案件やファンド組成を進める中で、優秀な人材の需要は尽きません。 AMのポジションは不動産と金融の知識が交差する領域であり、誰でも簡単になれるわけではありません。この記事では、AMへのキャリアアップの王道とされる「プロパティマネジメント(PM)からのステップアップ」と、もう一つの有力なルートである「金融業界からのキャリアチェンジ」という2つの道筋に焦点を当て、それぞれに必要なスキル、経験、転職戦略を解説することを目的としています。 不動産業界におけるキャリアアップ、アセットマネジメント(AM)とは 不動産業界でのキャリアを考える上で、多くの方が一つの頂点として目指す職種、それが「アセットマネジメント(AM)」です。不動産アセットマネジメントとは、単に物件を管理するのではなく、投資家の代理人として不動産という資産(アセット)の価値を最大化することをミッションとする、高度に専門的な仕事です。詳細は以下の記事をご確認ください。 🔗不動産アセットマネジメントとは?職種別の仕事内容、AM実務経験者監修 - この不動産アセットマネジメントというポジションは、不動産と金融の知識が交差する領域であり、誰でも簡単になれるわけではありません。本記事では、サマリーにも記載しましたように、不動産業界におけるキャリアアップの王道ともいえる「プロパティマネジメント(PM)からのステップアップ」、そしてもう一つの有力なルートである「金融業界からのキャリアチェンジ」という2つの道筋に焦点を当てます。それぞれのキャリアパスで求められる具体的なスキル、経験、そして転職を成功させるための戦略を徹底的に解説します。この記事が、あなたのキャリアプランニングの一助となれば幸いです。以下記事もご参考にしてください。 🔗不動産アセットマネジメント未経験からの転職。不動産PMから不動産AMへの転職への親和性は高いのか - 「現場」のプロであるPM、「投資・判断」のプロであるAM:その決定的な違い アセットマネジメント(AM)へのキャリアを考える第一歩は、しばしば混同されがちなプロパティマネジメント(PM)との違いを明確に理解することです。この二つの職種は、サッカーに例えるなら「キャプテン(PM)」と「監督(AM)」の関係にあります。つまり、監督(AM)の意思を受け継いで、実際にフィールドメンバーをまとめ上げて、自分の意思も加えて、実行していくのがキャプテン(PM)であるからです。どちらも不動産投資の成功に不可欠な役割ですが、その目的、業務範囲、そして求められる視点が根本的に異なります。 プロパティマネジメント(PM)の役割:現場の収益最大化を担う「現場監督」 プロパティマネジメントの主な目的は、担当する個別の不動産物件の運営管理を通じて、その収益を最大化することです。まさにフィールドの最前線で指揮を執る「キャプテン」であり、オーナーやAMの定めた方針に基づき、日々のオペレーションを遂行します。 具体的な業務内容は多岐にわたります。 リーシングマネジメント(LM): テナントの募集、賃料交渉、契約更新といった、物件の稼働率と賃料収入を直接左右する業務。 ビルディングマネジメント(BM): 建物の清掃、警備、設備点検、修繕計画の立案・実行など、物件の物理的な価値を維持・向上させるための管理業務。 テナント対応: 入居者からの要望やクレームへの対応、満足度向上のための施策実施。 収支管理: 賃料の回収、管理コストの支払い、月次・年次の収支レポート作成など。 PMの仕事は、物件という「地」に足のついた、極めて実践的なものです。テナントや協力会社など、多くの関係者と日々接するため、高いコミュニケーション能力と調整力が求められます。 アセットマネジメント(AM)の役割:投資全体の価値最大化を担う「監督」 一方、アセットマネジメントの目的は、投資家から預かった資金(ファンド)全体の投資リターンを最大化することです。個別の物件を見るだけでなく、ポートフォリオ全体を俯瞰し、経済情勢や市場動向を踏まえた上で、最も合理的な投資戦略を立案・実行する「監督」の役割を担います。 AMの業務は、より戦略的かつ財務的な側面に重点が置かれます。 投資戦略の策定: どのような種類の不動産(オフィス、住宅、商業施設など)に、どのタイミングで、いくら投資するのかという大きな方針を投資家とすり合わせながら決定します。 アクイジション(物件取得): 投資戦略に基づき、市場から優良な物件を探し出し、デューデリジェンス(詳細な調査、エンジニアリングレポートや不動産鑑定)を行い、価格交渉の末に取得します。 運用(期中管理): PM会社を選定・監督し、物件のバリューアップ(価値向上)施策を企画・実行します。大規模修繕やリノベーションの意思決定もAMの担当です。 ディスポジション(物件売却): 投資価値が最大化されると判断したタイミングで、物件を売却し、投資利益を確定させます。 投資家対応: ファンドの運用状況を投資家へ定期的に報告し、説明責任を果たします。 レンダー対応:資金を調達しているため、実際にDSCRやLTVなど金融機関から求められている条件を満たしているかを確認し、レンダーに適切に報告していきます 受託者対応:不動産ファンドでは信託受益権化された不動産のため、信託受託者が関係者に入ってきます。PMレポートを通して、所有者責任を信託受託者が果たせているかをチェックされたりします。 専門家との対応:弁護士とドキュメントのやりとり、会計士とBSやPLのやりとりをします。 AMは、PMから上がってくる現場のレポートを分析し、それを投資判断に繋げます。両者は単なる上下関係ではなく、AMの戦略的ビジョンとPMの現場実行力が一体となって初めて、不動産投資という事業が成功するのです。この密接な連携関係を理解することが、キャリアアップを目指す上で極めて重要になります。 AMへのキャリアパス:2つの王道ルートを徹底解説 不動産アセットマネジメントという専門職へ至る道は一つではありませんが、特に確立された2つの王道ルートが存在します。それが「プロパティマネジメント(PM)からのステップアップ」と「金融業界からのキャリアチェンジ」です。ここでは、それぞれのルートの強みと、乗り越えるべき課題について具体的に解説します。   Route 1: プロパティマネジメント(PM)からのステップアップ これは、不動産業界内でキャリアを積み上げる最も一般的な道筋です。PMとして現場で培った経験は、AMの業務において計り知れない価値を持ちます。   なぜPM経験が強みになるのか AMが扱うのは、あくまで「不動産」という物理的な資産です。そのため、机上の空論ではない、現実に根差した判断力が不可欠です。PM経験者は、この「現場感覚」という最大の武器を持っていますし、PMの気持ちを理解したAMが実務を行う上で求められるため、この経験は貴重なものになります。 リアルな収支感覚: 日々の運営を通じて、実際の賃料相場、空室リスク、修繕コストなどを肌で理解しているため、AMが行うキャッシュフロー予測の精度を高めることができます。 PM会社のマネジメント能力: 自身がPM業務を熟知しているため、委託先のPM会社に対して的確な指示を出し、モチベーションを管理しながらパフォーマンスを最大化させることが可能です。 説得力のある改善提案: テナントのニーズや建物の物理的な課題を深く理解しているからこそ、説得力のあるバリューアップ施策を立案できます。 特に、J-REIT(不動産投資信託)や私募ファンドが保有する物件のPM経験者は、投資家視点でのレポーティング業務などにも慣れているため、選考で高く評価される傾向にあります。   乗り越えるべき課題 PMからAMへの転職を目指す方が意識すべきは、視点の転換です。日々の運営管理というミクロな視点から、投資リターンやポートフォリオ戦略といったマクロな視点へと引き上げる必要があります。具体的には、PMとしての経験を、AMの言語、すなわち「投資の言葉」で語れるように自己変革することが求められます。また、判断をする立場になるため、投資家に対する説明責任を考える必要も出てきます。   Route 2: 金融業界からのキャリアチェンジ もう一つの有力なルートが、投資銀行、証券会社、銀行、信託銀行といった金融業界からの転職です。不動産が「金融商品」として扱われる現代において、金融のプロフェッショナルに対するニーズは非常に高いです。   なぜ金融経験が強みになるのか 不動産AMの業務は、本質的には金融のロジックで動いています。金融業界出身者は、その中核となるスキルセットを既に有している点が大きな強みです。 高度な財務分析能力: 企業の財務諸表を読み解くスキルは、テナントの信用力評価や投資先の分析、収支の要因分析をする力に直結します。 ファイナンス・モデリングスキル: Excelを駆使して精緻なキャッシュフローモデルを構築し、投資採算性を評価する能力は、特にアクイジション(物件取得)業務において必須のスキルです。企業買収で用いられるDCF法などの評価手法は、不動産価値評価にも共通して用いられます。 資本市場への理解: 金利動向や金融市場全体の流れを読み解く力は、資金調達や売却タイミングの判断に不可欠です。 アセットファイナンスや法人営業で財務分析の経験がある方、投資銀行でM&Aや資金調達に携わった経験がある方は、特に親和性が高いといえるでしょう。   乗り越えるべき課題 金融業界出身者にとっての課題は、不動産という「現物資産(アセット)」に対する固有の知識です。不動産特有の法規制、地域ごとのマーケット特性、建物の物理的なライフサイクルなど、金融商品とは異なるユニークなリスクや価値変動要因を学ぶ必要があります。 結局のところ、理想のアセットマネージャーは、PMの持つ「現場感覚」と金融のプロが持つ「投資分析能力」を兼ね備えたハイブリッドな人材です。不動産金融は、不動産、金融、会計、法務といった知識が求められます。どちらのルートから目指すにせよ、自分に不足している領域の知識やスキルを積極的に補っていく姿勢が、成功への鍵となります。 🔗不動産ファンドの中途採用は?年収の相場は?日系不動産ファンドと外資系不動産ファンドの違いは? - 不動産アセットマネジメントに必須のスキルセット一覧 不動産アセットマネジメントへの転職を成功させ、その後のキャリアで活躍するためには、専門的なテクニカルスキルと、業界を問わず通用するポータブルスキルの両方を高いレベルで備えていることが必須です。また、特定の資格を取得することは、自身の能力を客観的に証明し、キャリアを有利に進めるための強力な武器となります。特に不動産証券化マスターの資格はその証明となりますので以下記事をご参考ください。 https://bloom-job.com/fudousansyoukenkamaster-amtensyoku/ 専門的・テクニカルスキル これらはAMの業務を遂行する上で土台となる、定量的な分析能力や専門知識です。 財務分析・モデリング能力: AMの仕事の中核をなすスキルです。特にExcelは上級レベルの習熟が求められます。膨大なデータを基に、物件の将来キャッシュフローを予測するモデルを構築し、IRR(内部収益率)やNOI(営業純利益)といった投資指標を算出する能力は不可欠です。様々なシナリオを想定したシミュレーションを行い、投資リスクを定量的に評価します。 不動産評価(バリュエーション)能力: DCF法(Discounted Cash Flow法)や直接還元法といった専門的な手法を用いて、不動産の適正な価値を算出するスキルです。この評価能力が、物件の取得価格や売却価格を決定する際の根幹となります。 マーケット分析能力: 経済全体の動向、金利政策、地域ごとの人口動態、競合物件の需給バランスなど、多角的な情報を収集・分析し、不動産市場の将来を予測する力です。この分析に基づき、最適な投資戦略を立案します。 不動産力:物件についての法的な知識、リーシングの募集戦略、不動産業界の慣例・慣習の知識等。 関連法務・会計知識: 不動産取引に関連する法律(宅建業法、借地借家法など)や、不動産証券化、ファンド会計に関する知識は、デューデリジェンスや投資家へのレポーティング業務で必須となります。   ポータブルスキル 専門知識を実際のビジネス成果に結びつけるために必要な、対人能力や思考力です。 交渉・調整能力: 物件の売買交渉、レンダー(金融機関)との資金調達交渉、テナントとの賃料交渉、PM会社との管理委託契約交渉など、AMの業務は交渉の連続です。多様なステークホルダーの利害を調整し、最適な着地点を見出す高度な折衝能力が求められます。 コミュニケーション能力: 複雑な投資スキームや運用状況を、投資家や金融機関に対して論理的かつ分かりやすく説明するプレゼンテーション能力が重要です。また、社内外のチームをまとめ、プロジェクトを円滑に推進するためのチームワークも不可欠です。 戦略的思考能力: 個別の物件の管理・運営という視点にとどまらず、ポートフォリオ全体を最適化し、長期的な視点で資産価値を最大化するための戦略を構想する力です。短期的な収益だけでなく、5年後、10年後を見据えた意思決定が求められます。   有利となる資格 下記の資格は、AMへの転職において、自身のスキルと意欲をアピールするための強力な材料となります。 宅地建物取引士: 不動産業界で仕事をする上での基礎的な資格であり、多くの企業で取得が推奨されます。 不動産鑑定士: 不動産の価値評価に関する最高峰の国家資格。特に物件の取得を担当するアクイジションのポジションでは、この資格を持つ人材は極めて高く評価されます。 証券アナリスト: 財務分析やポートフォリオ理論など、金融・投資に関する高度な専門知識を証明する資格です。金融業界からの転職者はもちろん、PM出身者が投資の視点を補強するためにも有効です。 不動産証券化協会認定マスター: まさに不動産と金融の融合領域をカバーする専門資格。不動産ファンドビジネスに特化した内容であり、AMを目指す上で最も親和性の高い資格の一つと言えるでしょう。 日商簿記検定(2級以上): 財務諸表を正確に読み解くための会計知識は、AMの全ての業務の基礎となります。2級以上の取得が望ましいです。 これらのスキルや資格は一朝一夕に身につくものではありません。自身のキャリアプランに基づき、計画的に学習・取得を進めていくことが重要です。 AMの仕事のリアル:業務内容、年収、そして将来性 アセットマネジメントの仕事は、華やかなイメージがある一方で、非常に緻密な分析とタフな交渉が求められる厳しい世界でもあります。ここでは、AMの具体的な業務サイクル、リアルな年収水準、そしてその先のキャリアパスについて掘り下げていきます。   AMの業務サイクル:入口から出口まで AMの仕事は、大きく分けて「アクイジション(取得)」「アセットマネジメント(期中運用)」「ディスポジション(売却)」の3つのフェーズで構成されます。これら一連のプロセスを担うことで、ファンドの収益を最大化します。 入口:アクイジション(Acquisition) ファンドの投資戦略に基づき、投資対象となる物件を探し出すフェーズです。不動産仲介会社や信託銀行などから情報を収集し、有望な案件を発掘します。物件が見つかると、詳細なデューデリジェンス(資産評価)を実施。キャッシュフローモデルを作成して投資採算性を厳密に分析し、弁護士や会計士といった専門家と連携しながら、法務・物理・経済的なリスクを洗い出します。最終的に、売り主との間で厳しい価格交渉を行い、契約を締結し、物件を取得します。 期中:アセットマネジメント(Asset Management) 取得した物件の価値を最大化するための運用フェーズです。まず、物件に最適なPM(プロパティマネジメント)会社を選定し、日々の運営管理を委託します。AMはPM会社を監督・指導しながら、稼働率向上や賃料増額のためのリーシング戦略を立案・実行します。また、資産価値を高めるための大規模修繕(CAPEX)やリノベーションといったバリューアップ施策を企画し、その意思決定を行います。定期的に投資家向けに運用状況をレポーティングすることも重要な業務の一つです。 出口:ディスポジション(Disposition) ファンドの運用期間や市場の状況を総合的に判断し、最適なタイミングで物件を売却するフェーズです。売却戦略を策定し、仲介会社を選定して売却活動を開始します。購入希望者との交渉を経て、最も有利な条件で売却を完了させ、投資家にリターンを還元します。この出口戦略の巧拙が、ファンド全体の成功を大きく左右します。   リアルな年収水準 AMの年収は、国内の不動産業界の中でもトップクラスの水準にあります。ただし、所属する企業のタイプ(日系か外資系か)や個人の経験・スキル、そして役職によって大きな差があります。 不動産アセットマネジメント(AM)のキャリアと年収レンジ目安 一般的に、日系のAM会社(デベロッパー系、金融機関系など)は安定した給与体系である一方、外資系ファンドは基本給に加えて成果に応じたボーナスの割合が非常に大きく、高いパフォーマンスを発揮すれば30代で年収2,000万円以上を得ることも珍しくありません。   キャリアパスと将来性 AMとしてのキャリアは、アナリストやアソシエイトといったポジションからスタートし、経験を積むことでVP(ヴァイスプレジデント)、ディレクターへと昇進していくのが一般的です。 将来的には、以下のような多様なキャリアの選択肢が広がります。 ファンドマネージャー: 複数のファンドを統括する責任者。 アクイジション部門の責任者: 物件取得のプロフェッショナルとしてチームを率いる。 別のアセットタイプへの挑戦: オフィス専門から物流施設やホテル、ヘルスケア施設など、異なるアセットタイプの運用に挑戦し、専門性を広げる。 独立: 自ら不動産ファンドを立ち上げる。 投資家側への転身: 年金基金や保険会社など、機関投資家の立場でファンドを評価・選定する側に回る。 不動産投資市場が存続する限り、高度な専門性を持つアセットマネージャーへの需要がなくなることはありません。自身のスキルと経験を磨き続けることで、非常に豊かで将来性のあるキャリアを築くことが可能な職種です。 転職成功への実践ガイド:書類選考から面接まで 不動産アセットマネジメントへの転職は、専門性が高いがゆえに、一般的な転職活動とは異なる準備と戦略が求められます。ここでは、自身の経験を最大限にアピールするための書類作成術、面接で差をつけるためのポイント、そして成功の確率を高めるための転職エージェント活用法を具体的に解説します。   履歴書・職務経歴書の「翻訳術」 AMの採用担当者が知りたいのは、「あなたが投資家の資産を増やせる、AM人材と親和性があるのか」という一点です。そのため、これまでの経験を単に羅列するのではなく、親和性を見出す、翻訳する作業が不可欠です。   PM経験者の場合 「管理業務」を「投資価値向上への貢献」に翻訳します。具体的な数字を用いて実績をアピールすることが重要です。 (悪い例) テナントの契約更新業務を担当。 (良い例) 担当物件のテナント満足度向上施策を企画・実行し、更新時の交渉を粘り強く行った結果、賃料を平均3%増額させ、年間NOI(営業純利益)を500万円改善した。 収支改善、リーシング実績、修繕費の圧縮(Capex管理)といったキーワードを意識し、自身の業務が物件のキャッシュフローにどう貢献したかを明確に示しましょう。   金融業界経験者の場合 「金融スキル」を「不動産投資への応用力」に翻訳します。金融の専門用語だけでなく、不動産という具体的なアセットにどう活かせるかを記述します。 (悪い例) DCF法による企業価値評価モデルの作成経験。 (良い例) オフィスビルの投資分析において、DCF法を用い、将来の賃料変動リスクや大規模修繕費を織り込んだ精緻なキャッシュフローモデルを構築。投資判断に貢献した。 自身の分析能力が、不動産という不確実性の高いアセットのリスクをいかに低減させ、リターンを最大化できるかをアピールすることがポイントです。   面接対策:AMとしての視点を示す 面接では、書類で示した経験の深掘りと共に、AMとしてのポテンシャル、特にその思考様式が問われます。 「なぜAMなのか?」への明確な回答: この質問は必ず問われます。「PMの経験を活かしたい」だけでは不十分です。「現場での改善提案には限界があった。より上流の戦略レベルで、物件単位ではなくポートフォリオ全体の価値向上に貢献したい」など、戦術家から戦略家へ移行したいという強い意志とビジョンを語れるように準備しましょう。 マーケットへの見識を示す: 「最近注目している不動産セクターはありますか?その理由は?」といった質問に備え、自分なりの投資仮説を持っておくことが重要です。日頃から不動産市況や経済ニュースにアンテナを張り、論理的に自身の考えを述べられるようにしておきましょう。 謙虚さと学習意欲: PM出身者であれば金融知識を、金融出身者であれば不動産実務を、それぞれ積極的に学んでいく姿勢を示すことが好印象に繋がります。   転職エージェントの戦略的活用法 不動産金融というニッチな業界では、専門特化した転職エージェントの活用が成功への近道です。彼らは、一般には公開されていない優良な求人案件を多数保有しているだけでなく、業界の内部情報や各企業の文化にも精通しています。 自身の経歴や目指すキャリアに応じて、複数のエージェントを使い分けるのが賢明です。 外資系に強いエージェント: 外資系ファンドを目指す方向け。英文レジュメ対策や英語面接のサポートも期待できます。(例:ロバートウォルターズなど)。 不動産金融特化型エージェント: 弊社bloom株式会社が得意にしている領域であり、コンサルタントの専門性が非常に高いのが特徴です。業界の深い知見に基づいた的確なアドバイスが受けられます。 大手総合型エージェント: 求人案件の数が圧倒的に多く、幅広い選択肢の中から自分に合った企業を探すことができます。(例:リクルートエージェントなど)。 転職エージェントは、あなたのキャリアを共に考えるパートナーです。自身の職務経歴を「翻訳」した上で相談に臨むことで、彼らもあなたの価値を正しく理解し、最適なポジションを紹介してくれるでしょう。このような戦略的な準備とサポートの活用が、難関であるAMへの転職を成功に導きます。 おわりに:未来の不動産投資を担うあなたへ 本記事では、不動産業界におけるキャリアの頂点の一つであるアセットマネジメント(AM)への道筋を、プロパティマネジメント(PM)と金融業界という2つの主要なキャリアパスから詳細に解説してきました。 重要なポイントを改めて整理します。 第一に、AMとは単なる管理者ではなく、投資家の資産を最大化する使命を負った戦略家であるということ。この「投資家視点」へのマインドセットの転換が、キャリアアップの最も重要な鍵です。 第二に、PMの持つ「現場感覚」と金融のプロが持つ「分析能力」は、どちらもAMにとって不可欠な要素であり、自身のバックグラウンドを強みとしつつ、不足するスキルを貪欲に学び続ける姿勢が求められます。 そして第三に、転職活動においては、過去の経験を「投資の言葉」に翻訳し、自身の価値を明確にアピールする戦略的な準備が成功を左右します。 アセットマネジメントへの道は決して平坦ではありません。高度な専門知識、厳しい交渉、そして重大な意思決定の連続です。しかし、その先には、自らの手で不動産の価値を創造し、都市の未来を形作り、投資家に大きなリターンをもたらすという、他では得られない大きなやりがいと達成感が待っています。 この記事を読んでくださったあなたは、既にキャリアアップへの第一歩を踏み出しています。自身の可能性を信じ、周到な準備を進めることで、未来の不動産投資を担うプロフェッショナルへの扉は必ず開かれます。あなたの挑戦を心から応援しています。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL アセットマネジメント(AM)とは?役割や業務内容、必要なスキルについても解説 | 不動産管理・仲介業務のDXならいい生活のクラウドSaaS 不動産「AM・PM・BM」業務内容の違いをわかりやすく解説!不動産投資会社と管理会社の基礎知識 不動産投資家必見!PM・AM・BMとは? 違いを分かりやすく解説 プロパティマネジメント(PM)の転職事情|仕事内容や年収、動向を解説 AM・PMとは?どんな仕事をするの?年収はどのくらい? | コラム 不動産のPM, BM, AM, FMの違いとは?分かりやすく解説 異業界から不動産金融業界へ。仕事内容や必要な資格を解説 不動産のアセットマネジメント・ヘッジファンド・PE投資の転職・求人一覧 AM・ファンド・不動産金融|不動産専門の求人・転職情報 不動産業界のアセットマネジメントとは?仕事内容と転職するポイントを解説 プロパティマネジメントから不動産ファンドへ──キャリアアップを実現する転職ステップ - KOTORA JOURNAL 不動産業界の次なる一手!アセットマネジメントへの華麗な転職術 - KOTORA JOURNAL アセットマネジメント業界で活躍するには?求められるスキルと心得 - KOTORA JOURNAL 不動産金融からのキャリアパスを紹介!スキルを活用してキャリアアップしよう|求人・転職エージェント 不動産金融で求められる人物像 アセットマネジメントは未経験で転職可能か?年収相場や求められる経験を解説 不動産ファンドキャリアガイド:業界への転身を考える全ての方へ!ブラックストーン、ゴールドマン等不動産投資にあなたも転身できるチャンス! 転職成功体験記「資産運用会社からアセットマネジメント会社へ」 プロパティマネージャーからアセットマネージャーへの転職ステップ - KOTORA JOURNAL プロパティマネジメントからアセットマネジメントに転職するためのステップ【志望動機、職務経歴書】 - KOTORA JOURNAL 2025年の不動産市場はどうなる?現状と今後の見通しを分析 | LIVABLE タイムズ 不動産投資市場動向(2025年上期)~日本市場の取引額は高水準を維持。グローバル市場は回復基調を辿るも依然低調 | ニッセイ基礎研究所 2024年の不動産市場総括と2025年の見通し 「2025年問題」の影響も解説 | 全国の不動産投資・収益物件 2025年不動産市場の動向と課題 【徹底解説】米国REITとは?J-REITとの違いを比較|わらしべ瓦版(かわらばん) 不動産ファンドの年収水準について|金融業界・コンサルタント・事業会社転職のアンテロープ ⚫︎監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 (COO) 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

    業界研究

    不動産・金融特化の転職エージェントが解説|投資戦略の進化とアセットタイプの多様化

    【サマリー】 日本の不動産投資市場は、現在「歴史的な転換点」を迎えており、活況を呈しています。日本の「収益不動産」の資産規模は289.5兆円に拡大し、商業用不動産への投資額も2024年には5.48兆円に達する見込みで大幅に成長しています。 この活況には、以下の3つの複雑なマクロ経済要因が影響しています。 金融政策の転換: 2024年3月、日銀がマイナス金利政策を解除し、「金利のある世界」へと移行しました。これは通常、調達コストを増加させ市場を冷却させますが、今回はそれほど単純ではありません。 継続的な円安: 海外投資家にとって日本の不動産に割安感があり、ホテル、オフィス、物流施設を中心に海外からの資金流入が活発化しています。これが金利上昇による国内需要の減速を補い、市場を支えています。 建設コストの上昇: 輸入資材や人件費の高騰が、新築物件の価格を押し上げ、既存物件の価値評価にも影響を与えています。 この記事は、このような変化の最前線でキャリアを築くために必要な市場の全体像、投資戦略の進化、求められるプロフェッショナル像について、専門的な視点から深く解説することを目的としています。 変革期の不動産投資市場へようこそ 日本の不動産投資市場は、今、歴史的な転換点にあります。これは、不動産・金融分野でのキャリアを考えるすべての方にとって、挑戦と機会が共存する時代です。本記事では、この変化の最前線でキャリアを築くために不可欠な市場の全体像、投資戦略の進化、そして求められるプロフェッショナル像について、専門的な視点から深く解説していきます。 2023年以降の市場を概観すると、その活況ぶりは数字にも明確に表れています。価値総合研究所・ニッセイ基礎研究所の調査によれば、日本における「収益不動産」の資産規模は約289.5兆円にまで拡大しました。また、商業用不動産の投資額も高水準で推移しており、2024年には約5.48兆円に達する見込みで、これは前年比で大幅な成長です。この力強い市場を動かしているのは、いくつかの複合的なマクロ経済要因です。 第一に、日本銀行による金融政策の転換が挙げられます。2024年3月、日銀はマイナス金利政策の解除を決定し、日本は十数年ぶりに「金利のある世界」へと舵を切りました。通常、金利上昇は不動産投資の資金調達コストを増加させ、市場を冷却させる方向に作用します。しかし、現在の日本市場はそれほど単純ではありません。 第二の要因として、継続的な円安傾向が市場に大きな影響を与えています。海外投資家にとって、日本の不動産は割安感があり、魅力的な投資対象となっています。実際に、ホテルやオフィス、物流施設といったアセットタイプを中心に、海外からの資金流入が活発化しています。この海外からの旺盛な投資意欲が、金利上昇による国内の潜在的な需要減速を補い、市場全体の勢いを支えているのです。 第三に、建設コストの上昇も無視できません。円安による輸入資材価格の高騰や人件費の上昇は、新築物件の価格を押し上げ、既存物件の価値評価にも影響を与えています。 このような状況は、不動産投資の現場に「二重の現実」ともいえる複雑な環境を生み出しています。一方で金利上昇という引き締め要因がありながら、他方で円安を背景とした海外からの資金流入という強力な追い風が吹いているのです。この緊張感のある市場環境では、もはや低金利の波に乗るだけの単純な投資戦略は通用しません。これらの相反する力を的確に読み解き、ナビゲートできる高度な戦略性が不可欠となります。 投資の羅針盤が変わる ― ESGとDXがもたらす戦略の進化 現代の不動産投資において、物件の立地や収益性といった伝統的な指標だけで資産価値を語ることはできなくなりました。投資の意思決定プロセスそのものを根底から変える二つの大きな潮流、それが「ESG」と「DX」です。これらはもはや単なる流行語ではなく、不動産の価値を左右し、投資リターンに直結する不可欠な要素となっています。   1. 新たな価値基準「ESG投資」の浸透 ESG(環境・社会・ガバナンス)は、企業の長期的成長のためには、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)への配慮が必要だという考え方です。不動産投資の世界においても、このESGは急速に主流化しています。ある調査では、ESGという言葉の認知度は51.3%と、初めて半数を超えました。この背景には、年金基金や保険会社といった機関投資家がESG基準を満たさない不動産への投資を避ける傾向を強めていること、関連規制が強化されていること、そして環境や社会貢献への意識が高いテナントや入居者が増えていることなどがあります。 重要なのは、ESGが単なる社会貢献活動ではなく、具体的な経済的価値、いわゆる「グリーンプレミアム」を生み出す点です。 環境(Environment): 建物の環境性能は、今や直接的な収益性の指標です。例えば、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)やBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)といった環境認証を取得した物件は、一般的な物件と比較して5%から15%高い賃料(賃料プレミアム)を獲得し、売却時にも10%から20%高い価格で取引されるというデータがあります。これは、省エネルギー性能の高さが光熱費等の運営コスト削減に繋がり、環境意識の高い優良なテナントを惹きつけるためです。 社会(Social): 建物の社会的価値への注目も高まっています。「S」の観点には、そこで働く人や住む人の健康性や快適性(ウェルビーイング)の向上、バリアフリー対応、さらには災害への対応力(レジリエンス)の強化や、公開空地の設置による地域社会への貢献などが含まれます。これらの取り組みは、テナントの満足度を高め、長期的な入居(高い稼働率)に繋がり、資産の安定性を向上させます。 ガバナンス(Governance): 投資家に対する透明性の高い情報開示や、コンプライアンス遵守の体制も重要です。特に、実態が伴わないにもかかわらず環境配慮を謳う「グリーンウォッシュ」を避け、信頼性の高い情報を提供することが、投資家からの信頼を維持する上で不可欠です。 もはやESGに関する知識は、一部の専門家のためのものではありません。物件の取得から運用、売却に至るすべてのフェーズにおいて、ESGの視点を持つことが、不動産プロフェッショナルにとって必須のスキルとなっています。   2. デジタル・トランスフォーメーション(DX)による業界変革  不動産業界は伝統的にアナログな業務が多いとされてきましたが、今、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の波が急速に押し寄せています。業界関係者の99%がDXの必要性を認識しており、多くの企業が業務効率化や生産性向上を目的として、具体的な投資を始めています。 DXがもたらす変革は、単なる業務効率化にとどまりません。不動産の価値創造プロセスそのものを進化させています。 データに基づいた意思決定: かつては担当者の経験や勘に頼ることが多かった物件の価値評価や市場予測ですが、現在ではAIやビッグデータ解析が活用され始めています。膨大な量の市場データや過去の取引事例を分析することで、より客観的で精度の高い賃料査定や投資判断が可能になります。 オペレーションの高度化: IoTセンサーを建物内に設置し、エネルギー使用量や設備の稼働状況をリアルタイムで監視する「スマートビル」が増えています。これにより、異常を早期に検知して故障を未然に防ぐ「予知保全」が可能となり、メンテナンスコストの削減と建物の長寿命化が実現します。 顧客体験の向上: VR(仮想現実)やMR(複合現実)技術を活用したバーチャル内覧は、顧客が遠隔地からでも没入感のある物件見学を可能にし、成約率の向上に貢献しています。これにより、リーシングや販売活動のあり方が大きく変わりつつあります。 もちろん、DXの推進には課題もあります。特に中小企業においては、予算不足や専門人材の不足が大きな障壁となっています。今後の業界の競争力を左右するのは、個別のツール導入に留まらず、物件の管理から投資判断、顧客とのコミュニケーションまで、事業全体のプロセスを統合するデジタル基盤をいかに構築できるかという点にかかっています。 ここで注目すべきは、ESGとDXが決して独立したトレンドではなく、相互に深く関連し、補強しあっているという事実です。効果的なESG戦略を実行するためには、その成果を客観的に測定・証明するためのデータが不可欠です。例えば、建物のエネルギー消費量やCO2排出量、水の使用量、さらにはテナントの満足度といったESG関連データを収集し、分析・開示する上で、DX、特にIoTセンサーや高度なビル管理システム(BMS)が決定的な役割を果たします。AIを活用してこれらのデータを分析すれば、エネルギー効率の改善点を特定し、建物の環境性能(E)を向上させることができます。また、入居者向けのアプリといったデジタルプラットフォームを通じて、テナントとのエンゲージメントを高め、コミュニティを醸成することは、社会的価値(S)の向上に直接繋がります。 つまり、企業のDX成熟度は、その企業が実行するESG戦略の信頼性と実効性を直接的に左右するのです。これは、キャリアを考える上でも極めて重要な示唆を与えてくれます。これからの不動産プロフェッショナルには、単にESGの理念を理解しているだけでなく、「どのテクノロジーを使って、どのようにESG目標を達成するのか」を具体的に語れることも求められてきます。 🔗2025年最新版アセットマネジメント業界の年収を徹底解説!職種・役職・日系/外資系の違いまでリアルな給与事情を公開 投資対象のフロンティア ― 多様化するアセットタイプ 投資戦略の進化と並行して、投資対象となる不動産の種類、すなわち「アセットタイプ」もかつてないほどの多様化を見せています。伝統的なアセットが新たな価値基準によって再定義される一方で、社会構造の変化を捉えた新しいタイプのアセットが次々と登場し、投資のフロンティアを切り拓いています。   2-1. 伝統的アセットの再定義   かつて不動産投資の王道とされたオフィスや商業施設等も、市場環境の変化の中でその性格を大きく変えつつあります。 オフィス: オフィス市場は、もはや一枚岩ではありません。明確な「二極化」が進行しています。コロナ禍を経て働き方が多様化する中、企業はより質の高いオフィス環境を求めるようになりました。その結果、都心の一等地に立地し、最新の設備と高い環境性能(ESG対応)を備えた新しいハイグレードなビルには需要が集中しています。2023年に33%まで低下したオフィス投資の割合は、2024年には37%に回復してきており、投資家の関心が戻りつつあることが窺えます。一方で、築年数が古く、現代のニーズに対応できない競争力の低いビルは、厳しい状況に直面しています。 物流施設: Eコマース市場の拡大を背景に、物流施設は過去数年間、不動産投資のスター的アセットであり続け、その資産規模は大きく成長しました。しかし、市場は成熟期に入りつつあります。一部のエリアでは旺盛な開発意欲が供給過剰懸念を生んでいるほか、トラックドライバーの時間外労働規制強化に端を発する「2024年問題」が、企業のサプライチェーン戦略に大きな影響を与えています。これにより、輸送網の効率化を目的とした中継地点としての物流拠点や、鉄道・海運への転換に対応できる立地の施設の重要性が高まるなど、新たな需要が生まれています。 商業施設: 回復と変革が進行中です。円安を追い風としたインバウンド観光客の急増により、銀座などの都心プライムエリアの商業施設は活況を呈し、賃料はコロナ禍以前の水準を超える勢いを見せています。一方で、郊外のショッピングセンターは、単なる「モノを売る場所」から、地域住民が集うコミュニティハブとしての役割を強化することで、生き残りを図っています。 ホテル: インバウンド需要の復活により、力強いブームを享受しています。特に海外投資家からの注目度は高く、投資額は過去最高水準を記録するなど、市場は非常に活発です。円安が続く限り、この勢いは当面続くと見られています。 賃貸住宅: 景気変動の影響を受けにくく、安定した需要が見込めるため、引き続きディフェンシブ(安定的)な資産として根強い人気を誇ります。市場規模も着実に拡大しており、ポートフォリオの安定化に貢献するアセットとして、多くの投資家から支持されています。   2-2. 新時代の成長を牽引するオルタナティブアセット   伝統的アセットに加え、現代社会の構造変化を的確に捉えた「オルタナティブアセット」が、新たな成長分野として急速に存在感を増しています。 データセンター: まさに「現代のインフラ」です。AIの爆発的な普及、クラウドコンピューティングの浸透、社会全体のデジタル化を背景に、データを保管・処理するデータセンターの需要はとどまることを知りません。安定的かつ長期的な収益が見込めるアセットクラスとして、国内外の投資家から熱い視線が注がれています。日本の政治的な安定性も、グローバル投資家にとって大きな魅力となっています。ただし、この成長には大きな制約が伴います。データセンターは膨大な電力を消費するため、需要に応えるだけの電力供給と、それを支える広大な土地の確保が最大のボトルネックとなっており、開発の難易度は非常に高いアセットです。 ヘルスケア: 日本が直面する超高齢社会という、強力な人口動態の追い風を受けるセクターです。高齢者向け住宅や介護施設の需要は、今後も長期にわたり安定的に拡大することが確実視されています。これにより、長期安定的な賃料収入が期待できる投資対象として注目が集まっています。しかし、このアセットの価値は、入居するオペレーターの事業運営の巧拙に大きく依存するという特徴もあります。そのため、投資家には不動産の知識だけでなく、オペレーターの事業モデルや財務状況を的確に評価する、ヘルスケア事業そのものへの深い理解が求められます。 これらのオルタナティブアセットの台頭は、不動産投資の本質的な変化を象徴しています。それは、投資対象が単なる「空間」の提供から、特定の「サービスやインフラ」の提供へとシフトしているという事実です。オフィスや商業施設の価値は、主にその立地と物理的な空間の広さや質によって決まります。しかし、データセンターの価値は、途切れることのない電力や冷却機能、高速な通信回線といった、デジタル社会を支える基幹インフラとしての「サービス」を提供できる能力によって決まります。同様に、ヘルスケア施設の価値も、建物そのもの以上に、そこで提供される介護サービスの質や、オペレーターの事業継続性に大きく左右されます。 これは、不動産プロフェッショナルに求められるスキルセットのパラダイムシフトを意味します。もはや単なる不動産の専門家であるだけでは不十分で、自身が投資するアセットが属する「業界の専門家」になる必要があるのです。「不動産テック業界向けの不動産投資」や「ヘルスケア業界向けの不動産投資」といったように、深い専門性が成功の鍵を握ります。これからのキャリアにおいて、専門特化はもはや選択肢ではなく、必須要件となりつつあるのです。 市場を動かすプロフェッショナル ― アセットマネジメントとプロパティマネジメント 不動産投資の世界、特に機関投資家が関わるような大規模な不動産ファンドの運用においては、二つの重要な専門職が存在します。それが「アセットマネジメント(AM)」と「プロパティマネジメント(PM)」です。両者は密接に連携しながら、それぞれ異なる役割を担い、不動産の資産価値を最大化するという共通の目標に向かって事業を推進します。この二つの職務内容を正確に理解することは、業界でのキャリアを考える上で最初の、そして最も重要なステップです。   1. 投資戦略の司令塔「アセットマネジメント(AM)」の業務   アセットマネジメント(AM)は、投資家の代理人として、投資対象となる不動産ポートフォリオ全体の価値を最大化することをミッションとする、まさに「投資戦略の司令塔」です。その業務は、不動産を金融商品として捉え、財務的な視点から最適な運用戦略を立案し、実行することに集約されます。 AMの主な業務内容は、不動産投資のサイクル全体にわたります。 ファンドの組成・企画: 投資家から資金を集め、どのような投資戦略(対象アセット、目標リターン、リスク許容度など)で、どのような形態(私募ファンド、REITなど)のファンドを組成するかを計画します。 物件の取得(アクイジション): 投資戦略に基づき、市場から有望な投資物件情報を収集し、厳選します。詳細な収益性分析(アンダーライティング)や、法的・物理的リスクを洗い出すデューデリジェンス(DD)を行った上で、価格交渉を経て物件を取得します。 期中管理: 取得した不動産の価値を最大化するための運用計画を策定し、その進捗を管理します。大規模なリノベーションの計画、管理コストの最適化、有利な条件でのリファイナンス、そして後述するプロパティマネジメント会社の選定と監督などが主な業務です。投資家に対しては、定期的に運用状況を報告する責任も負います。 物件の売却(ディスポジション): 市場の動向を見極め、保有不動産の価値が最大化される最適なタイミングで売却を実行します。これにより投資利益を確定させ、最終的に投資家へ資金を償還し、運用益を分配します。 AMの業務は、高度な金融知識、不動産市場への深い洞察力、そして戦略的な意思決定能力が求められる、ダイナミックで知的な仕事です。   2. 現場の価値創造を担う「プロパティマネジメント(PM)」の業務   プロパティマネジメント(PM)は、AMが策定した戦略的な運用計画に基づき、不動産の「現場」で日々の運営管理を担う実務部隊です。PMの最大のミッションは、物件から得られる収益(キャッシュフロー)を最大化し、建物を物理的に良好な状態に維持することで、資産価値を現場レベルで高めることです。 PMの具体的な業務内容は多岐にわたります。 テナント管理: 空室を埋めるためのテナント募集活動、賃貸借契約の交渉・締結・更新、既存テナントとの良好な関係構築、要望やクレームへの対応など、テナントに関わる一切の業務を行います。物件の稼働率を高く維持し、安定した賃料収入を確保する上で最も重要な業務です。 建物管理(ビルマネジメント): 日常の清掃、警備、設備の保守点検といった建物の物理的な維持管理業務を統括します。多くの場合、これらの実務は専門のビルメンテナンス(BM)会社に委託され、PMはそのBM会社を適切に管理・監督する役割を担います。また、中長期的な修繕計画を立案し、実行することも重要な責務です。 収支管理(レポーティング): テナントからの賃料回収、管理運営にかかる費用の支払い、予算実績管理など、物件の収支を正確に管理します。そして、その結果をまとめた月次報告書(マンスリーレポート)等を作成し、AMやオーナーに報告します。 PMの業務は、現場での問題解決能力、多様な関係者(テナント、オーナー、協力会社)との円滑なコミュニケーション能力、そして地道な管理業務を正確に遂行する実行力が求められる、不動産運営の根幹を支える仕事です。   3. AMとPMの連携:資産価値向上のためのパートナーシップ AMとPMは、役割こそ異なりますが、不動産の資産価値を最大化するという共通の目標を持つパートナーです。AMが投資全体の「What(何をすべきか)」と「Why(なぜそうするのか)」という戦略を決定するのに対し、PMはその戦略を現場で「How(どのように実行するか)」というオペレーションに落とし込みます。 この両者の連携が成功の鍵を握ります。例えば、AMが「賃料を5%引き上げる」という戦略目標を立てたとします。この目標を達成するためには、PMが現場で収集した「周辺の競合物件の賃料相場」「現在のテナントの満足度」「どのような改修を行えばテナントが賃料上昇を受け入れるか」といったリアルな情報が不可欠です。PMからの的確な現場情報があって初めて、AMは現実的かつ効果的な戦略を立てることができるのです。 キャリアパスの観点からも、この関係性は非常に重要です。現場での物件運営を通じて、不動産がどのように収益を生み、どのような課題が発生するのかを肌で理解できるPMの経験は、将来的にAMを目指す上で極めて貴重な財産となります。実際に、多くのAMプロフェッショナルがPM業務を経験しており、PMはAMへのキャリアを築くための王道ともいえるキャリアパスの一つとなっています。 未来の市場で求められるスキルとキャリアパス これまでの分析で明らかになったように、不動産投資市場は戦略、対象アセットともに大きく進化・多様化しています。このような環境で勝ち抜くためには、プロフェッショナル自身も進化し続けなければなりません。ここでは、未来の市場で真に価値を発揮するために必要なスキル、キャリアを加速させる資格、そして具体的なキャリアパスと年収水準について解説します。   1. これからの不動産・金融プロフェッショナルに必須のスキル一覧 これからの時代に求められるスキルは、普遍的な「基盤スキル」と、時代を捉えた「先進スキル」の二階建てで考えることができます。 【基盤スキル:時代を超えて求められる普遍的な能力】 高度な分析・数値管理能力: 不動産投資の根幹は、精緻な数値分析にあります。キャッシュフローモデルの作成、IRR(内部収益率)やNOI(営業純利益)といった指標の算出、様々なシナリオを想定したリスク分析など、複雑な財務モデルを駆使して投資の妥当性を論理的に説明できる能力は、特にAMにとって不可欠です。 金融・不動産の専門知識: 不動産関連法規(借地借家法、建築基準法等)、税務、会計、そして不動産評価に関する深い専門知識は、あらゆる業務の土台となります。これらの知識なくして、適切なデューデリジェンスや契約交渉は行えません。 交渉力とコミュニケーション能力: AMもPMも、その業務の多くが多様なステークホルダーとの対話で成り立っています。投資家、テナント、仲介会社、弁護士、金融機関、施工会社など、様々な立場の人々と円滑な関係を築き、時には利害が対立する場面で粘り強く交渉し、合意形成を図る能力が極めて重要です。 【先進スキル:未来の価値を創造する新たな能力】 ESGリテラシー: ESGの概念を理解しているだけでなく、それを具体的な不動産価値向上策に落とし込み、投資家に対してその財務的インパクトを説明できる能力が求められます。環境認証の取得プロセス、省エネ改修の投資対効果分析、非財務情報の開示レポート作成といった実務スキルが重要になります。 データリテラシーとテクノロジー活用能力: 不動産テックツールから得られる膨大なデータを読み解き、意思決定に活かす能力です。単にExcelやPowerPointが使えるというレベルではなく、BIツールを駆使してデータを可視化したり、AIによる分析結果を解釈したりするスキルが、他者との差別化に繋がります。 特定アセットへの深い専門性: 第2部で述べたように、市場は専門化の時代を迎えています。特にデータセンターやヘルスケア不動産といったオルタナティブアセットの分野では、不動産の知識に加えて、ITインフラや電力、あるいは介護事業といった、そのアセットが属する業界固有のドメイン知識を持つ人材が圧倒的に有利になります。 これらのスキルセットを俯瞰すると、現代の不動産市場で最も価値の高いプロフェッショナル像が浮かび上がってきます。それは、アルファベットの「T」の字に例えられる「T型人材」です。「T」の横棒が金融・不動産の幅広い基盤スキルを、縦棒がESG、DX、あるいは特定アセットといった分野での誰にも負けない深い専門性を表します。幅広い基礎知識の上に、鋭く尖った専門性を築き上げること。これが、これからのキャリア戦略の要諦といえるでしょう。   2. キャリアを加速させる資格と経験 自身のスキルを客観的に証明し、キャリアアップの機会を掴むために、戦略的な資格取得は非常に有効です。 不動産証券化協会認定マスター: 不動産と金融の架け橋となる知識を体系的に有することを証明する、極めて価値の高い資格です。不動産を証券化し、投資商品として組成・運用する現代の不動産投資ビジネスの根幹を理解している証であり、特にAM職への就職・転職においては、必須の資格と見なす企業も少なくありません。 宅地建物取引士: 不動産取引における法律・実務の基礎知識を証明する国家資格です。業界で働く上での登竜門的な資格と位置づけられています。 証券アナリスト(CMA): 高度な証券分析、財務分析、経済分析の能力を証明する資格であり、金融のバックグラウンドを強め、投資判断の精度を高めたい場合に非常に有効です。 また、AMを目指す上では、多様なバックグラウンドからのキャリアパスが存在します。未経験から挑戦する場合でも、これまでの経験を強みとして活かすことが可能です。例えば、PMとして現場のオペレーションと収支管理を深く理解した経験、不動産仲介としてマーケット感覚と人脈を培った経験、金融機関でストラクチャードファイナンスや融資に携わった経験などは、いずれもAM業務に直接活かせる貴重なスキルセットとなります。   3. 主要企業と年収水準の紹介 日本には、多様なバックグラウンドを持つ不動産アセットマネジメント会社やプロパティマネジメント会社が存在します。デベロッパー系(三井不動産グループ、三菱地所グループ等)、金融機関系(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、野村アセットマネジメント等)、商社系、独立系、そして外資系ファンドなど、各社それぞれに特徴や強みがあります。 年収水準は、職種、経験、そして企業のタイプによって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。 アセットマネジメント(AM): 比較的高い年収水準が期待できる職種です。日系の会社であれば、若手のアソシエイトクラスで年収700万~1,000万円程度からスタートし、経験を積んだマネージャークラスでは1,500万円を超えることも珍しくありません。特に、外資系のファンドでは実力主義の傾向が強く、シニアクラスになると年収2,000万円を大きく超えるケースもあります。 プロパティマネジメント(PM): AMと比較するとスタートラインの年収は穏やかですが、安定したキャリアを築くことができます。一般的に年収450万~550万円程度から始まり、経験豊富なマネージャーや大規模物件を統括するポジションでは年収700万円以上を目指すことが可能です。 これらの年収はあくまで目安であり、個人のスキルや実績、そして転職市場の動向によって変動します。自身の市場価値を正確に把握し、最適なキャリアプランを描くためには、専門のエージェントから最新の情報を得ることが重要です。 変化を好機に ― あなたのキャリアをデザインするために 現在の日本の不動産投資市場が、ESGとDXという新たな価値基準の浸透、そして伝統的アセットの再定義とオルタナティブアセットの台頭という、二つの大きな地殻変動の最中にあることを解説してきました。 この変化の時代において、最も重要な資質は、現状に安住せず、常に学び続ける姿勢です。市場のルールが変わり、求められるスキルが進化していく中で、自身の知識と能力を継続的にアップデートしていく意欲こそが、未来の市場で価値を発揮し続けるための唯一の鍵となります。 複雑化し、専門化する市場は、一見すると乗り越えるべき壁が高いように感じられるかもしれません。しかし、視点を変えれば、これは自身の専門性を磨き、他者との差別化を図るための絶好の機会です。かつてないほど多様なキャリアパスが拓かれ、新しい分野で第一人者となるチャンスが、今、目の前に広がっています。 このダイナミックな市場の複雑性を脅威と捉えるか、それともキャリアを飛躍させる好機と捉えるか。その選択が、あなたの未来を大きく左右します。 私たちは、不動産・金融分野に特化した転職エージェントとして、この変革の時代を共に歩むパートナーでありたいと考えています。市場の最前線の情報を提供し、皆様一人ひとりのスキルと志向に合った最適なキャリアパスを共にデザインすることで、皆様がこの市場で輝かしいキャリアを築くためのサポートを全力で行うことをお約束します。   不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ – 参考URL Report わが国の不動産投資市場規模(2023 年) 2024年不動産投資市場動向の振り返り|2025年の展望は?今後の動向予想を解説 日本不動産投資市場・市況レポート 2023 年下半期 不動産投資市場動向(2023年第1四半期)~不動産売買は急減速。国内市場外で高まるリスクに注視 | ニッセイ基礎研究所 【2024年】日本の不動産投資市場を振り返る 2025年の日本不動産投資市場動向の展望と2024年の振り返り 第5回 不動産投資オーナーのESG意識調査~環境関連法令・諸制度の変更 運用に良い影響~ | 株式会社グローバル・リンク・マネジメントのプレスリリース ESG不動産投資が変える日本の不動産市場 ~我が国不動産へのESG投資の促進に向けて~ 不動産ESG投資の動向と課題展望 不動産分野の社会的課題に対応するESG投資促進検討会 - 国土交通省 宅建法改正でDX加速ーー不動産スタートアップの最新動向 - KEPPLE REPORT 【不動産業界のDX推進状況調査 2024】不動産テック企業7社・不動産メディア共同企画「DX推進すべき」が99%で過去最高! 75%以上の企業がDXによる効果を実感 | 株式会社スペースリーのプレスリリース 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「DX動向2024」 不動産業界の DX推進状況調査 2024 不動産業界におけるDXの現状と今後の展望|Mudness Partners DX 白書 2024 不動産金融の仕事内容 不動産AM(アセットマネジメント)とは?仕事内容から事業の始め方まで徹底解説 | マネーフォワード クラウド 不動産業界の次なる一手!アセットマネジメントへの華麗な転職術 - KOTORA JOURNAL 不動産業界のアセットマネジメントとは|業務内容や主な企業を紹介 不動産のアセットマネジメントとは? 8つの業務内容について解説 | 仲介手数料無料のREDS 不動産業界のアセットマネジメントとは?仕事内容と転職するポイントを解説 「プロパティマネジメント」とは?未経験でも挑戦できる魅力的な仕事の裏側 - KOTORA JOURNAL ●監修者 bloom株式会社 最高執行役社長 小田村 郷 慶應義塾大学を卒業後、三井不動産リアルティ株式会社に入社し、不動産仲介(リテール・法人)の第一線で実務経験を積む。 その後、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社に移籍。不動産ファンドのアセットマネジメント(AM)業務を専門に担当し、投資家サイドの高度な専門知識を習得する。 独立後、bloom株式会社に参画。最高執行役社長として、不動産仲介からアセットマネジメントまで、不動産業界の川上から川下までを熟知したプロフェッショナルとして事業全体を牽引している。

    転職成功事例

    転職成功事例

    総合不動産管理会社への転職成功事例:Oさん(32歳|女性)ケース

    総合不動産管理会社への転職成功事例:Oさん(32歳|女性)ケース 前職:ITサービス、グローバルサポート事業会社 転職後:総合不動産管理会社 Oさん(32歳)女性 【年収の変動】 前職:350万円 転職後:540万円 はじめに:ITから不動産業界へ。異業種転職というチャレンジ Oさんとの出会いは、他社エージェントを利用しながらも「どこに応募しても通過しない」という壁にぶつかっていたタイミングでした。ご自身で宅建士の資格を取得し、本気で不動産業界を志しているにも関わらず、未経験であることを理由に門前払いが続いていたことに、不安と焦りを感じておられました。 私たちは、そんなOさんの思いと不安を丁寧に受け止め、「なぜうまくいかないのか」「どうすれば変わるのか」を一緒に紐解いていきました。 🔗外資系AM会社への転職成功事例:Yさん (29歳/女性)のケース 転職活動期間と応募状況 Oさんの転職活動期間は、約2か月間と比較的短期間でした。 最終的には8社に応募し、総合不動産管理会社からの内定を獲得されました。 初回面談で見えてきた課題と可能性 初回面談では、他社でうまくいかなかった原因を整理するところから始めました。 Oさんが抱えていた最大の不安は、 「未経験でも、本当に不動産業界に転職できるのか?」 というものでした。 その不安を和らげるため、過去に未経験から不動産業界に転職された方々の事例や、実際の企業人事からの評価ポイントを共有しました。実例を通じて「評価される視点」を理解していただいたことで、徐々に自信を取り戻していただけました。 応募企業の選定とOさんの重視ポイント Oさんが重視していたのは「キャリアとしての成長性」でした。 将来、同じ会社で長く働くにしても、別のステージに移るにしても、経験を活かしながらキャリアアップできる道があるのか。その視点をもとに企業を精査し、選考を進めていきました。 不動産業界を選んだ理由と活かせた前職経験 もともとOさんはマンションを中心とした不動産に関心を持っており、「どうせなら、好きなものに関わって働きたい」という想いを持っておられました。今回の転職は、その想いを実現する大きな一歩だったのです。 前職ではシステムの保守運用をご担当されていましたが、不動産業界においても業務のIT化やDX推進が進む中で、IT知見は確実に評価される武器となりました。 面接対策で意識した“評価ポイントの言語化” 今回の転職では、面接対策に特に力を入れました。 すでに書類選考の段階で企業側から一定の関心を持っていただけていたため、事前に人事担当者へ確認を行い、 どの点に関心を持っていただけたのか どのような経験を、どう伝えれば効果的か といったポイントを整理し、それをもとに面接準備を行いました。 3回にわたる模擬面接・想定問答の調整を通じて、Oさんが自身の強みを「言語化」できるようサポートさせていただきました。 転職成功のカギとなったのは「自己理解」と「企業理解」 今回の転職が成功した最大の理由は、企業理解と自己理解を丁寧に重ね合わせたことに尽きます。 Oさんは、転職先企業がどのようなビジネスを展開しているか、その中で自分がどのように貢献できるか、将来的にどのような成長が描けるかを、しっかりと言語化できていました。 「今、自分は何を提供できるのか」 「この企業で、どのような未来を築いていきたいのか」 この2つの視点を持ち、面接官に伝えられたことが、高く評価されたのだと考えています。 未経験から不動産業界へ ― 今後増えるであろう成功事例 近年、不動産業界ではITやDX領域を中心に異業種からの転職者が確実に増えています。Oさんのように、未経験であっても「不動産に関わりたい」という想いを持つ方には、これからますます多くのチャンスが生まれていくでしょう。 最後に ― 不動産業界への転職を目指すあなたへ 未経験だからといって、チャンスがないわけではありません。 大切なのは、自分の過去の経験がどう活かせるのかを一緒に整理することです。 不動産業界に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 あなたのこれまでの経験の中に、きっと活かせる強みが眠っています。 不動産、金融転職に特化したサポートをしているbloom株式会社では、これまでのご経験をどのように新しいキャリアに繋げられるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ –

    転職成功事例

    外資系AM会社への転職成功事例:Yさん (29歳/女性)のケース

    前職:不動産AM3年 → 海外で翻訳業務3年 転職後:外資系アセットマネジメント会社 Yさん(29歳/女性) 年収の変動 前職:550万円 転職後:1000万円 転職活動のスケジュールと戦略設計 Yさんの転職活動は、おおよそ半年のスパンでした。海外在住であったことから、帰国前に一度オンライン面談を実施し、スケジュール感や希望条件、キャリアの方向性を擦り合わせ。その3ヶ月後、帰国を目前に再度面談を行い、本格的な転職活動をスタートしました。 通信トラブルや時差の問題などもありましたが、柔軟に対応いただけた企業様のおかげもあり、実質2〜3ヶ月での内定となりました。   初回面談で大切にした「距離感と理解」 初回の面談では、同年代ということもありリラックスした雰囲気の中で雑談を交えながら、現地での生活状況や将来展望をヒアリング。単なるスキルの棚卸しではなく、「どういう働き方をしたいのか」「どんな環境を望んでいるのか」といった価値観に寄り添ったヒアリングを意識しました。   経験がどう評価されたのか?通訳業務とAMスキルの融合 Yさんは、海外大学にて大学学長の秘書や通訳・翻訳業務に従事されていました。日本語・英語の両言語で対外折衝に携わっていたご経験は、外資系AM企業でも即戦力として評価されるポイントでした。 また、不動産AM経験も3年と一定の実務知識を有していたため、「英語力 × AMスキル」の掛け合わせが非常にユニークかつ市場価値の高い人材として評価されました。   応募から内定までの選考プロセス 応募企業は5社。そのうち2社から内定を獲得されました。 Yさんにとって、海外からの応募というイレギュラーな事情もあったため、我々エージェント側では以下の支援を行いました: 候補者ニーズの即時把握と情報提供スピードの強化 企業側への状況共有(海外在住である点、通信環境の制約など) 時間調整やトラブル発生時のフォローアップ 面接対策における英語での想定質問アドバイス   転職の軸は「経験の活かし方」と「柔軟な働き方」 Yさんが特に重視されたのは、これまで培ってきた英語力やAM経験がしっかり活かせるかどうか、そしてワークライフバランスが柔軟な環境であるか、という点でした。 実際、応募された企業の選定もこの2点を基軸に行い、社風や働き方に対する懸念については企業側にも詳細を確認。その内容をYさんと共有することで、不安を払拭できたと感じています。   面接で高く評価された点 面接官から特に高評価だったのは、やはり英語力と不動産AMに関する理解の深さです。他候補者と比較しても、実務に対する視座の高さや、実践的なスキルが抜きん出ていたとのフィードバックをいただきました。   不動産金融特化のキャリア支援とは? bloom株式会社では、不動産金融(ファンド)領域に特化したキャリア支援を行っています。 この分野は不動産業界の中でも「上流」に位置しており、そもそもどんなキャリアパスがあるのか分からないという方も多いのが実情です。 現在の市場価値の診断 キャリア戦略の立案 業界・企業ごとの違いや働き方の実態 年収レンジの相場感 など、個別最適化された情報と戦略をご提供しています。   最後に 不動産業界を一度離れたご経験がある方の中には、戻ることに不安を抱えている方も多いかもしれません。しかし、Yさんのように語学力や業界経験を武器に、「理想の働き方」と「高年収」の両立を実現できるケースは確実に存在します。 「今の自分に価値があるのか分からない」「次のキャリアステップに悩んでいる」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの“知らない強み”を一緒に言語化し、最適な道筋をご提案いたします。   🔗– お問い合わせ –

    転職成功事例

    ファンドコンサルティング型不動産デベロッパーへの転職成功事例:Iさんのケース

    前職:大手製造メーカー 経理職 転職後:ファンドコンサルティング型不動産デベロッパー 経理副部長 Iさん(37歳)男性 年収の変動 前職:1310万円 転職後:1380万円 転職の動機と初回面談の内容 Iさんが転職を決意した理由は、自分の経理職としての経験を活かしつつ、さらなる成長性を求めていたことでした。彼は、大手製造メーカーという安定した企業に勤務していたものの、現状に対して「さらに上の企業を目指すのは難しい」と感じていました。そこで、転職エージェントとの初回面談では、より成長が期待できる業界へチャレンジしたいという意向を伝え、年収アップも重要なポイントであると語りました。 エージェントは、Iさんの希望に対して、経理職というスキルを活かしつつ、建物の「モノづくり」に携われるデベロッパー業界への転職を提案。具体的なビジネスモデルに挑戦し、新しいプロダクトを手掛ける企業でスキルアップできる点が、Iさんにとって魅力的だったようです。この提案により、Iさんは前職と同じ経理職を維持しながらも、新たなキャリアの可能性を広げる選択肢を見出すことができました。   転職活動の詳細と選ばれた企業 Iさんが転職活動を始めたのは、同じ経理職を希望していたものの、企業規模や業界が異なることに対して不安を感じていました。製造業界から不動産業界への転職は一見大きな業界変更に見えますが、Iさんは経理職としての経験を基に、新しい業界でも十分に自分のスキルが通用するという確信を持っていました。転職活動期間は約3ヶ月、ゴールデンウィークを挟んだため若干時間がかかりましたが、最終的にはファンドコンサルティング型不動産デベロッパーで経理副部長というポジションを勝ち取りました。 彼が転職後に最も注目したポイントは、年収とビジネスモデルでした。転職先企業は、初任年収が約1400万円、会社平均の給与は1600万円に達しており、今後の年収の伸びが期待できる点が非常に魅力的でした。また、製造業界に対する不安を感じていたIさんは、時代に合った優位性を持つビジネスモデルを展開している不動産デベロッパー企業の選定において、長期的に働き続けながらキャリアアップができると感じたことが、最終的に転職成功へと繋がりました。   転職活動中の不安とその解消方法 Iさんは、異業界への転職ということで不安を感じていました。特に、不動産業界が今どのような状況にあり、将来的に長く働けるのか、また新しい会社で学べるスキルが将来再度転職する際にどう評価されるかという点が気がかりでした。しかし面談を通し、不動産業界の現状や今後の見通しについて詳細に説明し、安心していただけるよう努めました。業界特有の知識を得ることで、Iさんは自信を深め、転職先での将来に対しても前向きな気持ちを持っていただけました。   面接で評価されたポイント 面接では、Iさんの経理スキルが大きな強みとして評価されました。異業界からの転職であったにもかかわらず、前職での経理職の経験がそのまま役立つことが認められたのです。また、コミュニケーション能力も高く評価されました。Iさんは、話がスムーズかつ端的であり、またウェットな人柄が面接官に良い印象を与えたといいます。このような点が面接を通過するうえで重要な要素となり、転職先企業とのマッチングを成功に導きました。   転職成功の秘訣 Iさんが転職に成功した理由は、まず「自分の成長したい方向」が明確であったことにあります。彼は、目先の年収や「より大手企業へ」という垂直的なキャリアアップだけを追求するのではなく、経理職としてのスペシャリティを維持しながら、新しいプロダクトやファンドビジネスに携わり、成長していくことを重要視しました。こうした明確な成長ビジョンを持つことで、転職活動の際に必要なアクションをしっかりと取ることができました。 転職活動中に心がけるべきこととして、エージェントに自分の希望や将来像をしっかり伝えることが大切です。Iさんもエージェントとの面談で、自分のキャリアの方向性や希望する条件を明確に伝え、その上でエージェントが新たな視点を提供してくれたことが大きな助けとなったと述べています。   不動産業界への転職の可能性 Iさんのように、異業界から不動産業界へ転職するケースは今後も増えると考えられます。「業界が異なる・業種が違う転職」はまだ少ないものの、将来的にはこの流れが加速することが予想されます。特に、収益性や将来性のある業界への転職を通じて、意外と簡単にキャリアアップを実現できる可能性があることが示唆されています。転職活動において重要なのは、単に年収やポジションを追い求めるのではなく、自分が成長できる環境に身を置くことが成功への鍵だと言えるでしょう。   結論 Iさんの転職成功は、単なる業界変更にとどまらず、自身のキャリアの成長とビジョンに基づいた理想的な選択をした結果です。経理職としての専門性を活かしつつ、ファンドビジネスや新しいプロダクトに挑戦することによって、今後も成長し続けることができる環境を手に入れることができました。Iさんの事例は、他の転職希望者にとっても貴重な参考になるかと思います。 不動産アセットマネジメントに特化したbloom株式会社では、これまでのご経験がどのようにAM業務に繋がるのか、丁寧にご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。 🔗– お問い合わせ –

    1分登録完了 無料転職支援サービスに登録する