脱営業職!ファーム転職で実現するビジネスリーダーへの未来

「今後もずっと営業職でいいのか?」

「今はいいけど、ゆくゆくはマネジメントする側にいきたい」

「中長期的な視点を以てビジネスに携わりたい」

営業職に従事する皆様はこのようなことを考えたことはないでしょうか?

私自身も営業職として長く従事したこともあり、営業職自体の面白みや他では得難いソフトスキルがつくことはよく知っているつもりです。
ただ営業職から転職を考える際、「コンサルタント」という選択肢が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。営業職で培ったスキルは、コンサルティング業界においても大いに活用できます。しかし、異業種・異職種への挑戦には独特の壁が存在するのも事実です。この記事では、営業職からコンサルタントへの転職を目指す方のために、その心得や成功のための具体的なポイントを徹底解説します。

  1. 営業職からコンサルへ転職するメリットとは?

1-1. 業界・職種の壁を越えた市場価値の向上

営業職で磨いたスキルは、業界や職種を超えて評価されるものが多く含まれています。たとえば、顧客との交渉力、提案力、ニーズの把握能力などは、コンサルタントがクライアントに価値を提供する際にも不可欠なスキルです。これらのスキルを持つ人材は、未経験からのコンサルタント転職でも強みを発揮できます。

1-2. 戦略的視点を習得できる

営業職では日々、具体的な数字目標に向けて動く一方で、コンサルタントの仕事はより上流の課題解決にフォーカスします。この転職によって、売上や利益といった短期的なゴールから一歩引いた「企業全体を見渡す視点」を身につけられるのです。

1-3. キャリアパスの多様性

コンサルタントとして多様な業務を経験することで、将来的には経営層や事業責任者としてのキャリアも視野に入れられるようになります。たとえば、ITコンサルであればデジタルトランスフォーメーションを推進する立場に、戦略コンサルでは企業のM&Aや新規事業立ち上げに深く関与する道が開けます。

  1. 営業職の経験が活きるコンサルタントの仕事

営業職で得たスキルや経験は、コンサルティング業務のあらゆる場面で活かされます。以下の具体例から、あなたの強みを転職活動にどうつなげるべきかを考えてみてください。

2-1. 顧客ニーズの洞察力

営業職で培った「顧客が本当に求めているもの」を見抜く力は、コンサルタントにとっても極めて重要です。たとえば、業務改善プロジェクトでは、単なる効率化ではなく「クライアント企業が何を成し遂げたいのか」という本質的なニーズを正確に理解する必要があります。

2-2. 対人関係の構築力

営業の現場では、顧客との信頼関係が成果に直結します。このスキルは、コンサルタントがクライアントと協働する際に欠かせません。特に経営層と直接やり取りを行う場面では、迅速かつ的確に信頼を築ける能力が高く評価されます。

2-3. 成果を追求する姿勢

営業職での経験は、「成果を出す」という意識を強く育てます。コンサルタントとしてプロジェクトのゴールを達成するためには、目標に向かって粘り強く取り組む姿勢が求められます。締め切りが厳しい環境や、複雑な課題を乗り越える際にも、この姿勢が力となるでしょう。

  1. 営業職からコンサルタントになるためのステップ

3-1. 自己分析と目標設定

まずは、自分がコンサルタントを目指す理由を明確にしましょう。「なぜコンサルタントになりたいのか」「どの分野で活躍したいのか」を具体化することで、志望動機が説得力を増します。

3-2. 基礎知識の習得

コンサルティング業界で活躍するためには、基本的なフレームワーク(3C、SWOT分析、ポーターの5フォースなど)の習得が必要です。これらはコンサルタントの業務の基礎となるため、転職活動前にしっかりと身につけましょう。また、ケーススタディの演習を通じて実践的な問題解決力を鍛えることも大切です。

3-3. 営業実績を活かしたアピール

営業職での経験をどのようにコンサルティング業務に応用できるかを具体的に伝えることが重要です。以下のような切り口で整理すると効果的です:

  • 課題解決力:顧客の課題を特定し、解決策を提案した具体例。
    -コンサルタントは「課題解決」の連続です!
    -自身の営業プロセスを見直した経験を原因が何だったのか?それに対してどのような策を講じたのか?などを具体的に語れるようにしておきましょう
  • プロジェクトマネジメント力:期限内に目標を達成した経験。
    -コンサルティングサービスはすべて「期限のある」「プロジェクト型」の仕事です
    -営業でも職種によっては提案期間が長く、「プロジェクト化」することがありますので、うまく訴求していきましょう
    -チームマネジメントの経験も買ってもらえる可能性が高いです
  • 定量的な成果:売上や目標達成率など、数値で示せる成果。
    -コンサルタントはファクトに基づきソリューションを出していきます
    -売上のみならず、KPIの達成度合いや、KPI設定の考え方などにも訴求するとよいです

3-4. ケース面接への準備

コンサルタントの選考では、ケース面接が避けて通れない試験です。(勿論、ケース面接を実施しない企業もございます)
これは、ビジネス課題を与えられ、その場で論理的に分析し解決策を提案する形式の面接です。頻出するケース問題を解き、ロジカルシンキングを磨きましょう。

  1. 成功のポイント:営業職からコンサルタントへの転職を実現するために

転職活動を成功させるためには、以下のポイントを押さえることが不可欠です。

4-1. 一貫性のある志望動機

コンサルタントを目指す理由を一貫して伝えることが重要です。「なぜ営業からコンサルタントへ転職したいのか」「なぜそのファームを選んだのか」を論理的に説明できるように準備しましょう。一貫性のない回答は、面接官に不信感を与える原因になります。

4-2. 自己ブランディング

そもそもクライアント向けに常に向き合って来た経験は、コンサルタントとしても高く評価されることが多いですので、
営業職での実績や経験を「コンサルタントとしてどう活きるのか」に結びつけて語れることが、採用へのカギです。
たとえば、「営業で築いた顧客ネットワークや深い業界知識を活かし、クライアントの課題解決に貢献できる」といった具体例を用意しておきましょう。

4-3. ケース面接での練習

ケース面接では、問題を細分化して論理的に解を導き出す能力が問われます。初めての場合は難しく感じることも多いので、模擬面接などで、実践的な準備を積むことが必要です。
最近ではYoutubeなどでも模擬面接をあげられているものも多いので見ていただくこともよいと思いますが、実戦形式で練習することをお勧めします。
やってみると自身の思考の癖がわかることも多くございます。

4-4. 学ぶ姿勢と柔軟性のアピール

コンサルティング業界では、常に新しい課題に直面します。そのため、学習意欲と柔軟性をアピールすることが大切です。たとえば、これまでのキャリアで新しい業務やプロジェクトに挑戦したエピソードを挙げると良いでしょう。

  1. 営業職からコンサルタントへの転職で得られる未来

営業職からコンサルタントへの挑戦を乗り越えることで、あなたは企業の成長を支える「戦略パートナー」として活躍できるようになります。また、幅広い経験を積むことで、事業会社の経営層や起業家としての未来も見据えることが可能です。

営業職での経験は、コンサルタントとして成功するための大きな武器になります。しかし、それを採用側に伝えるためには、入念な準備と努力が必要です。この記事を参考に、次のキャリアへの一歩を踏み出してみてください。あなたの挑戦が実を結ぶことを心より応援しています!