コンサル転職の志望動機は“ファーム特性別対策”が鍵|ファームの違いを徹底比較

“なんとなく成長できそう”では落とされる!志望動機に必要な視点とは?

コンサル業界に転職したいけれど、「志望動機」をどう伝えれば良いのか? そんな悩みを抱える方は少なくありません。コンサルティングファームの仕事は、年収が高い、キャリアの成長が早い、仕事の影響力が大きいなどの魅力から、未経験の第二新卒や中途採用の希望者も増えています。

ただ、戦略系・総合系・IT系・FAS系など、ファームごとに役割や求められるスキルは異なります。まずは種類ごとの特徴を理解し、自分の経験や目標と照らし合わせて志望動機を考えることが大切です。

本記事では、主要なコンサルティングファームのタイプ別特徴を紹介し、それぞれに適した志望動機の考え方を解説します。経験者・未経験者問わず、志望動機を深めるヒントにしてください。


どのコンサルが自分に合う?ファーム別特徴をわかりやすく整理!

コンサルティングファームは、サービス内容により主に以下のように分類されます。

🔗コンサルティングファーム転職|未経験者採用と経験者採用の違いを徹底解説


エージェントが見てきた“通る志望動機”|コンサル特性別の傾向と対策

コンサルティング業界は専門分野こそ異なりますが、求める人材のコアは共通しています。
コンサルファームへの転職で押さえるべき志望動機のポイントを見てみましょう。

「なぜ事業会社ではなくコンサルなのか」を明確にする

最も重要なのが「他の選択肢ではなく、なぜコンサルなのか」という動機の明確さです。

  • 1社ではなく複数の企業に対して価値を出したい
  • 特定業界だけでなく、さまざまな領域の課題解決に携わりたい
  • 自らの思考力・構想力を用いて、変革を支援したい

「問題解決」や「構想」に対する興味と適性を示す

どのコンサル領域でも、根底にあるのは課題発見・解決能力です。

  • 仮説を立てて検証し、提案に落とし込むまでの思考プロセスが好き
  • データや事実から本質的な課題を読み解く力を高めたい
  • 不確実性の高い状況でも前向きに試行錯誤することを厭わない

急成長環境での自己投資・成長意欲を伝える

コンサルファームは様々な業界/業種の方を相手にする業界のため、常に学習が求められます。
また、成長し続ける姿勢は全ファームで共通の評価ポイントです。

  • 高い水準での仕事を通じて、自身を磨きたい
  • 多様な人材との協働から学びを得たい
  • フィードバックや試行錯誤を糧にできる素直さ・粘り強さ

将来のビジョンとリンクさせる

「なぜ今コンサルに入るのか?」という文脈での一貫性も重要です。コンサルファームに入社した後にどうなりたいかまで明確にすることで、説得力を増すことができます。

  • コンサル経験を通じて視座を高め、ゆくゆくは〇〇に挑戦したい
  • 事業会社や起業に進むにせよ、構想力や実行力を磨きたい

上記のような4つのポイントを押さえて、志望動機を作成しましょう。
次に、もう一段深く、コンサルの特性別の志望動機で押さえるポイントをご紹介します。


志望動機をつくる“3つの問い”で、深さと軸を手に入れる

志望動機に詰まる人の多くは、“自分の中にある答え”を言語化できていないだけです。
まずは、この3つの問いから掘り下げてみてください。

なぜコンサルなのか(Why業界)

あなたがコンサルファームに転職することに惹かれるとしたら、それはなぜでしょう?
「複雑な状況を整理し、人の役に立てた経験にやりがいを感じた」
「将来的に起業するうえでの構想力や実行力を学びたい」
それぞれ核となるような経験/想いはあるはずです。
感覚的な憧れではなく、“原体験”で語ることが説得力を生みます。

なぜこのファームなのか(Why企業)

「どのコンサルでも良い」では、相手に刺さりません。
そのファームのミッション・案件スタイル・カルチャーと、自分の価値観がどう重なるのか? ホームページの言葉だけでなく、OB訪問・社員インタビュー・IR資料などから“自分の言葉”で語る理由を見つけましょう。

なぜ自分なのか(Why自分)

最後に問うべきは、「なぜ今、自分がそのファームに必要なのか」。

過去の経験で得た強み・視点・スキルが、志望先の業務にどう活きるのかを結びつけることが重要です。ここを深めると、志望動機が“自分を採用するうえでの提案”になります。

企業研究と自己理解、どちらも表面的でなく“深さ”を持たせることが、あなたらしい志望動機につながります。


こんな志望動機は通らない!NG例とその直し方

せっかくの経験や意欲があっても、「伝え方」で損をしている人は意外と多いです。
ここでは、コンサル志望でよく見かけるNGパターンと、その改善ポイントを紹介します。

NG例①:「成長できそう」などの誰にでも当てはまってしまう表現
改善策:どんな力をなぜ伸ばしたいのか言語化

NG例②:「社会課題の解決に共感」などの汎用的でどの企業にも通じるような内容
改善策:その企業でなければならない理由を、具体的な取り組み、人、PJTに紐づけて語る

NG例③:「スキルアップできる環境が魅力的」という自分が得られるものが中心の内容
改善策:まずは「自分が何を提供できるか」を軸に構成し、その環境でこそ力を発揮できる理由を添える


まとめ|“誰でも挑戦できる”を、“あなたが挑戦する理由”に変えるために

コンサルティング業界への道は、未経験者にとっても決して閉ざされていません。

どのファームを選ぶか迷っている方も、そもそも自分がコンサルに向いているのか分からない方も、
まずは「なぜ自分がこの道に惹かれるのか」に立ち返ってみてください。
この記事が、あなたらしい志望動機を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

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