【ポストコンサル】コンサルティングファーム後のキャリアは?可能性広がるコンサルタントの次の転職

「なぜコンサルファームに行くのか?

「コンサルファームの次に何をしたいのか?」

この問いに答えられる理由をもって門を叩くと入社後にもより力も湧くことでしょう。

ご自身のキャリアに対して深く考えるきっかけにもなると思います。

大きく言うとコンサルタントとしてのキャリアと、経営者としてのキャリアがあげられます。


1.プロのコンサルタント

 

『プロスポーツ選手みたいに』

 

コンサルティングファームに行きたいと思う動機にはいろいろあると思いますが、

多くの方はコンサルファームの中で転職を何度かする人もいます。

自身の給料や、やりたいコンサル領域等に応じて転職をするという感じです。

 

プロスポーツ選手でも、例えばサッカーで言うなら、

「自分はもっとパスサッカーをやりたい」

「フィジカル強度の高いリーグに身を置きたい」

「もっと高い年俸を上げていきたい」

などチームを移籍する理由がいろいろあるように、

コンサルティング業界でも転職をしていきます。


2.コンサルタントとして個人事業主

 

『自分の時間は自分で売れる』

 

コンサルタントになると、自分の時間をクライアントに売ることが当たり前になります。

自分の1人月が400万円で取引される、それが日常になります。

 

自分自身の時間がいくらで取引されているのかわかると、
そこを基準として個人事業主としても活躍できるようになります。

ただし、個人事業主となることにはデメリットがあるのも事実です。

それは個人事業主になることで大きな仕事に携わる機会は減ることです。

どうしても大手企業が発注する重要課題では、コンサルファームの企業規模も見られてしまったり、
調査ができる幅や深さもファームの母体の大きさによって変わってしまう実態もあることから、
どうしても個人事業主では受けにくいことがあります。

それでも働く時間や、担当するテーマなどを自由に選びやすい個人事業主を選択することが出来ます。


3.事業会社のCxO/経営メンバーや企画系ポジション

 

『経営にかかわりたい』

 

コンサルティングファームへの志望動機として良く聞くのがこの理由です。

そして実際にそれが実現できている人が多いのです。

 

事業会社で勤務していると、「通常業務」に多くの時間を割くことになります。

新規事業や会社をあげてのプロジェクト等の「非通常のプロジェクト」があったとしても、

それに携わることが出来る人はごくわずかであり、関われたとしてもその会社で一定の成果を残してきた人間であることがほとんどです。

それこそ、プロジェクトオーナーとなるのは社内でも有名な部長格や役員クラスという事も多いです。

「企画」とはその名の通り、事業会社において「何かをする為のアイデアを考え、実現までの計画を立てる」事であり、まさに経営層が携わるものといえます。

 

コンサルティングファームは違います。

プロジェクトは事業会社における「非通常のプロジェクト」を外部から支援することです。

事業会社における企画部隊が担う業務を、当然のように若手の頃から、短スパンでいくつもこなしていくのです。

また、クライアントのレイヤーも高い為、

そのような方々と渡り合うためのビジネススキルも高く身についていきます。

 

ですので事業会社の企画ポジションやベンチャーのCxOなどのポジションで有難がられる存在となっていくのです。


4.起業

 

『この仮説、自分でやったらどうなるんだろう』

 

コンサルタントとして仕事をしていると最先端のトレンドや、

新事業の検討機会などと多く巡り合うことになります。

 

そのような環境下においては実際に自分でやったらうまくいくのか、と考える人が一握りいます。

そこに勇気が加われば起業という選択肢を取る人が現れてきます。

 


このように自分自身の未来の姿を少し想像しながら、

コンサルティングファームの門を叩いてもらいたいと思っています。