不動産アセットマネジメントは激務か?不動産AM実務経験者が監修する一日・一か月の働き方、リモートワークの実態を公開

1.不動産アセットマネジメント(AM)の働き方とは

不動産アセットマネジメントは投資家からお金を預かり、物件を取得し、運用して、売却するところまでを一気通貫で投資運用・管理することで、投資家からフィーを受領しております。主に物件取得の段階(アクイジション)と運用段階(期中)で働き方も異なります。不動産ファンド業界は忙しいという印象がございますが、不動産アセットマネジメントの実務経験から記載しておりますのでご参考ください。
以下は関連記事のリンクとなります。

不動産AMの仕事内容自体はこちらの記事でご紹介しております。

・アクイジションの場合

働き方の特徴として忙しい時と時間がある時の差が激しい傾向にあります。特定の物件を取得する際にはその物件の概要を不動産仲介会社から仕入れ、収支を計算して、投資家に報告。購入申込をして、契約書関係を揃え、クロージングします。ここまでを素早くやらなければならないため、ディールが発生する期間には残業が増える傾向にあります。ただし、物件取得が落ち着いた時期では定時に帰る方たちも多くいらっしゃいます。特に契約フェーズ(ドキュメンテーション)では弁護士とのやり取りも多く発生して、21時を超えて働く可能性がある場合もあります。

・期中AMの場合

働き方の特徴として忙しい時と時間がある時の差があまりない傾向にあります。物件の価値を上げるためにプロパティマネジメント会社の人と主にやりとりをすることが多いですが、夜遅くまでやらなければならないことは特段ない印象です。投資家とのMTG前の準備や年度資金計画を作ることなど、イベントは発生しますが恒常的にある一定量の仕事があります。そのため比較的自分で仕事をコントロールしやすいです。


2.不動産アセットマネジメント(AM)の動き方(期中AMの日々のルーティーンや仕事内容例)

一日の働き方

 

 

一か月の働き方

 

 


3.不動産アセットマネジメント(AM)のリモートワークの実態

・アクイジションの場合

物件を見にいくことがない日はリモートワークをすることも可能です。週1-2程度であればリモートワークをしている方は実際にいらっしゃいましたし、外で物件を見に行く頻度も週2程度はありますので、比較的に自由に仕事ができます

・期中AMの場合

基本的に会社にいかないとできない仕事はないかと思います。フルリモートを実施している会社はほとんどありませんが、一部の会社ではそれを実施している会社もあります。週1-2程度のリモートワークを取り入れている会社はございます。


4.まとめ

不動産AMはアクイジションと期中AMで働き方がかなり異なります。激務かどうかという話ですと、瞬間最大風速でアクイジションがディールの時期に忙しくなる場合はあります。期中AMについては恒常的に仕事が一定程度あります。
会社によるところもありますが、転職の際には働き方を重視する方であれば、AM会社の特徴を見極める必要がございます。
不動産AM会社のご転職の際にはbloom株式会社にぜひお問合せください。